稲垣吾郎×二階堂ふみW主演映画『ばるぼら』の台湾公開が決定 ふたりの姿をおさめた新場面写真も解禁に
(C)2019『ばるぼら』製作委員会
映画『ばるぼら』が12月18日より台湾で公開されることが決定した。
『ばるぼら』は、1970年代に『ビッグコミック』(小学館)に連載されていた手塚治虫の漫画。愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなどを描き、手塚作品の中でも大人向けの問題作とされてきたタイトルだ。手塚治虫生誕90周年を記念し、初めて実写映像化される。劇中では、耽美派の小説家・美倉洋介が自堕落な生活を送る少女・ばるぼらと出会い、彼女をミューズとして新たな作品を生み出しながら、堕ちていく姿を描く。メガホンをとったのは、原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞監督。撮影監督を、『ブエノスアイレス』などのウォン・カーウァイ作品で知られるクリストファー・ドイルが務めている。また、異常性欲に悩まされる小説家・美倉洋介を稲垣吾郎が、美倉のミューズとなるばるぼらを二階堂ふみがそれぞれ演じている。
同作は、日本では11月21日(金)に79劇場で封切られ、初週の国内興行ランキング11位でスタート。海外では、イタリアのファンタ・フェスティバル最優秀作品賞、プエルトリコのカリビアンファンタスティク国際映画祭の監督賞を受賞している。
台湾での公開決定を受けた、手塚監督のコメントは以下のとおり。
手塚眞(監督)
「ばるぼら」に会いに劇場へ来てくださった多くの皆さん、ありがとうございます。何度も足をお運びいただいている方々には頭が下がります。
観客の皆さんこそが映画のミューズとして、この作品に幸運と大きな価値をもたらしてくれています! ふたつの国際映画祭での受賞は、この11月に92歳の誕生日を迎えた父への素敵なプレゼントになりました。原作者としてもきっと心から喜んでいることでしょう。いよいよ台湾を皮切りに、海外での劇場上映が動き出しています。「ばるぼら」のパワーでコロナを吹き飛ばせるように祈りつつ、世界の女性に捧げるこの”究極の純愛ファンタジー”をさらに楽しんでいただけることを願っています。
(C)2019『ばるぼら』製作委員会
また、稲垣演じる美倉と二階堂演じるばるぼらそれぞれの姿をおさめた新場面写真も解禁されている。
『ばるぼら』は公開中。