歌舞伎座のコロナ対策取材レポート『八月花形歌舞伎』四部制で守る3つのもの

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2020.8.21
『連獅子』(右より)狂言師右近後に親獅子の精=片岡愛之助、狂言師左近後に仔獅子の精=中村壱太郎

『連獅子』(右より)狂言師右近後に親獅子の精=片岡愛之助、狂言師左近後に仔獅子の精=中村壱太郎

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歌舞伎座が、2020年8月1日(土)に『八月花形歌舞伎』で5カ月ぶりに幕を開け、26日(水)の千穐楽まで上演している。松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助、市川中車らが出演中だ。

新型コロナウイルスの影響を受け、舞台のなかった5カ月間、歌舞伎界では数々の取り組みがなされ、新たな注目を浴びた。オンライン対談『歌舞伎家話』は幸四郎と尾上松也の初回を皮切りに人気コンテンツとなり、尾上松緑が席亭役を勤める『紀尾井町家話』は、ディープな話で根強いファンを獲得。日本俳優協会・伝統歌舞伎保存会は、公式Youtubeチャンネル「歌舞伎ましょう」を開設し、これまでにない活動を始めた。

歌舞伎ましょう『八月花形歌舞伎出演者より皆さまへ』。「棒しばり」の衝撃の事実が明かされています。

幸四郎率いる「図夢歌舞伎『忠臣蔵』」は、5週連続の生配信で、歌舞伎×映像の可能性を切り拓き、中村壱太郎は『ART歌舞伎』で、尾上右近や歌舞伎の枠を越えた仲間たちと美意識を競いあった。勘九郎、七之助は浅草公会堂から芝居見物の高揚感とオンラインならではの双方向性を生かした時間を提供。一方、TBSテレビ『半沢直樹』に、猿之助、愛之助、中車(香川照之)、松也が出演し、テレビドラマに歌舞伎俳優ならではの存在感を持ち込み、全国のお茶の間を賑わせている。

「図夢歌舞伎『忠臣蔵』第一回」より 高師直=松本幸四郎 (C)松竹

「図夢歌舞伎『忠臣蔵』第一回」より 高師直=松本幸四郎 (C)松竹

そんな歌舞伎俳優たちが本領を発揮する歌舞伎座『八月花形歌舞伎』異例の四部制で、古典の名作が並び、各部を人気俳優たちが彩る。このラインナップに胸を躍らせた方も多いだろう。一方で、この時期に劇場へ行くことにためらいを覚える方も少なくないはず。

『八月花形歌舞伎』

『八月花形歌舞伎』

7月13日(月)には、歌舞伎座の舞台上で製作発表記者会見が開かれ、登壇者の間には飛沫防止パネルが設置されるなど感染症対策に対する強い意志が感じられた。松竹株式会社の安孫子副社長は、「安全を第一にできるかぎりの知恵を絞り、できるすべてのことをやっていこうと考えている。短期間で従来の公演の形を目指すよりは、万全を期して一歩一歩の段取りを進めていきたい」と述べ、再開に向けた感染症対策の徹底を報告した。なお、歌舞伎座の感染症対策は、大曲貴夫医師(国立国際医療研究センター・国際感染症センター長)が監修している。

『八月花形歌舞伎』製作発表記者会見の模様  (C)松竹

『八月花形歌舞伎』製作発表記者会見の模様 (C)松竹

また、7月31日(金)には、ウィズ・コロナ仕様となった歌舞伎座を公開すると共に、舞台上の芝居に直接かかわる約200名を対象にPCR検査も完了し、いずれの検査でも陽性者がいなかったことを発表した。

こうして、歌舞伎座は再開に向け、安全を第一に来場者が安心して観劇できる環境づくりを目指してきたことが示された。しかし「安心」の基準は一律ではない。個々人の判断が求められる今だからこそ、この記事では『八月花形歌舞伎』全4演目の感想とともに、歌舞伎座の感染症対策の最新状況もレポートする。劇場が好きだからこそお迷いの方々の、判断の一助になれば幸いだ。

『八月花形歌舞伎』演目
第一部(11時開演)『連獅子』愛之助、壱太郎、橋之助、歌之助
第二部(13時45分開演)『棒しばり』勘九郎、巳之助、扇雀
第三部(16時15分開演)『義経千本桜 吉野山』猿之助、猿弥、七之助
第四部(19時開演)『与話情浮名横櫛 源氏店』幸四郎、児太郎、
片岡亀蔵、中車、彌十郎


