明日27日(土)にいよいよ開幕! 『SMBC日本シリーズ2018』の見どころは?

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2018.10.26
『SMBC日本シリーズ2018』は10月27日(土)から始まる

『SMBC日本シリーズ2018』は10月27日(土)から始まる

CSファイナルステージを広島東洋カープと福岡ソフトバンクホークスがそれぞれ勝ち上がった。両チームが激突する『SMBC日本シリーズ2018』が、いよいよ10月27日(土)から始まる。

カープにとっての今年は、まさに“横綱相撲”といえるシーズンだった。開幕3連勝から勢いに乗り、4月24日に首位に立つと、その後は一度もその座を他のチームに譲ることなくリーグ優勝を果たした。2位のチームとは終始5ゲーム差以上をつけて独走。最終的には2位東京ヤクルトスワローズとは7ゲーム差をつけ、圧倒的な強さを見せつけたシーズンとなった。

そして迎えたCSクライマックスシリーズも、読売ジャイアンツを相手に3連勝。39本塁打を放った丸佳浩、30本塁打の鈴木誠也とキャリアハイの成績を残した両選手をはじめとする強力打線。そこに、15勝で最多勝に輝いたエース・大瀬良大地を中心とした堅い守りが上手くかみ合い、日本シリーズに進出している。

一方の福岡ソフトバンクホークスは、リーグ戦を優勝した埼玉西武ライオンズに6ゲーム差をつけられたものの、CSファーストステージは2勝1敗。さらに、ファイナルステージは4勝2敗(アドバンテージ1勝含む)と上り調子にある。

首位打者で36本塁打の柳田悠岐や、32本塁打のベテラン・松田宣浩など、こちらも打線は厚い。昨季まで“絶対的守護神”だったサファテに代わった森唯斗も、リーグ終盤に連続セーブのプロ野球新記録を打ち立てるなど信頼感は増している。

ともに打棒がチームを引っ張ってきた両チームだが、もちろんカギとなるのはカープの丸、ホークスの柳田という両主砲。丸はCSファイナルステージで打率4割、2本塁打と調子は上向き。新井貴浩の引退を控えており、日本一になって彼を見送ろうと選手の意気は高い。

柳田もCSファイナルステージは2本塁打、8打点で最優秀選手に輝いた。柳田の前後を打つグラシアル、デスパイネというキューバ人選手たちの調子も上向きだ。

一方の投手陣だが、カープでの先発が予測されるのが、大瀬良大地、ジョンソン、九里亜蓮、野村祐輔といったところ。ホークスは千賀滉大、バンデンハーク、ミランダ、東浜巨あたりと予想される。

これらの戦力を見渡すと、CS3連戦の総てを1失点で終わらせるなど、大瀬良をはじめ好調を維持しているカープの投手陣が、ホークスの重量打線をどう抑えるか。また、カープの機動力に、ホークスの捕手・甲斐拓也の強肩がどう対抗するかといったあたりが、見どころとなるだろう。ちなみに、今年6月に行われた交流戦の初戦は、大瀬良と千賀というエース対決になったが、この時は大瀬良が打ち込まれて敗れている。今回の初戦も両者の対決が予想されるが、大瀬良はリベンジを期していることだろう。

短期決戦は何が起こるかわからないと言われるが、リーグでの実績に勝るカープも、34年ぶりの日本一を目指すうえでプレッシャーはけっして小さくない。日本シリーズはカープの本拠地マツダスタジアムで開幕するが、カープは2連勝したいところ。対するホークスは1勝1敗でホームに戻れれば、あとは本拠地ヤフオクドームでの戦いになる。序盤の2戦がシリーズの行方を大きく左右するのは間違いない。

『SMBC日本シリーズ2018』は10月27日(土)、広島東洋カープの本拠地・マツダスタジアムで開幕。第1戦、第2戦、第6戦、第7戦をマツダスタジアムで、第3戦、第4戦、第5戦を福岡ソフトバンクホークスの本拠地・ヤフオクドームで行う。

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