パーヴェル・ネルセシアン　チャリティーコンサート開催

今、注目の新しいホールでのコンサート

コンサートピアニストであり、モスクワ音楽院の教授として有名なパーヴェル・ネルセシアンが今年9月にオープンして話題となった豊洲シビックセンターでチャリティーコンサートを行う。

15年来の友人というファツィオリの日本総代理店である、ピアノフォルティ株式会社 代表取締役アレック・ワイル氏がネルセシアン氏にチャリティーコンサートの開催を提案したところ快諾したという。ネルセシアン氏は現在、浜松国際ピアノコンクールの審査員として来日しておりコンクールの合間を縫ってコンサートを行う。

今回の会場は今年の9月24日にオープンしたばかりの豊洲シビックセンターホールで、都内では初めてファツィオリのコンサートグランドピアノが導入されたホールである。

「ファツィオリは創設30年余りのピアノなので、まだ都内に設置ホールはありませんでした。コンサートでファツィオリを希望される場合は弊社の楽器を持ち込まなければならず、ご希望に添えないことも多々あります。ファツィオリでのコンサート需要が多い都内にファツィオリ常設ホールがオープンすることは、ファツィオリで演奏をしたい人達にはこの上ないニュースです」とアレック・ワイル氏は述べている。

また、このホールはデザイン的にもユニークなのである。舞台壁面はガラス張りで、聴衆はコンサート中に東京湾とレインボーブリッジが背景に美しくそびえる舞台を観賞することも可能となる。

まだまだ本格的なクラシック音楽の演奏会は少ないようだが、来年1月には青柳晋氏のピアノリサイタルが予定されており注目が集まりそうだ。

なお、今回のネルセシアン氏のコンサートの入場料の一部は、東日本大震災義援金として日本赤十字社を通じて被災された方々に届けられる。