《寄席鍋！》まだ続く三十二杯目は、いやよいやよの境家一八四（ICU落語研究会、一橋大学落語研究会）が「紙入れ」

第三十二回　「紙入れ」 by 境家一八四（ICU落語研究会、一橋大学落語研究会）

はじめまして。いやよいやよも好きのうち、境家一八四（さかいやいやよ）と申します。

どこかで見かけることがありましたら、お気軽に「いやよちゃーん！！」と大声で呼んでください。白い目で見られます。僕も見ます。

落研に入って2ヶ月弱、まだ部会に顔すら出せていない1年生が、こんなところに出ちゃっていいのかしらと困惑していますが、とてもとても嬉しいです。

私は角川ドワンゴ学園N高等学校（通称N高）という通信制高校を卒業して慶應義塾大学通信教育課程に進学した、生粋の通信制教育マニアであり、初めての通信制学生落語家です。たぶんそうです。後でお母さんに聞いときます。

演目は「紙入れ」、普通にやると20分くらいかかるネタですが、ぎゅってしたら5分になりました。サゲは私のオリジナルです。お気に召したら嬉しいです。

貸本屋の新吉は、普段からお世話になっている出入り先のおかみさんと良い仲になってしまい「泊まりで遊びにおいで」なんて手紙をもらって、ひょこひょこ行ってしまう。酒を飲んで良い心持ちになっているところに、帰ってこないはずの旦那が！新吉焦った！慌てて逃げた！ 手紙が入った紙入れを忘れた！ 何やってんだ！ 翌朝、バレてないか確かめるために旦那の元を尋ねる新吉だったが……。

【境家一八四 プロフィール】
さかいやいやよ。広島県呉市出身。角川ドワンゴ学園N高等学校卒業。慶應義塾大学通信教育課程文学部第3類在籍。ICU落語研究会、一橋大学落語研究会所属。尊敬する噺家は古今亭菊志ん師匠。趣味は囲碁、全国高等学校囲碁選手権大会広島県代表。

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