“特別”な『ルノワール展』2016年4月、国立新美術館にて開催!

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2015.10.20
ピエール・オーギュスト・ルノワール ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会 1876年、油彩/カンヴァス、131.5×176.5cm、オルセー美術館 © Musée d'Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF

ピエール・オーギュスト・ルノワール ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会 1876年、油彩/カンヴァス、131.5×176.5cm、オルセー美術館 © Musée d'Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF

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印象派の巨匠ピエールオーギュスト・ルノワールの日本での人気は、過去に15回もの展覧会が催されてきたほど。そんな今までの展覧会を上回る豪華な『ルノワール展』が、2016年4月から国立新美術館で開催される。これは間違いなく、2016年の目玉となる美術展のひとつ。10月16日、同館で先行して開かれた記者会見にて、みどころをじっくりとうかがってきた。

オルセー美術館、オランジュリー美術館のここでしか見られない夢の競演

記者会見にて、オルセー美術館絵画部門主任学芸員で本展監修者のシルヴィ・パトリさんは、「質の高さ、作品の多さ、何もかもが特別な展覧会です。」と語った。本展はパリのオルセー美術館、オランジュリー美術館の両方から、同時に人気作品を貸し出してもらうという、前代未聞の大胆かつ贅沢な試みを実現させた展覧会なのだ。今までにない規模でルノワールの一生涯における作品を一望できる、またとない機会となる。これは本場パリでもかなわない、まさに夢の競演だ。

オルセー美術館絵画部門主任学芸員・本展監修者/シルヴィ・パトリさん

オルセー美術館絵画部門主任学芸員・本展監修者/シルヴィ・パトリさん

印象派時代、最晩年期の傑作が初来日

約100点にのぼる作品のなかでも、初来日の目玉作品が2つ。「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」「浴女たち」だ。オルセー美術館の中心的作品であるため、今までなかなか貸し出しが許されなかったが、本展主催・日本経済新聞創刊140周年の節目を迎えるにあたり、両者の尽力によって特別にかなったという。

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」は印象派時代の傑作。庶民の幸福な休日を描き、見ているだけで人を恍惚とさせる作品だ。そこには、モンマルトル、ダンスといった当時の絵画における新しいテーマと、細やかなタッチで木漏れ日を描く技法が結晶されている。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 浴女たち 1918-1919年、油彩/カンヴァス、110×160cm、オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ピエール・オーギュスト・ルノワール 浴女たち 1918-1919年、油彩/カンヴァス、110×160cm、オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

「浴女たち」は亡くなるまでの数ヶ月で描かれた最晩年の大作だ。リウマチで動かなくなった手に筆をくくりつけて描かれたその絵からは、苦悩や暗い死の影はまったく見られない。内側から輝くような色、豊かで神々しい女性の裸体、幸福に満ちたその表情。それらは、悲しみを描くよりも幸福を描くことにこだわった画家の想いが、最後まで衰えることはなかったことを物語っている。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 田舎のダンス 1883年、油彩/カンヴァス、180.3×90cm、オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ピエール・オーギュスト・ルノワール 田舎のダンス 1883年、油彩/カンヴァス、180.3×90cm、オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ピエール・オーギュスト・ルノワール 都会のダンス 1883年、油彩/カンヴァス、179.7×89.1cm、オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ピエール・オーギュスト・ルノワール 都会のダンス 1883年、油彩/カンヴァス、179.7×89.1cm、オルセー美術館 © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

そのほかにも、45年ぶりに揃って来日する「田舎のダンス」「都会のダンス」、デッサン、パステル画、彫刻などのめずらしい作品、息子ジャン・ルノワールの映画、同時代の画家ゴッホの絵画など、みどころは書ききれないほどだ。

さまざまな時代のルノワールを、余すところなく堪能できる本展。2016年の春から夏にかけて、私たちを幸福な色彩で包んでくれるだろう。

イベント情報
オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展

【会期】2016年4月27日(水)〜8月22日(月)
 ※毎週火曜日休館。ただし5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館
【開館時間】10:00〜18:00
 金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20:00まで。※入場は閉館の30分前まで。
【会場】国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
【主催】国立新美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、日本経済新聞社
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
【観覧料(当日券・税込)】一般/1,600円、大学生/1,200円、高校生/800円 
【展覧会公式サイト】http://renoir.exhn.jp
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