コブクロが名曲「桜」から新曲まで熱いステージ2万5千人を魅了 宮崎での結成20周年記念ライブをWOWOWで放送へ
KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY LIVE IN MIYAZAKI
宮崎で開催されたコブクロの結成20周年記念ライブ『KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY LIVE IN MIYAZAKI』のもようが、3月21日(木・祝)にWOWOWにて放送されることが決定した。
『KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY LIVE IN MIYAZAKI』は、コブクロが結成20周年のアニバーサリーイヤーを迎えた2018年の9月16日に、小渕の故郷である宮崎県宮崎市生目の杜運動公園多目的グラウンドで開催したライブ。ライブ当日は最高気温30度を超える暑さとなったが、会場には2万5,000人のファンが駆けつけた。
開演時間となり、黒田俊介と小渕健太郎がファンに手を振りながらステージに登場。挨拶がわりに“20年分の感謝の気持ち”を込めたオープニング曲を披露した後、「行くぞ、宮崎!」と小渕が叫び、代表曲のひとつ「君という名の翼」を聴かせた。野外の開放的な雰囲気の中、ストリングスの音色も合わさった爽快感あふれるサウンドが広がっていく。「Summer rain」では観客も腕を左右に大きく振り、会場が一体に。
KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY LIVE IN MIYAZAKI
「ただいま! コブクロです! みんな暑いけど、ようこそ集まってくださいました!コブクロ20周年のお祝い、駆けつけてくれてありがとう!」と小渕が改めて挨拶をし、1年前から用意してきたこの日のライブへの思いを語った。
このライブ時点での最新シングル「ONE TIMES ONE」の歌唱と演奏には、20周年を迎える前に行われた二人だけのツアーで得た自信が感じられた。力強いメッセージソングがコブクロの大きな魅力だが、じっくりと聴かせる楽曲もコブクロの持ち味の一つ。「未来」は優しくも力強く、聴く者を勇気付ける。
ステージの左右に設けられた大きなビジョンに、宮崎を出て大阪で黒田の歌声と出会った時の気持ちや、今回、故郷の宮崎で20周年記念ライブを行おうと思った経緯、ファンへの感謝の気持ちが映し出された。そしてピアノのイントロが流れ、小渕のハーモニカの旋律が加わり、「遠くで・・」が始まった。黒田と小渕は歌詞のフレーズひとつひとつを噛みしめるように歌う。
「時の足音」は10周年を迎えた2008年10月にリリースしたシングル曲。一緒に時間を刻んできた長い針と短い針はまるで黒田と小渕のよう。そこからさらに10年の時を刻み、二人の歌声とハーモニーもその分、濃く深いものになっていた。
KOBUKURO 20TH ANNIVERSARY LIVE IN MIYAZAKI
「それでは、そろそろ体を動かして! 宮崎盛り上がっていけるか? 20年に一度の盛り上がりだよ!OK?」と呼びかけ、「tOKi meki」を演奏。客席にはいくつもの大きなバルーンが投入され、元気にポンポンと跳ね返っている。アップテンポな「SPLASH」が続き、会場の熱気もさらに高まった。
「25周年なのか30周年なのか35周年なのかわからないけど、また宮崎に帰ってきてもいいよね?」と小渕がファンに問いかけると、黒田は「次は11月ぐらいにしよう」と提案。そんなトークで和ませてくれた後、本編最後の曲としてコブクロの原点と言える「桜」を披露。いつものライブではじっくりと耳を傾けるファンも多い「桜」だが、「大合唱してくれませんか」と小渕がファンにお願いし、2万5,000人の合唱で本編を締めくくった。
本編の余韻冷めやらぬ中、アンコールがスタート。「今日は次の扉をみんなで開ける日だから」と、アンコールであえて新しい曲を選んだという。11月発売の楽曲「風をみつめて」をリリースに先駆けて披露した。もう1曲はこの日のために作った新曲「晴々」。これまでに発表してきた楽曲のタイトルや歌詞の一部が散りばめられたこの曲はまさに20周年を彩る楽曲となった。
公演の模様がWOWOWで放送されるのは、3月21日(木・祝)の20時から。放送同日には、彼らがこれまで発表したシングル全曲、またそれ以外の人気楽曲のMV やライブ映像を集めた特別番組『コブクロの結成20周年スペシャル~BEST COLLECTION~』も再放送される。