日常の混沌と静寂、川崎祐の写真展『Scenes』 鈴木理策とのトークも
写真家・川崎祐の個展『Scenes』が、6月26日から東京・銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。
1985年に滋賀で生まれた川崎祐は早稲田大学第一文学部と一橋大学大学院言語社会研究科を経て、2017年に『第17回写真「1_WALL」』でグランプリを受賞。同展では川崎の滋賀である滋賀・長浜で撮影した両親や姉、地元周辺の過疎化する郊外の風景を捉えた作品を展示する。
『第17回写真「1_WALL」』の審査員を務めた姫野希美(赤々舎)は、川崎の作品について「川崎祐の写真を初めて見たとき、清々しさと異様さが同時に立ち上がった。『家族』はそれぞれの関わりをもち、ときに郊外の夕陽の中で、ときに散乱する器具の中で固有の存在感を放つ」と評している。
会期初日の6月26日にはオープニングパーティーを開催。最終日の7月13日には鈴木理策をゲストに迎え、写真作品における物語性をテーマにしたトークイベントを行なう。