片岡愛之助&今井翼が共演 第十回システィーナ歌舞伎『NOBUNAGA』CS衛星劇場にてテレビ初放送決定
システィーナ歌舞伎 (C)松竹
2020年7月、今年2月に徳島県鳴門市の大塚国際美術館システィーナ・ホールで上演された第十回システィーナ歌舞伎『NOBUNAGA』(主催:大塚国際美術館製作:松竹株式会社)がCS放送局「衛星劇場」にてテレビ初放送されることが決定した。
左から 今井翼、片岡愛之助 (C)松竹
「和と洋のコラボレーション」、「新作歌舞伎」をコンセプトに、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の天井画および壁画を陶板で原寸大に再現した同美術館のシスティーナ・ホールでの上演を重ねてきたシスティーナ歌舞伎。
10回目を迎えた本作品では、信長が双子だったという斬新な設定を基に、戦国の世を駆け抜けた英雄、織田信長の野望が描かれる。配役は、双子の織田三郎信長/四郎信長の二役を片岡愛之助、森蘭丸/お市の方役を中村壱太郎、明智光秀役を上村吉弥、イサドラ役を宝塚歌劇団出身の舞羽美海、そしてルイス・フロイス役に本公演で舞台復帰を果たした今井翼。放送は、7月5日(日) 午前11:00からと7月25日(土)午後8:00からの2回。
放送情報
第十回システィーナ歌舞伎『NOBUNAGA』
放送局:CS放送局「衛星劇場」
放送日:2020年7月5日(日) 午前11:00~/7月25日(土)午後8:00~
<公演概要>
【公演日】2020年2月13日~16日
【会場】大塚国際美術館システィーナ・ホール
【作・演出】水口一夫
【振付】藤間勘十郎
【出演】片岡愛之助、中村壱太郎、上村吉弥、舞羽美海、今井翼ほか
【主催】大塚国際美術館【製作】松竹株式会社
■あらすじ
世は戦国時代、各地の領主たちは、兄弟で争い、子が親を撃ち、家臣が主人を殺す下克上と、天下は麻の如く乱れていた。尾張の領主織田信秀は、織田家安泰のため、双子の吉法師、美女丸の二人に家督を継がせ、元服させて信長を名のらせる。前代未聞の考えであった。二人の信長は、手を携え織田の家を守り、今川を桶狭間で討取り、美濃を制圧し、天下統一を眼前に控えていた。そんなときにポルトガルのイエズス会のルイス・フロイスが国王の土産を携え、通商とキリスト教の布教を求め、安土城に信長を訪れた。信長は許可し安土に聖堂をつくらせる。そんなある日、謎の女イサドラが信長の前に現れる。ひと目見て、イサドラに惹かれる信長だったが、このころから信長の運命が大きく変わる。暴虐の信長に家臣は離れ、傍につきそうのは寵愛の森蘭丸のみであった。そして、天正10(1582)年6月2日、京都本能寺を宿としていた信長は、家臣明智光秀の謀反によってその生涯は終わる…。