森⼭未來x阿部海太郎 インバル・ピントxエトガル・ケレット 短編アートフィルム『OUTSIDE』を発表
『OUTSIDE』 photo by Noam Levinger
2020年7⽉22⽇(⽔) 14:00(日本時間)より、彩の国さいたま芸術劇場公式YouTubeチャンネルにて、イスラエルの著名なアーティスト、インバル・ピント(振付家)とエトガル・ケレット(作家)が、⽇本を代表する気鋭のアーティスト、森⼭未來(俳優・ダンサー)および、阿部海太郎(作曲家)と、共同制作したアートフィルム『OUTSIDE』が配信開始となる。
『OUTSIDE』 photo by Noam Leventer
『OUTSIDE』プロジェクトは、在京イスラエル⼤使館の活動の⼀環として発案されたもの。原作であるエトガル・ケレットの短編⼩説『OUTSIDE』は、ロックダウン中に執筆され、先ごろ「The New York Times」紙で発表された。⽇本では朝⽇新聞に全⽂掲載が予定されている。
本プロジェクトは、ただでさえ遠かった両国の物理的距離の前で、海外アーティスト来⽇不可能な現在の状況にどう向き合うか? この特殊な環境下で、国際⽂化交流にどのようなエンパワーメントが可能か? その問いへの⼀つの回答となる試みで、今後も可能な範囲内で両国での関連イベントが検討され、またNY のタイムズスクエアの巨⼤スクリーンなどでも上映が予定されているという。
『OUTSIDE』 photo by Lielle Sand
舞台業界で確固たるキャリアを築いてきたピントにとっては初の映画作品。また共同監督を務めるケレットは、⽂筆業だけでなく、妻シーラ・ゲフェンとともに制作した映画『ジェリーフィッシュ』で第60 回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞、フランスのテレビ局と番組制作など、映像作家としても活躍している。彼らの熱意に、⽇本を代表する気鋭のアーティスト森⼭未來と阿部海太郎が共鳴し、実現した作品だ。
撮影は両国のスタッフがオンラインでつながって行われ、パンデミックが社会や個⼈に与える影響について、芸術的および社会的で新鮮な視点を世界のオーディエンスに向けて提⽰することが、関わったアーティスト、スタッフ、協⼒団体らが⽬指したものだという。
『OUTSIDE』 photo by Noam Levinger
『OUTSIDE』 photo by Lielle Sand
ストーリー
「夜間外出禁⽌令が解除されてから三⽇経つが、明らかに誰も家から出て来る気がないのだった。」
⾃粛⽣活を続ける⼈々を、警察が無理⽮理外に引き出そうとする。曖昧になるコロナ以前の記憶。⼀体どこに向か
って歩いていけばいいのか。…しかし道端の物乞いを⽬にして、とっさに起こった反応は…?
―⾃粛解除後の喪失感、浮遊感、不穏な空気感を、ぎゅっと凝縮した珠⽟のショートストーリー。
配信情報
振付/監督:インバル・ピント
ナレーター/俳優/ダンサー:森⼭未來
ダンサー:モラン・ミラー
⾳楽:阿部海太郎
翻訳:秋元孝⽂
主催:イスラエル⼤使館
後援:河出書房新社
協⼒:彩の国さいたま芸術劇場
会場協⼒:株式会社ワコールアートセンター
協賛:Factory 54
In collaboration with: Mishkenot Sha’ananim, Dalia Prashker, ZAZ10TS, Herzliya Museum, Israeli Opera
上映時間:4〜7 分
公開:予告編 近⽇公開予定!
Spiral Web https://www.spiral.co.jp/outside
彩の国さいたま芸術劇場 https://www.saf.or.jp/arthall/