風景写真に革命をもたらしたパイオニア・竹内敏信の写真展『日本の桜』が、FUJIFILM SQUAREで開催
撮影:竹内敏信(愛媛県久万町、現久万高原町)
FUJIFILM SQUARE 企画写真展 竹内敏信写真展『日本の桜』が、2019年3月15日(金)〜4月3日(水) まで開催される。
竹内敏信
日本の風景写真家の第一人者である竹内敏信は、1985年、写真集『天地聲聞』を発表し、風景写真家としての道を歩み始めた。以来、一貫して“日本人が太古より見てきたであろう、日本の原風景を求めて”北は北海道、南は八重山諸島まで四季を問わず撮影旅を続けてきた。なかでも、春の撮影は特別なもの。なぜなら、桜に出会えるからだ。
撮影:竹内敏信(長野県三郷村、現安曇野市三郷村)
「春になると、毎年毎年、まるで病気になったように桜を求めて旅をしてきた。“桜力”というか“桜霊力”が宿ってしまったのではなかろうか」と語るように、日本人の見てきた原風景の中でも“桜”は別格な花として存在している。日本人が桜に寄せる気持ちが、まるで桜に宿っているようだ。竹内敏信が見せてくれる桜は、“桜力”あるいは“桜霊力”ともいえる美しさを、いかに写真に撮ることができるのかの試みでもあると思える。
撮影:竹内敏信(東京都代々木公園)
今回の写真展では、岡崎市美術館への作品寄贈を機に、今までに発刊した数多い写真集『櫻』『櫻暦』『山櫻』『一本櫻百本』などから選ばれた作品に、未発表作、新作を追加して展示する予定だ。
なお、写真展にあわせて出版される竹内敏信写真集『日本の桜』クレヴィス刊 定価2,000円(税込み)を会場で販売する。
撮影:竹内敏信(福島県郡山市紅枝垂地蔵桜)
イベント情報
竹内敏信写真展『日本の桜』NIPPON-NO SAKURA
開催期間:2019年3月15日(金)–4月3日(水)10:00-19:00(入場は閉館10分前まで) 会期中無休
会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
〒 107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号(東京ミッドタウン・ウエスト)
入場料:無料