最終公演を終えたスレイヤーのライブフィルムがZEPPで公開

コラム
音楽
2019.12.9

Slayer(スレイヤー)のライヴ・フィルム『The Repentless Killogy』の日本での上映が遂に決定した。

このライブ・フィルムは11月6日に全世界1,500もの映画館でプレミア上映されたもので大いに話題となったものだが、ここ日本では公開されずにいた作品。ただ、ここ日本ではタイミングこそ遅くなったが、映画館ではなく、ライヴハウスでの轟音上映というスペシャルな形での公開が決定した。

場所は、2020年1月15日(水)にZepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)の2か所。当日はスレイヤー初の短編映画『ザ・リペントレス・キロジー』も上映されることが決定している。

 

2019年11月30日。アメリカ、ロサンゼルスのザ・フォーラムというアリーナで、Slayerはフェアウェル・ツアーの最後の公演を行った。

この日のセットリストは多くのファンに愛された「Angel of Death」で締めくくられ、バンドはすべての曲を演奏した後もステージを去ることはなく、感動的なMCでファンとの別れを惜しんだ。

ベーシスト&ボーカルのトム・アラヤは「時間はかけがえのないものだが、その時間を俺たちと共有してくれて、本当にありがとう。ファンの皆に、俺の人生の一部になってくれたことを感謝している。ありがとう」と語り掛け、その光景を撮影した動画はすぐに世界中を駆け巡り、バンドの最後の雄姿は世界中のファンの間で共有された。

 

2013年5月2日に、怪我でバンドを離脱していたオリジナル・ギタリストのジェフ・ハンネマンが、49歳でこの世を去った。ここでもうバンドは終焉を告げるのではないかとの憶測も流れたが、元エクソダスのゲイリー・ホルトをサポート・メンバーとして迎え入れ、継続の道を選んだ。2015年に6年ぶりとなったオリジナル・アルバム『REPENTLESS』を発表し、来日公演も敢行。バンドは続くものと思われた。

ただ、Slayerは2018年5月よりスタートしたワールド・ツアーを、これが最後のツアーでフェアウェル・ツアーになると突然の宣言を行い、シーンに衝撃が走った。

突然の”終焉”宣言の後もバンドは世界中を精力的に回り、今年3月にはDOWNLOAD JAPAN 2019への出演という形で、ここ日本でも最後の雄姿を見せてくれていた。 ちなみに、彼らはこれで通算12度も来日を果たしている。

 

Slayerはアメリカが誇るスラッシュメタル・バンドで、ほぼ同時期にシーンに登場したMetallica(メタリカ)、Megadeth(メガデス)、ANTHRAX(アンスラックス)と共にスラッシュメタル"BIG4"と呼ばれ、スラッシュメタルという新たなシーンを創り上げ、その頂点に君臨し続けてきた。そんな説明が、彼らやスラッシュメタルというジャンルを語る際には必ずついて回るものだが、BIG4の一角がついに活動を止めてしまうこととなったのは、残念でならない。

ただ、ここ日本では、彼らの活動終了に合わせるかのようなタイミングで、ライヴ・フィルム『The Repentless Killogy』が、ライヴハウスで轟音上映される。

このライブ・フィルムは、11枚目のアルバム『REPENTLESS』のワールド・ツアー中の、2017年8月5日に地元ロサンゼルスのザ・フォーラム(先日の最終公演も同じ会場で行われている)で行われたライヴの模様をウェイン・アイシャム監督(Metallica, Kelly Clarkson)が撮影したものだ。

このライブ・フィルムには、このザ・フォーラムでもパフォーマンスがフルで収録されており、まるで先日の最終公演を見ている感覚に襲われるであろう作品と言っていい。

また、同時上映として、SLAYER初の実写映画『THE REPENTLESS KILLOGY』も公開される。これは、アルバム『REPENTLESS』に収録の「ユー・アゲインスト・ユー」、「リペントレス」、「プライド・イン・プレジュダイス」の3曲を3部作構成で1つのストーリーを描くもので、その3曲のMVを手掛けたBJ McDonnellが監督している。

21曲をとらえたライブ・フィルムに、SLAYER史上最も極悪な短編映画『THE REPENTLESS KILLOGY ザ・リペントレス・キロジー』というカップリングは、映画館ではなく、Zepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)というライヴハウスで轟音上映がなされる。
 

自身の音楽性を頑ななまでに守り続けたSlayer最後の雄姿を、轟音上映で体感したい。

上映情報

スレイヤー、戦慄のライヴ・フィルム『THE REPENTLESS KILLOGY』一夜限りのライヴ絶響上映@Zepp東阪
SLAYER:THE REPENTLESS KILLOGY


日程:2020年1月15日(水) Wednesday.15th.January.2020
会場:Zepp DiverCity (TOKYO)/Zepp Namba(OSAKA)     
開場:6:30pm 開映|7:30pm      
【2019年|米国|130分|16:9 スクイーズビスタサイズ|2ch|BD|日本語字幕あり】 
  
[前売券]
券種|①一般自由席(全席自由):3,500円(税込)|②スタンディング(立見):2,200円(税込) 

※一部過激な表現が含まれております。15歳未満は、ご入場いただけません。ご入場の際に、身分証明書を確認させていただく場合がございます。また、18歳以下の未成年の方は、必ず保護者の同意を得た上でをご購入・ご来場ください。
※入場者特典付(先着での配布になります。配布はなくなり次第終了とさせていただきます)
※自由席及び、スタンディングは、見切れる場合がございます。
※当日券|500円増   
※ご入場時に、別途ワンドリンク+600円をいただきます。

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▼プレイガイド先行受付(抽選)

〼2次先行|2019年11月28日(木)12:00[正午]〜 12月8日(日)23:59まで|イープラス先行(プレオーダー)
◎イープラス:・URL|http://eplus.jp/repentless/(PC、モバイル共通)


▼一般販売(先着)| 2019年12月25日(水)15:00〜2020年1月14日(火)23:59 まで

※各社プレイガイドによって終了時間が異なります
※いずれも一般発売は先着順での受付となりますので、予定枚数に達し次第受付終了となります。
 
◎イープラス:URL|http://eplus.jp/repentless/(PC、モバイル共通)
WEBからお申込みの上、ファミリーマートもしくはセブン-イレブンでをお受取ください。
  または、全国のファミリーマート店内のFamiポートから、直接お申込み・ご購入いただくことも可能です。


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ライヴ最響上映 公式ホームページ|http://www.110107.com/zepp-de-zekk     
企画・主催|(株)Zeppホールネットワーク、(株)ソニー・ミュージックダイレクト 協力|ワードレコーズ
©2019 NUCLEAR BLAST RECORDS

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