■歌舞伎座の感染症対策

東銀座駅から地上へ。歌舞伎座にきた! というだけで気持ちは高まるが、グッとこらえて、足元の「社会的距離」マークの位置で順番を待つ。劇場スタッフが入場券を確認。 セルフで半券をきり、手指のアルコール消毒と同時に、赤外線サーモグラフィによる検温(表体温のスクリーニング)を受ける。初日から数日間は検温・消毒が先でもぎりが後だったが、日々試行錯誤しながらアップデートを行っている様子がみえる。

現在は、まず入場券をきり、その後に手指消毒&検温というフロー (C)松竹

現在は、まず入場券をきり、その後に手指消毒&検温というフロー (C)松竹


(C)松竹

(C)松竹

都内の他の劇場に行くと、靴の裏を消毒するマットがおかれていることもあるが、歌舞伎座にはない。必要性を調べてみたところ、厚労省作成の手引きに靴裏の消毒マットの利用を推奨する文言はなく、『新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年6月2日改訂版)』では「不要」との見解が示されていた。アルコール消毒液は、エントランスだけでなくエレベーター前やエスカレーター脇、そして化粧室に設置されていた。

エスカレーター前にもアルコール消毒液を設置 撮影:塚田史香

エスカレーター前にもアルコール消毒液を設置 撮影:塚田史香

筋書の販売やイヤホンガイドの貸し出しはない。代わりに大間(ロビー)には無料の簡易パンフレットが準備され、来場者が自ら手にして客席へ向かう。四部とも、上演時間は60分以内。幕間はなし。すべての自動販売機と、2・3階の売店は休止しているが、1階下手側の売店で、お水、お茶、のど飴は購入できる。1階上手側(お稲荷さんがある側)のショップや喫茶店、3階のお食事処は営業中だが、いずれも歌舞伎座の外に出てからの入店となる。ブロマイドも、歌舞伎座を出て地下1階のお土産処「木挽町広場」に出店中だ。 

■勇壮な連獅子、幸せの匂いがする棒しばり

第一部『連獅子』は、愛之助が親獅子の精を、壱太郎が仔獅子の精を勤める。客席には、一席おきの空席が設けられている。その環境の違いもあってか、2人が檜舞台を踏み鳴らす音が、強くクリアに聞こえ、かつ、残響が続いて感じられた。宗論では、橋之助・歌之助兄弟が大らかな笑いを提供した。

『連獅子』(右より)狂言師右近後に親獅子の精=片岡愛之助、狂言師左近後に仔獅子の精=中村壱太郎

『連獅子』(右より)狂言師右近後に親獅子の精=片岡愛之助、狂言師左近後に仔獅子の精=中村壱太郎

勘九郎、巳之助、扇雀による第二部『棒しばり』。2人の弾むような身のこなしと、おかしみ溢れる柔らかな掛け合い、何より一点の曇りもない明るい笑顔が、場内に一体感を生んでいた。笑いの尽きない一幕だった。久しぶりの歌舞伎だったからか、勘九郎と巳之助の姿に、勘三郎と三津五郎を思いだしてか、終演後、座席にのこり目頭をおさえ続けるお客さんの姿をみた。

『棒しばり』(右より)次郎冠者=中村勘九郎、太郎冠者=坂東巳之助

『棒しばり』(右より)次郎冠者=中村勘九郎、太郎冠者=坂東巳之助

今月は密を避けるべく、少ない出演者で成立する演目が並ぶ。長唄と三味線は、通常それぞれ8人ずつのところを5人ずつで編成。鳴物も含めた演奏家たちは、顔の下半分を一瞬衣裳のようにも見える、和の装いの布マスクで覆うが、そんなハンディを感じさせない清々しくも華のある演奏で盛り上げた。さらに第一部と第二部では、同じ松羽目の舞台セットを使っていた。大道具さんのマンパワーへの工夫もあるのだろう。

■客席からみた感染拡大・予防対策

客席での過ごし方

案内スタッフは、マスク×フェイスシールド×手袋の着用で来場者を誘導。観客のマスク着用率は、見る限り100%だった。客席内での会話、ロビー等での会話をできる限り控えるようアナウンスが流れており、大向こうや掛け声も、今はおあずけだ。見渡せば、一席空けた分だけ顔を寄せあい、会話をされている方がいた。「会話をお控えください」のアナウンスを「上演中の会話をお控えください」と勘違いされていたのかもしれない。

話さずにいられない気持ちもよく分かる。待ちに待った生の歌舞伎をやっと観られるのだ。鳳凰があしらわれたイスの座り心地も緞帳も、緞帳の説明のアナウンスも5カ月ぶり。天井を見上げて「そう! こうだった!」と何を見ても、マスクの中でニヤニヤしてしまう。ちなみに、観客のマスク着用の有無や会話については、場内の案内スタッフが見て回っていた。 

