元メジャーの田澤純一がBCリーグ・ヒートベアーズ入団 「このチームでがんばる!」

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2020.7.14
埼玉武蔵ヒートベアーズに入団した田澤純一投手

埼玉武蔵ヒートベアーズに入団した田澤純一投手

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ルートインBCリーグ埼玉武蔵ヒートベアーズは13日、ボストン・レッドソックスなどで活躍した田澤純一投手の入団を発表した。背番号は36。

埼玉武蔵ヒートベアーズ公式サイトも入団を発表

埼玉武蔵ヒートベアーズ公式サイトも入団を発表

田澤投手は神奈川県出身。1986年6月6日生まれの34歳。横浜商科大学高校を卒業後、新日本石油ENEOSを経て、2009年にMLBのレッドソックスに入団している。

2013年には主にセットアッパーとして71試合に登板し、ワールドシリーズも制覇するなど活躍した。2017年にマイアミ・マーリンズに移籍。その後はデトロイト・タイガース(マイナー契約)、ロサンゼルス・エンゼルス、シカゴ・カブス(マイナー契約)とMLB球団を渡り歩き、2020年はシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んでいた。MLB通算成績は388登板で21勝26敗4セーブ。

13日に行われた入団記者会見では、NPBへ行くという気持ちはあるのかという質問に対して「まずはこのチームと契約したので、このチームでがんばることが大事」と回答。埼玉武蔵ヒートベアーズでの活躍を誓った。NPB入りについては「シーズンが終わってから考えればいいんじゃないかなと思います」とも語っている。

ただ、田澤投手のNPB入りに関して、現時点では簡単にはいかない。田澤投手がレッドソックス入団の際にできた、いわゆる“田澤ルール”があるからだ。これは、NPBのドラフト指名を拒否して海外のプロ球団と契約した選手などは、退団後も一定期間(大卒・社会人は2年間、高卒選手は3年間)はNPB所属球団と契約できないというもの。

元千葉ロッテマリーンズで現ヒートベアーズの角晃多監督が「ステップアップをするサポートができたらなと思います」と会見で話すなど、田澤投手のNPB入りに向けてチームも監督もサポートしていく。田澤投手がBCリーグで活躍し、NPB球団が田澤投手の獲得への動きを見せたとき、“田澤ルール”が再考される可能性も出てくるだろう。

ルートインBCリーグは現在、公式戦日程の真っただ中。マウンド上で活躍する田澤投手の姿に期待したい。

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『ルートイン BCリーグ』

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