2016年の干支「サル」応援コラムvol.4  赤ちゃんは父親が背負うイクメンザル

コラム
2015.12.17
 Asako Hiike

Asako Hiike

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コモンマーモセット (霊長目 マーモセット科)

2016年の干支は「申(サル)」です。動物園には、ニホンザル以外にもサルの仲間がたくさんいます。2016年は、ぜひサルの仲間たちに注目してみましょう! 今回紹介するのは、人間に近い社会性を持つ小さなサルです。

コモンマーモセットは、南米の熱帯雨林に生息しています。体長(尾は含まず)は25~30cm、体重は200~500gの小さなサルで、耳の周りに生えている白い房毛が特徴。野生では樹上で生活し、果実や昆虫、樹液などを食べています。木に飛びつきやすいように、爪は後足の親指だけが平爪で、そのほかは「かぎ爪(強く湾曲した爪)」です。

後足の親指以外は「かぎ爪」(日立市かみね動物園にて撮影)

後足の親指以外は「かぎ爪」(日立市かみね動物園にて撮影)

オスとメスのペア、そしてその子どもたちという家族単位で行動。マーモセットの仲間は、父親や兄姉も積極的に子育てに参加します。コモンマーモセットは、授乳する時に母親が赤ちゃんを抱き、それ以外は主に父親が赤ちゃんを背負って育てるというスタイルのイクメンザルです。

日立市かみね動物園にて撮影

日立市かみね動物園にて撮影

 

離乳前の子どもには、自分が持っている食べ物を取られるのを許容することも知られています。このような「食物分配行動」は、類人猿やオマキザルなど、限られた種にしか見られないそうです。コモンマーモセットは、人間に近い社会性を持つことから、社会性やコミュニケーションの研究対象としても注目されています。

国内では、日立市かみね動物園(茨城県日立市)、上野動物園(東京都台東区)、浜松市動物園(静岡県浜松市)、秋田市大森山動物園(秋田県秋田市)ほか、各地の動物園で飼育されています。

日立市かみね動物園レポートvol.1
日立市かみね動物園レポートvol.2

日立市かみね動物園
住所: 茨城県日立市宮田町 5丁目2-22
開園時間:3月~10月(夏季)9時~17時(入場は16時15分まで)
     11月~2月(冬季)9時~16時15分(入場は15時30分まで)
休園日:年末年始(12月31日~1月1日)
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