最前列のお客様向けのお知らせ 撮影:塚田史香

最前列のお客様向けのお知らせ 撮影:塚田史香

地下1階化粧室の様子

地下1階化粧室の様子

劇場内客席の様子 (C)松竹

劇場内客席の様子 (C)松竹

クラスター発生を予防する徹底した換気

密閉された空間は、クラスター発生のリスクを高めると言われているが、歌舞伎座は空調設備が整っており、舞台裏には搬入口もあることから、換気しやすい構造だという。それに加え、1階の東西の桟敷席にある20の扉と、通常の扉(東西に4つと後方に4つ)、合計28の扉が開演後も開放されたままとなる。1フロアで合計28もの扉を開放できる劇場が他にあるだろうか。さらに2階、3階の扉もそれぞれ開放されていた。開演直前に、晴海通りをいく救急車のサイレンが聞こえたとき、ふと平成中村座を思い出した。もちろん、観劇の邪魔になるほどの音ではない。 

上演中も、桟敷席のカーテンや扉は全開! 照明は落とされるので観劇の妨げにはならない 撮影:塚田史香

上演中も、桟敷席のカーテンや扉は全開! 照明は落とされるので観劇の妨げにはならない 撮影:塚田史香

終演後は、いずれの回も極めてスムーズに整列退場が行われた。ここに1つ、工夫があった。幕が開く直前、各回のキャスト1名より「ご挨拶とご協力のお願い」がアナウンスされるのだ。キャストに「お願いします」と言われたら素直に「おまかせあれ」という気持ちになるのは私だけではないはず。その回のアナウンスが誰になるかは当日のお楽しみ。

歌舞伎座公演再開ならびに新型コロナウイルス感染拡大防止および感染予防対策について

歌舞伎座公演再開ならびに新型コロナウイルス感染拡大防止および感染予防対策について

■満開の吉野山、お富与三郎

第三部『吉野山』は、満開の桜と七之助の静御前の現実離れした美しさが、観客の深いため息を誘った。源九郎狐を勤めるのは猿之助。人ならざるものの気配の揺らぎを自在に体現する。花道でみせる狐六法の引っ込みに、割れんばかりの拍手が起きた。市川猿弥は今だからこその台詞で笑いをさらった。

『吉野山』(右より)静御前=中村七之助、佐藤忠信実は源九郎狐=市川猿之助

『吉野山』(右より)静御前=中村七之助、佐藤忠信実は源九郎狐=市川猿之助

第四部は、今月唯一の世話物『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』。幸四郎の与三郎と児太郎のお富が、1幕約60分で、ついに出会った男女のドラマを名台詞にのせて描き出す。和泉屋多左衛門役に中車。脇をかためるのは藤八役に片岡亀蔵、蝙蝠の安五郎役に坂東彌十郎。“ディスタンス”を逆手にとった演出が楽しい。与三郎とお富の再会の喜びが、舞台再開の喜びと重なってみえた。

『与話情浮名横櫛』(右より)和泉屋多左衛門=市川中車、妾お富=中村児太郎、切られ与三郎=松本幸四郎

『与話情浮名横櫛』(右より)和泉屋多左衛門=市川中車、妾お富=中村児太郎、切られ与三郎=松本幸四郎

古典の懐の深さ、柔軟さ

歌舞伎座の舞台は、間口が91尺(27.573m。25mプール以上!)ある。演目次第で、キャスト同士の距離をとることは充分に可能だ。『連獅子』では通常より奥まった位置で演技したという。400年の歴史を振り返れば、幕府に何かを禁止され、都度演出を変えることは珍しくなかったはず。今回もイレギュラーな演出や入れ事が随所にみられるが、いずれも作品がパロディになることはなく、古典が古典として成立していた。歌舞伎の懐の深さと柔軟さに気がつかされた。

■四部制にみる、歌舞伎座モデル

取材中、特に興味深く感じたのは「四部制」の導入だ。歌舞伎座に限らずホール・劇場は、《出演者・スタッフを守る》の対策と《観客を守る》の対策が求められている。歌舞伎座の「四部制」は、加えて《興行を守る》目的の対策となっている。

通常は昼夜二部制(休憩ありで4~5時間)のところを、一部あたり60分以内にし滞在時間を短縮。感染リスクを低減している。さらに歌舞伎座は劇場全体をお客さんが出入りする「オモテ」と、舞台や楽屋の「ウラ」に分け、オモテでは、一部終わるごとにお客さんを総入れ替えする。次の部までに最短でも1時間45分の間隔をとり、都度、客席を消毒する。

このあとひじ掛けを拭く作業も行われていた (C)松竹

このあとひじ掛けを拭く作業も行われていた (C)松竹

さらにウラでも、一部終わるごとに出演者・スタッフを総入れ替えする。役者さん、付人さん、衣裳さん、床山さん、小道具さん、大道具さんを、メンバーを重複させずに4班作り(もはや4つのカンパニー!)、各班が顔を合わせることのないスケジュールで、歌舞伎座を出入りしている。

