ニューヨーク大停電の夜を舞台にした群像劇ミュージカル『Fly By Night~君がいた』上演決定
(上段)内藤大希 青野紗穂 万里紗 遠山裕介 (下段)内田紳一郎 福井晶一 原田優一/板垣恭一(日本語上演台本・訳詞・演出)
舞台制作カンパニーのconSept LLCのプロデュースによるMusical Dramaシリーズ第4弾『Fly By Night~君がいた』が2020年9月にシアタートラムと横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールで上演される。キム・ロゼンストック原案、ウィル・コノリー、マイケル・ミットニック、キム・ロゼンストック脚本・作詞・作曲の作品を基に、板垣恭一が日本語上演台本・訳詞・演出を手掛ける。出演は、内藤大希、青野紗穂、万里紗、遠山裕介、内田紳一郎、そして福井晶一、原田優一(ナレーター)。
物語は、1965年11月9日に実際に北アメリカとカナダを中心に起こった大停電(ニューヨーク大停電)をモチーフとしている。この停電で実際に約2500万人に及ぶ人々が暗闇の中で12時間過ごす事になったという記録が残っているが、はっきりとした原因は不明で、「UFOの攻撃があった」という話が都市伝説のように残っているほどの大事件だったという。極寒のニューヨーク、寒さと暗闇の中で人々は混乱し信号の停止で交通事故も多発したというが、ある場所では寄り添い暖をとりあったり、人が文明の利器を離れ互いを支えあったというエピソードも残っている。
生きていれば誰だって一度は人生の迷路に迷い込んでしまうこともある。 だが、そんな暗がりの中でも人は空を見上げ、輝く星を頼りに再び歩き始める。道標となるのは親や兄弟、友人や同僚、恋人や配偶者だったり、今はもう側にいない誰かなのかも知れないが、その誰かに巡り会えたおかげで、今日もまた私たちは希望を胸に前に進んでいける……。そんなロマンティックな停電の夜を舞台にした群像劇ミュージカルが本作『Fly By Night~君がいた』なのである。
「Fly By Night」には「夜間飛行」「夜逃げ」「胡散臭い」などの意味があるが、一方で「束の間の」「刹那の」という意味も持つ。物語の中にこの言葉がどのように散りばめられているのかもお楽しみのポイントとのこと。
『Fly By Night~君がいた』main visual
主人公・ハロルドとしてconSept作品に初主演するのは、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役(2017年・2019年)などで活躍する内藤大希。その父親役を演じるのは『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンとしても活躍する福井晶一で、今度は内藤と実際の親子を演じる。ダブルヒロインのダフネとミリアムに様々なジャンルの舞台で活躍目覚ましい青野紗穂と万里紗。ダフネに恋する新進作家にミュージカル界で急成長著しい遠山裕介。またハロルドの第2の父親的な存在であるサンドイッチ屋のオーナー・クラブルには自由劇場出身の内田紳一郎。そして、物語を進行するナレーター役に近年、演出家としても活躍する原田優一。
日本語上演台本・訳詞・演出は、2019年度の読売演劇大賞で優秀作品賞を受賞したばかりの板垣恭一。また、音楽監督を同賞で上半期スタッフ賞にノミネートされた桑原まこが務める。
1964年11月9日。母の葬儀を終えたハロルド(内藤大希)とその父・マックラム(福井晶一)。ハロルドは遺品の中にギターを見つけ「母さんはギターを弾いていたの?」と驚きつつ、形見として持ち帰ることにする。一方すっかり気落ちしたマックラムは、妻が大好きだった「椿姫」のレコードを聞きながら毎日を無為に過ごすようになる。ちょうど同じ頃、人口1000人ほどの田舎町サウス・ダコタで暮らしていたダフネ(青野紗穂)は、女優を目指してニューヨークに行くことを決意。姉のミリアム(万里紗)に一人では心もとないからと泣きつき、母を説得。姉妹は一緒にニューヨークで暮らすことになる。行動的なダフネは洋服店で働きながらオーディションを受ける日々を過ごすが、あるとき、店の近くのサンドイッチ屋で働いていたハロルドと出会い恋に落ちる。ミリアムは星や宇宙が大好きな内気な女性。そんな彼女が唯一他人と繋がれるのは、カフェでウェイトレスをしているとき。ある日、ダフネがオーディション会場で若手劇作家のジョーイ(遠山裕介)に見初められ、新作ミュージカルの主役に抜擢される。その稽古に明け暮れるうちハロルドとすれ違い始めるダフネ。ミリアムは、突然現れた占い師(原田優一)に未来を予言されるが、その中に出てきた恋人の条件に合致するのはなんとハロルド。彼女は自身の気持ちに戸惑い田舎へ逃げ帰ってしまう。 サンドイッチ屋のオーナー・クラブル(内田紳一郎)は今日も、優柔不断なハロルドに発破をかけている。孤独を募らせたマックラムはある決心をする。そして1965年11月9日、ニューヨーク大停電が起きた。
公演情報
FLY BY NIGHT Conceived by Kim Rosenstock
Written by Will Connolly, Michael Mitnick, and Kim Rosenstock
2020年9月1日(火)~13日(日)
・9月1日(火) 19:00
・9月2日(水) 14:00/19:00
・9月3日(木) 19:00
・9月4日(金) 19:00
・9月5日(土) 12:30/17:30
・9月6日(日) 12:30
・9月7日(月) 休演
・9月8日(火) 19:00
・9月9日(水) 13:30/19:00
・9月10日(木) 19:00
・9月11日(金) 19:00
・9月12日(土) 12:30/17:30
・9月13日(日) 12:30
※開場は開演の30分前、未就学児入場不可
2020年9月19日(土)~22日(火・祝)
・9月19日(土) 16:00
・9月20日(日) 13:00
・9月21日(月・祝) 13:00
・9月22日(火・祝) 13:00
※開場は開演の30分前、未就学児入場不可
■一般発売:2020年6月28日(日)~
内藤大希(ハロルド)
青野紗穂(ダフネ)
万里紗(ミリアム)
遠山裕介(ジョーイ)
内田紳一郎(クラブル)
福井晶一(マックラム)
原田優一(ナレーター)
日本語上演台本・訳詞・演出:板垣恭一
原案:キム・ロゼンストック
脚本・作詞・作曲:ウィル・コノリー、マイケル・ミットニック、キム・ロゼンストック
翻訳:工藤紅
音楽監督:桑原まこ
美術:乘峯雅寛
照明:三澤裕史(あかり組)
衣裳:風戸ますみ(東宝舞台)
振付・ステージング:
ヘアメイク:竹節嘉恵
演出助手:明羽美姫
舞台監督:齋藤英明(Roots)
宣伝デザイン:柚木竜也(aboka design)
協力:SUI、エイベックス・マネジメント、アルファーエージェンシー、エンパシィ、ACT JP、レプロエンタテインメント、ショウビズ
宣伝:大林里枝
制作:首藤悠希
プロデューサー:宋元燮
■共催:横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)<横浜公演>
■企画・製作・主催:conSept
※未就学児はご入場いただけません。
※開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※公演中止の場合を除き、の変更・払戻しはいたしません。
料金:2,200円
対象:生後6ヶ月以上9歳未満(障害のあるお子様についてはご相談ください)
申込:ご希望日の3日前正午までに劇場03-5432-1526へ。
料金:一般料金より10%割引(付添者は1名まで無料)
申込:ご希望日の前日19時までに劇場センター03-5432-1515へ。
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