【RUSH BALL 2018 クイックレポ】The 3 minutes ラーメンが宙を舞う!? 名古屋からの刺客にハートを奪われた25分
The 3 minutes
RUSH BALL 2018【ATMC】 The 3 minutes
2日目、ATMCのトップバッターは名古屋発の5人組シンセポップロックバンド・The 3 minutes 。平均年齢22歳という若さのメンバーは、元気いっぱいに駆け出てくると勢いそのままに「『RUSH BALL』初出演です。全力でかかって来い!」(りょう、Vo)と、1曲目「ナントカセンセーション」へ。持ち味であるテンポの良さとキャッチーで耳に残るメロディは早々に会場のボルテージを上げ、観客は「Oh!Oh!Oh!Oh!」のコーラスに合わせて両手をアップダウン。サークルモッシュも出現する。
The 3 minutes
The 3 minutes
そして艶やかな鍵盤のアウトロも聴かせ、続けて新曲「ちゅーしたい(仮)」へ。まずはりょうが「好きな人としたいことって何ですか?」と誘導。さらに「チュルッチュチュチュ」のコールのレクチャーも披露して本題の曲に入れば、もう待ってました! の盛り上がり。パパに抱っこされた小さな子も一緒になって両手を上げている。さらにボーカルとシンセの軽快さに自身ものせられたのか、りょうとたかひろ(G)がキスするひと幕も!
The 3 minutes
The 3 minutes
まだまだ気分の上昇は続き、次の「グルグルクルージング」ではタイトルよろしく、タオルがグルグル。メロディアスなギターが歌い、サビの《グルグル回って》が頭を駆け巡ると、そこからはバンド名にちなみカップ麺をかけたコールの大声合戦。もちろん観客は張り切って全員参加するが、結局「誰が一番かわからないから」(りょう)とカップ麺を投げ込むことに! そのサービス精神に驚かされていると、今度はりょうが「僕ら記念に出に来たわけじゃないんです。僕らの音楽を刻みに来たんです」と真摯な姿勢を見せる。
そして始まったのはクラシカルなピアノから、新曲「Hey Siriさん(仮)」。やはり何だかんだで最後まで楽しませてくれるのが彼ら。ひろ坊(Key)は観客用にコールのカンペをめくり、りょうもステージを降りて観客の元へ。全力のパフォーマンスで展開するキラキラのポップに会場はハッピーな空気で満たされ、楽しさ200%! それでも最後「楽しんでもらえましたか?」と問いかけるりょう。そんなどこまでも一所懸命な姿と全員で弾けた25分は、観客の記憶にしっかりと残ったことだろう。
文=服田昌子 撮影=森好弘
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セットリスト
1. ナントカセンセーション
2. ちゅーしたい(仮) ※新曲
3. グルグルクルージング
4. Hey Siriさん(仮) ※新曲