映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』公開記念展が開催 「現代の社会彫刻」がテーマの展示や、ボイス来日時の貴重な資料も
2019年3月2日(土)より、 アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、横浜シネマリンほか全国順次公開となる、映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』。本作の公開を記念し、特別展示企画が開催される。
『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』は、膨大な数の資料映像と、新たに撮影された関係者へのインタビュー映像で創られた、ボイスの芸術と知られざる”傷”を見つめるドキュメンタリー映画。初期フルクサスにも参加し、“脂”や“フェルト”を使った彫刻やパフォーマンス、観客との対話を作品とするボイスの創造(アート)は美術館を飛び出し、誰もが社会の形成のプロセスに加わるべきだと私たちに訴える。既存の芸術が持つ概念を拡張するその思想は、世界中に大きな議論とセンセーションを巻き起こし、バンクシーを始めとする現在のアーティストにも脈々と受け継がれている。
『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』 2019年3月2日(土)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、横浜シネマリンほか全国順次公開
アップリンク吉祥寺のギャラリースペースでは、企画展『現代の社会彫刻 Vol.1“MAKE SOME NOISE”』が3月19日まで開催中だ。本展は、映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』公開記念の「現代の社会彫刻」をテーマにしたギャラリー企画展第1弾。この企画展と連動し、マーケットでは「現代の社会彫刻」をテーマにTHE M/ALLが選んだZINEやグッズなどの商品を販売している。
さらに、3月2日からは1948年のヨーゼフ・ボイス来日に密着した貴重な映像資料を使用したギャラリー展示『BEUYS IN JAPAN 1984』も開催。この展示では、ボイスの来日に終始密着した貴重な映像資料から場面毎に短く切り出した映像をブラウン管3台に映し出し、メディア美学者の武邑光祐氏によるインタビュー記事全文などのテキストも展示し、ボイス来日の空気を蘇らすことを試みる。
展示企画のほかにも、ゲストを招いたトークイベントやワークショップが多数開催予定。詳細は、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺のHPで確認してほしい。
イベント情報
2019年3月2日(土)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、横浜シネマリンほか全国順次公開
撮影:ヨーク・イェシェル
編集:シュテファン・クルムビーゲル、オラフ・フォクトレンダー
音楽:ウルリヒ・ロイター、ダミアン・ショル/音響:マティアス・レンペルト、フーベルトゥス・ミュル/アーカイブ・プロデューサー:モニカ・プライシュル
出演:ヨーゼフ・ボイス、キャロライン・ティズダル、レア・トンゲス・ストリンガリス、フランツ・ヨーゼフ・ファン・デア・グリンテン、ヨハネス・シュトゥットゲン、クラウス・シュテーク
字幕翻訳:渋谷哲也
学術監修:山本和弘
宣伝美術:千原航
(2017年/ドイツ/107分/ドイツ語、英語/DCP/16:9/5.1ch/原題:Beuys)
イベント情報
会場:アップリンク吉祥寺 ギャラリースペース(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺パルコ地下2階)
企画展:現代の社会彫刻 Vol.1“MAKE SOME NOISE”
– THE M/ALL – × 映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』
会場 アップリンク吉祥寺 ギャラリースペース(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5-1 吉祥寺パルコ地下2階)
https://joji.uplink.co.jp/gallery/2019/1614