8月5日(水)、「四部制」がはやくも興行を守っていた。第三部の舞台関係者1名に微熱の症状を確認。歌舞伎座の安全対策ガイドラインに則り、急きょ第三部の休演を決定し、第四部以降は変更なく上演された。班を分けていなければ、第四部ばかりか翌日にも影響が出ていただろう。関係者はPCR検査で陰性が確認され、翌日はすべての部の幕が開いた。歌舞伎座では再開に向けて、民間の検査会社、並びに複数の指定医療機関との提携を行っているという。 

オモテに出る人は役者の奥様、番頭さんも、ウラには入らないルールが徹底されているそう

オモテに出る人は役者の奥様、番頭さんも、ウラには入らないルールが徹底されているそう

仮にこれを「歌舞伎座モデル」と名付けたとしても、模倣できる団体や劇場はごく限られる。しかし、感染予防を個人の努力任せにせず、感染者が出ることも想定したうえで、お客さんにも身内にも濃厚接触者を出さない仕組み、さらには幕を開け続ける仕組みを考え抜く姿勢は、多くの団体や劇場に気づきを与えてくれるように思う。1年12カ月、毎月幕を開け続けてきた歌舞伎座だからこその、「続ける」ための知恵と力技を見た気がした。

実際のところ、ひとりの観客として、両隣が空席での観劇は快適だった。“できないこと“がある寂しさもあったが、舞台からもらうエネルギーのおかげか、場内に悲壮感はなかった。しかし客席数は通常の半分以下。劇場はこのマイナスインパクトと、今後どう向き合うのだろうか。注目していきたい。

■それでもやはり慎重に

歌舞伎座の感染拡大予防・防止対策についてレポートしたが、どれだけ劇場内が安全だとしても、歌舞伎座までの移動にリスクがあることは否めない。少しでも体調を疑わしく思う時は、観劇を愛するからこそ、行かない判断も必要だ。基礎疾患をお持ちの方は、もしも感染すれば重症化しやすいとされていることから、この時期は限りなく慎重な行動が求められる。健康に自信があっても、変わらず注意は必要だ。友人と観劇する習慣のある方は、観劇前後の会食も楽しみのひとつだったかもしれない。そんな時は現地解散&帰宅後にリモートで再集合という選択はどうだろうか(リモート飲みってどうなの? という方はぜひ一度『紀尾井町夜話』をご覧ください!)。

世の中全体が手探りの中、劇場が情報を追いかけ、感染防止対策のアップデートにつとめている。歌舞伎座では、役者は役者同士の挨拶さえ控えて舞台に立ち、生の感動を与えてくれる。それに応えるべく、観客である私たちも配慮を尽くすことを心掛けたい。幕が開いている間は、めいっぱい舞台を楽しみ拍手をおくってほしい。生の舞台は、やはり違う。

開場時の混雑をさけた来場がおすすめ

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取材・文=塚田 史香

参考サイト

「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年6月2日改訂版)」https://www.mhlw.go.jp/content/000635967.pdf
 
『歌舞伎座公演再開ならびに新型コロナウイルス感染拡大防止および感染予防対策について』https://www.kabuki-bito.jp/news/6137/#tuika0804

公演情報

『八月花形歌舞伎』
 
■日程:2020年8月1日(土)~26日(水)※休演:7日(金)、17日(月)
■会場:歌舞伎座
 
第一部 午前11時~
河竹黙阿弥 作
連獅子(れんじし)
 
狂言師右近後に親獅子の精 片岡愛之助
狂言師左近後に仔獅子の精 中村壱太郎
浄土の僧遍念 中村橋之助
法華の僧蓮念 中村歌之助
 
第二部 午後1時45分~
岡村柿紅 作
棒しばり(ぼうしばり)

 
次郎冠者 中村勘九郎
太郎冠者 坂東巳之助
曽根松兵衛 中村扇雀
 
第三部 午後4時15分
義経千本桜
吉野山(よしのやま)
 
佐藤忠信実は源九郎狐 市川猿之助
逸見藤太 市川猿弥
静御前 中村七之助
 
第四部 午後7時~
三世瀬川如皐 作
与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)
源氏店
 
切られ与三郎 松本幸四郎
妾お富 中村児太郎
番頭藤八 片岡亀蔵
和泉屋多左衛門 市川中車
蝙蝠の安五郎 坂東彌十郎
 
■『八月花形歌舞伎』詳細:https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/683/
■歌舞伎公式総合サイト『歌舞伎美人』:https://www.kabuki-bito.jp/
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