楠本桃子のゲームコラムvol.118 這い寄る混沌!クトゥルフ神話をモチーフとしたアプリ3選

コラム
アニメ/ゲーム
2020.5.30
 ※製品紹介サイトより引用

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突然ですが皆さんはクトゥルフ神話を知っていますか??

H.P.ラヴクラフトにより生み出された創作神話であり、作品群であるクトゥルフ神話。その唯一無二の世界観と、練りに練られた設定から、世界中にコアなファンが存在します。また、クトゥルフはTRPGでも大人気のモチーフ。『クトゥルフの呼び声』は、実際にプレイをしたことがなくても聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなクトゥルフ神話の世界に触れることのできるアプリゲームを3つ紹介。宇宙的恐怖が這い寄る中、貴方は正気を保って立ち続けることができるでしょうか……?

ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん!
いあ!  いあ!  くとぅるふ  ふたぐん!

『クトゥルフと夢の階段TRPG』

※製品紹介サイトより引用

※製品紹介サイトより引用

本作はTwitterでも話題になったアプリゲーム。TRPGのような雰囲気を持つ、ダンジョンRPGです。

ダンジョンの深層部を目指し、ひたすらに階段を降りていくゲームなのですが、深層に近づけば近づくほど攻略難易度も上昇していきます。カードを使用したバトルとなるので、どれだけ良いカードを揃えられるかがダンジョン攻略の鍵。


ダンジョンで集めたポイントを使用し、ステータスを強化しつつ進むため、ゲームを始めたばかりの頃は浅い階層までしか潜れませんが、潜り、倒され、強化し、潜り……を繰り返していくうちにどんどん地下深く潜っていけるようになります。

ゲームオーバーになるたびにもう一回!  もう一回!  と、潜り続けてしまうので気づけばかなりの時間が消費されることに……。数ある無料アプリゲームの中でも中毒性が高い作品なので、夜眠れなくなる可能性に注意が必要です!!本作では、階段をひとつ降りるたびに、バトルが起きたり街へ辿り着いたりイベントが起きたりと、さまざまな出来事が起こります。

良い影響を受けるものや悪い影響を受けるもの、多くのイベントや異形のもの達がプレイヤーに襲いかかるため、一瞬の油断や選択肢のミスが命取りになってしまうことも。クトゥルフ神話としての唯一無二の恐ろしい雰囲気を持ちながらも、どこかポップなイベントや演出が繰り広げられることも本作の面白さ。

ダンジョンの中には何故か転売ヤーがいたり、タピオカミルクティーが置いてあったり、一度は目にしたことがあるであろう「あの男」が出てきたりと、現代ならではのネタも散りばめられています。そこでバランスが悪くなるかといえばそうではなく、陰鬱とした雰囲気とポップな表現が絶妙に混ざり合い、そしてそれが面白くなっているのが本作のすごいところ。

狂気が這い寄るダンジョンの深層には何が待ち受けているのか、正気を保てているうちに是非ともその目で確認をしてみてください!!

『クトゥルフダンジョン』

※製品紹介サイトより引用

※製品紹介サイトより引用

本作はTRPGのようにダイスを使用してダンジョンを探索していくゲーム。DDBRPG(ダンジョンダイスボードRPG)
とも呼ばれています。

サイコロを振ってダンジョン内を進み、宝を集めたり他の冒険者と出会ったり、そして強大な神話の異形のものと戦ったり……。逃げるも進むも自分次第、自由な探索を楽しみましょう!

単純にマップを深く潜って行くだけではなく、一定のマスに到達するとストーリーも進行します。

選択肢によりストーリーの結末も変化して行くため、全ての結末を見るまで繰り返しプレイをしたくなります。魅力的なキャラクターが多いので、深部に差し掛かる頃には、きっとお気に入りの推しキャラクターが出来ていることでしょう。

ダンジョン内ではイベントやバトルを繰り返して進むのですが、その中で入手できるジェムを持ち帰ると、冒険者を作成することができます。様々な職業の冒険者を作り出せば、ダンジョン探索を優位に進めることができますよ。

クトゥルフをモチーフにした作品でありながら、登場人物や全体の雰囲気はポップに描かれているため、クトゥルフのホラー要素が苦手……という方にもオススメできるゲームです!

『クトゥルフモンスターズ』

※製品紹介サイトより引用

※製品紹介サイトより引用

『クトゥルフモンスターズ』は、クトゥルフモチーフでありながらとにかくゆる〜いストラテジーゲーム。

可愛らしいぷにぷにとしたマスコットになった神話生物たちが画面上を暴れまわります。遊び方も簡単で、好きな神話生物を呼び出し、襲いかかってくる敵を返り討ちにし、相手の陣地にある魔法陣を奪い取る、というシンプルなもの。

シンプルながらも各神話生物による攻撃や支援などを把握し、どのキャラをステージに出すかを考えながら組み立てて行く、という戦略性が高いゲームでもあります。

神話生物はゲットしたら終わり、というわけではなく育成システムも存在するので、やりこみ要素も充実。100種以上の神話生物が登場するため、図鑑を埋めていく作業もまた楽しみのひとつです。

とにかく可愛らしくゆるゆるなキャラクターたちがわいわい集まっている様子を見ているだけで癒されるので、クトゥルフを一切知らないという人や、『にゃんこ大戦争』が好きな人にもオススメ。クトゥルフを知らなくても簡単な説明もあり、それもまた勉強になるので、このゲームからラヴクラフトの深淵世界にハマってしまうかもしれません……!!

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