黒木華、大森立嗣監督「樹木希林さんへ大ヒットを報告したい」 『⽇⽇是好⽇』舞台挨拶レポート

レポート
映画
2018.11.24
(左から)黒木華、大森立嗣監督

(左から)黒木華、大森立嗣監督

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映画『⽇⽇是好⽇』の大ヒット御礼舞台挨拶が11月24⽇(土)に開催され、主演の黒木華大森立嗣監督が登壇した。

舞台挨拶の最初に、観客動員88万人、興⾏収⼊10億円を突破したことが報告され、⿊⽊は「映画館に⾜を運んでくださり、ありがとうございます。こうして劇場でみなさまにお会いできるということを心から嬉しく思います。嬉しいとしか言いようがないです」と感謝の言葉を述べた。⼤森監督は「こんなにお客さんが⼊った映画を作ったことがないのでよくわからないんです」と笑いを誘い、 「(この⼤ヒットが)映画界の映画作りに、若い人が映画を作れるようになったりなど、少しでも影響を与えることができたらと思います」。⿊⽊は⼤ヒットを実感したこととして、「お茶をやっていたんです」と話しかけてくれる人が増えたと言い、「また、お茶をやろうかなと思った、という感想をうかがうこともあります」と笑顔。

また、映画賞でのノミネートも続き、⼤森監督は、「俳優さんが賞をとってくれることがすごく嬉しい」と喜んだ。⿊⽊が「樹⽊さんとお芝居ができたことが財産になりました。特別な思いのある映画でのノミネートは嬉しいです」と語ると、⼤森監督は「本当は樹⽊希林さんに(⼤ヒットしましたと)言いたいんですよね。『こんなに宣伝費のない映画で本当に⼤丈夫?』って心配していたので」とお茶の師匠・武⽥先⽣を演じ、9月に亡くなった樹⽊希林に思いを馳せた。海外での公開についても、⼤森監督は「もちろん“お茶”に惹きがあると思いますが、自然を感じて⽣きていくという感覚が伝わってほしいし、どのように観てもらえるのか興味があります」と期待を語った。

また、24⽇未明に決定した2025年の⼤阪万博開催について話が振られると、⼤阪出⾝の⿊⽊は、「地元で⾏われるのは嬉しいです。私も⾏きたいです」。 前回、⼤阪万博が⾏われた1970年⽣まれの⼤森監督が、「2025年には55歳」と言うと、⿊⽊は「私は35歳です」 。⼤森監督が「デートしよう」と誘うと、「デートしましょう。⾒に⾏きましょう」と万博でのデートを約束し盛り上がった。

最後に今年⼀年について振り返り、映画やドラマで⼤活躍の⿊⽊は、「番宣にたくさん出ました。バラエティが苦⼿だったのですが、もう任せてください(笑)」。来年について、⼤森監督が「粛々と映画を作る。それとプライベートを充実させる」と語り、⿊⽊も「粛々とお芝居をしたいです。そして私もプライベートを充実させます。英語の勉強とか海外にも⾏きたい。アメリカとか札幌の雪まつりなど⾏ったことがないところに⾏きたいです」と来年の抱負を述べ、舞台挨拶は終了した。

イベント情報

⽇⽇是好⽇
脚本・監督:⼤森⽴嗣(『まほろ駅前』シリーズ、『さよなら渓谷』、『セトウツミ』、『光』)
出演:⿊⽊華 樹⽊希林 多部未華子 鶴⽥真由 山下美月 鶴⾒⾠吾
原作:森下典子『⽇⽇是好⽇ 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
製作幹事:ハピネット ヨアケ
配給:東京テアトル、ヨアケ
(C)2018「⽇⽇是好⽇」製作委員会
公式HP:http://www.nichinichimovie.jp/
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