街全体が障がい者アートの美術館になる『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭』開催決定、7月31日まで作品大募集

ニュース
動画
アート
2020.7.14

画像を全て表示(6件)


 今秋、江戸からの神社仏閣や名所旧跡のある江東区の門前仲町、清澄白河、森下が障がいのあるアーティストによる作品によって美術館になる!  パラリンピックの競技会場のある下町・江東区の区民が中心になって、パラリンピックは来夏へ延期となったものの「世界に誇れる、後世に残るレガシー」として『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭』を開催する。


アート大絵馬

アート大絵馬

 同芸術祭は新しい才能を発掘するだけではなく、障がいのあるアーティストの個性や魅力を広く社会に発信することで社会参加や収入支援に結びつけることを目指し、継続していくという。現在、全国公募展として作品募集している。

 アートパラ深川おしゃべりな芸術祭・上田欽一委員長は「このまちに住み、働く人たち60人以上が集まって、立ち上げた市民芸術祭です。障がいなどさまざまな理由で、まだ世の中に知られていないアーティストに光を当て、アートの力で人びとを引き寄せ、おしゃべりを楽しみ、お互いを認め支え合い、共に生きる社会を目指したい」とあいさつした。

 また、同芸術祭をプロデュースする東京工芸大学芸術学部デザイン学科教授の福島治氏は「15年前に障がいのある人が描くアートに出会い、とりこになってから、大学の研究テーマとして、障がいのある人のアートやものづくりを探求してきた。この公募展ではそうしたいまだ秘められた才能の持ち主たちを発掘し、光を当てたい。スペシャルアドバイザーにコシノジュンコさん、全国公募展の審査員に作家の林真理子さんや俳優の別所哲也さんなど、障がいのある人のアートを色眼鏡で見ることなく、新たな魅力や価値を発見し、社会に伝えることができる方に審査をお願いした」と語った。

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭スペシャルアドバイザー,コシノジュンコ氏からの応援メッセージ

 

コシノジュンコ「アートパラ深川のスペシャルアドバイザーとして協力させていただきますコシノジュンコです。江戸の名残がある深川の町にアートによる文化の花を咲かせましょう。個性ある障害者の人たちのアートです。開催は下町の地元民の人たちです。たくさんの方がぜひご覧いただけますようよろしくお願いいたします」

林真理子「江戸の文化の中心になった下町、その中でも深川は、人びとに親しみと同時に敬意を抱かせる土地でした。いくつかの人気のある神社仏閣があったからです。ジンジャブッカク、リズミカルないい言葉です。神社もお寺も区別せず、まとめて敬って清らかにさせていただこうという心は、今の多様性に通じるものがあると思います。そんな深川で繰り広げられる障がい者の方々によるアート展をずっと楽しみにしてきました。創作の過程でご苦労があっても、芸術表現において、ハンデキャップは全く関係ないはずですから」

 

 入賞入選作品は、深川不動堂地下スペースとThe Fleming Houseの2カ所で、9日間にわたり展示される。芸術祭初日の11月15日には富岡八幡宮でオープニングセレモニーを開催。七福神巡りの発祥地でもある深川七福神の各寺社に巨大なアート絵馬を設置するほか、ご利益のある深川七福神巡りをしながらアート鑑賞もできる街歩きなど、多彩なイベントを準備。また、アート絵馬を描いた子どもたちが担ぐ「みんなのアート絵馬神輿」のお披露目、中村学園新館LADYでは福祉施設の自慢の逸品の販売や深川うまいもん市、The Fleming Houseではさまざまなモノをかけ合わせて新しい価値を生む、X [カケル]カフェやワークショップ、深パラバーを開催。さらには審査員を招いての表彰式やゴスペルコンサートも行われる。

イベント情報

『第1回アートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会』

■期間:2020年11月15日(日)~11月23日(月・祝)  10:00~17:00
■会場:
深川不動堂・地下ギャラリー(東京都江東区富岡1-17-13)
清澄白河会場 : The Fleming Houseザ フレミング ハウス(東京都江東区三好2-6-10)
■入場料 : 無料
表彰式 
■日時 : 2020年11月22日(日) 15:00~16:30
■場所 : 中村中学校・高等学校 新館LADY(東京都江東区清澄2丁目6−15 )
  
【作品募集】
■応募資格
社会生活においてなんらかのハンディのある人。年齢制限なし。
■応募点数
応募者1人[1グループ]につき3点まで応募可能。
■出品規格
高さ2.2m以下の平面作品または立体作品。素材やテーマは自由。
応募者のオリジナル作品で、過去に受賞歴のないものに限る。
■受付期間
2020年6月20日(土)~7月31日(金)当日消印有効
■応募料金
無料 ※ただし、応募書類や作品の送料は応募者負担。
■特別審査員
林 真理子 別所哲也 谷口広樹 杉本志乃 平井有太
■審査方法
一次審査[写真による審査]/二次審査[実物による審査] ※10月上旬に入賞作品を決定
■応募方法
応募用紙(公式サイトよりダウンロード)に必要事項を記入の上、
作品の写真を応募写真台紙に必要枚数貼付し、
一次審査結果通知用封筒(封筒/長方3号[120mm×235mm]に84円切手を貼付し、
応募者の住所・氏名を明記)を同封して応募先まで郵送のこと
■賞
入選作品の中から二次審査にて賞を決定
◎大賞・1点/準大賞・1点/審査員特別賞・5点/協賛企業賞・15点程度
■応募・お問合せ  
〒135-0045 東京都江東区古石場3-11-17 福島デザイン内
全国障がい者アート公募展「第1回アートパラ深川大賞」係  
TEL : 03-5621-3036 FAX : 03-5621-3026  
Email : info@artpara-fukagawa.tokyo 
■公式サイト:https://www.artpara-fukagawa.tokyo/

 

シェア / 保存先を選択