安室奈美恵、ラスト全国ツアーを完走 チケットへの応募数は約510万人
安室奈美恵
安室奈美恵が6月3日、引退前最後となる全国ツアーを終えた。今年2月の名古屋ドームから始まった全国5大ドームツアー『namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜』は、6月のファイナル公演まで国内17公演で約75万人を動員。同時期に開催されたアジアツアー(中国、香港、台湾)を含めると約80万人を動員し、ソロアーティスト史上最多動員数となった。このプレミアへの応募数は約510万という驚異的な数字を記録している。
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開演前、集まったファンからは絶えない奈美恵コール。会場が暗転すると、場内は悲鳴ともとれる大歓声が巻き起こった。炎を持った演者がステージに登場し、聖火台に火を灯す壮大な演出から、近年最大のヒット曲「Hero」が披露される。
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大ヒットしたアルバムのリードナンバーでもある「Hide & Seek」「Do Me More」やドラマ主題歌「Mint」等、ダンスナンバーが続く。キュートなピンクのワンショルダーミニワンピで披露したのは、これも安室奈美恵を語る上で欠かせない「Baby Don’t Cry」や「NEW LOOK」だ。昨年TBS系ドラマ「監獄のお姫さま」主題歌として話題となった「Showtime」で更に会場のボルテージが上がると、続けざまに数々の代表曲を魅せる。「SWEET 19 BLUES」「Love Story」は、年代は異なるものの彼女のバラードの中では誰もが納得する大ヒット曲となり、会場に集まった5万2千人による大合唱となった。
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ライブ中盤、95年に発売した「TRY ME 〜私を信じて〜」のイントロが流れると、待ち望んだかのような歓声が上がる。続く「太陽のSEASON」や、サービスモニターに映る1997年と2012年のライブ映像とシンクロするというパフォーマンスを披露した「a walk in the park」、ステージの端から端まで約70mを走りきった後に即座に歌い出す「Chase the Chance」、今聞いても新しい楽曲と、当時より更に研ぎ澄まされたパフォーマンスからは、安室のアーティストとしての長い歴史を感じさせる。
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「CAN YOU CELEBRATE?」では、純白のドレスで登場した安室に、今までの熱狂が嘘のように静まり返った。本篇ラストに披露された「Do It For Love」では、「騒げ!東京!」と会場を盛り上げ、直後には「25 THANK YOU I(ハート)FAN」と書かれた巨大なセットがせり上がる。言葉を発しない安室奈美恵らしい、ファンへのメッセージの表現だ。
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アンコールでは、ワンピースの世界に安室奈美恵が紛れ込んだかのようなコラボムービーがスクリーンに映し出され、フジテレビ系アニメ「ONE PIECE」主題歌の「Hope」を歌唱。
残り2曲は、彼女の最後の音楽作品となったオールタイムベスト「Finally」の最後のトラックに収録された「Finally」と、16年ぶりに再タッグを組んだ“小室哲哉”楽曲提供による「How do you feel now?」で締めくくられた。270万票以上があつまったファン投票で選ばれたナンバーと、最新曲6曲から構成される全30曲。約2時間45分はあっという間に終演した。
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また、ライブ終了後には、このラストツアーを収録したライブ映像作品(DVD/Blu-ray)の発売も発表された。その内容はまさに“豪華盤”とも言える内容で、「東京ドーム最終公演」を収録するだけでなく、昨年沖縄で開催された「25周年沖縄ライブ」を収録し、さらにラストドームツアー5会場(名古屋/福岡/札幌/大阪/東京※5月)の「それぞれのドーム公演」を選ぶことが出来るという。
25年間の観客動員数は約500万人、ツアー公演数は716本。「最後は笑顔で、みんな元気でねー!バイバーイ」とステージを後にした安室奈美恵。このラストツアーは、全てを凌駕する「25周年集大成となる安室奈美恵のベストツアー」となった。
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