JAM project、初のドキュメンタリー映画『GET OVER -JAM Project THE MOVIE-』公開 5人のハーモニーに見る"JAMみ"とは

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2021.2.26
  (C)2021「GET OVER -JAM Project THE MOVIE-」FILM PARTNERS

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結成20周年を記念して、グループ初のドキュメンタリー映画『GET OVER -JAM Project THE MOVIE-』が、2月26日(金)からの2週間限定で公開されるJAM Project。

2009年にアニソングループとして初の日本武道館公演を成功させ、シーンの先頭に立ち、海外ツアーなども精力的に行い、現在の“アニソン”人気の隆盛を築いたといっても過言ではないグループです。平均年齢は約55歳。その体力はいまだ衰えず、国内最大級のアニソンフェスティバル“Animelo Summer Live(アニサマ)”では、JAM Projectのアンセム「SKILL」で幾度も繰り返される「MOTTO! MOTTO!!」というコールアンドレスポンスに合わせて、客席もメンバーも全員が全力で跳び続けるという景色が、もはや風物詩ともなっている。

そんなフィジカルのパワフルさもさることながら、彼らの魅力は、何と言ってもこれまでの実績と経験に裏打ちされた高い歌唱力と表現力。そしてファンや関係者、本人らが口にする“JAMみ”と表現された5人のハーモニーだ。

一見、個々が持つ完成された歌声に“個性がぶつかるのでは?”と思われがちの5人。しかしそれが不思議なほど、ピタッとはまるのがアニソン界のレジェンドと称されるJAM ProjectがJAM Projectたる所以。リーダーの影山ヒロノブはまもなく迎える誕生日で還暦の60歳。史上最年少のロックバンド“LAZY”としてデビューしてから44年。歌った楽曲はゆうに1000曲を超える猛者。

グループのエースである遠藤正明は日本のロックシンガーの中でもトップクラスの音圧を伴うハイトーンボイスを磨き続け、2020年には『ウルトラマン Z』主題歌「ご唱和ください 我の名を!」を歌い、今なお第一線で活躍し続けてる。

最年少きただにひろしは52歳。テレビアニメシリーズが20年以上続く『ONE PIECE』で初代「ウィーアー!」から過去4度の主題歌を担当しており、世界中のステージに立ち続けてきた。

紅一点、奥井雅美はまさに90年代アニソンを代表する女性シンガーであり作家でもあります。彼女が作詞した代表曲「輪舞-revolution」は平成アニソン大賞において作詞賞に選ばれました。ちなみにこの平成アニソン大賞においてJAM Projectのメンバー全員、それぞれ歌唱曲が作品賞を受賞している。

“Fire Bomber”名義の「突撃ラブハート」で同大賞のキャラクターソング賞を受賞した福山芳樹は、ギタリストとしての評価も高いバンドマンであるが“AXIA・ミュージック・オーディション”の歌部門最優秀賞を受賞しデビューした経歴をもち、総合的な音楽技術の高いミュージシャンと評されている。

作曲家の梶浦由記も、折り重なる個性の塊に“JAMみ”を感じた1人。「まったく違う声質を重ねると1+1がちゃんと2になるし、場合によっては2.5 とか3にもなる。JAM Projectさんの場合はまさにそういうタイプ」と語っていたように、男声・女声の幅だけでなく個々のレンジが少しずつ異なることによって、幅広い音域をカバーしていることがその魅力の一端と言える。その様子は、映画本編に収録されている2020年1月1日リリースのオリジナルアルバム『The Age of Dragon Knights』のレコーディングシーンで、楽曲提供したアーティストらからもそれぞれの切り口で語られているので注目していただきたい。

結成20周年を超えてなお高い歌唱力と表現力をキープし続けるJAM Project。個々のキャリアを以ったうえで、JAM Projectというグループでの活動を通して確実にその実力と年齢を重ねてきた彼らが何を考え、自分たちの年齢とともにJAM Projectに対し何を思うのか。余すことなくその想いが語られた本編を是非お見逃しなく。

 (C)2021「GET OVER -JAM Project THE MOVIE-」FILM PARTNERS

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上映情報

『GET OVER -JAM Project THE MOVIE-』
【イントロダクション】
世界で日本の「アニソン」ジャンルを開拓し、結成20周年を迎えたJAM Project初のドキュメンタリー映画!世界に日本の「Anison(アニソン)」を躍進させた開拓者であり、”レジェンド”と称されるスーパーユニット、JAM Project(JAPAN ANIMATIONSONG MAKERS PROJECT)の結成20周年を記念した初のドキュメンタリー映画。460日間に渡る長期密着を敢行。レコーディング、海外LIVE、LIVEツアーリハーサル…だが、誰も予測し得なかったCOVID-19 の影響により、予定されていたLIVEツアーは次々と中止になっていった…。
そんな“現在(いま)”だからこそ浮かび上がる、音楽を通して世界を勇気づけてきた彼らの真実のメッセージとは?メンバー自身でさえ知らなかったと驚く“誰もみたことのないJAM Project”の姿が、ここにある。
 
【JAM Projectとは】
「アニソン界」を代表する実力派シンガーによって、2000年に立ち上げられたスーパーユニットです。世界に誇る進歩した日本のアニメーションに見合う主題歌を作り歌っていきたいと、シンガー達自らが立ち上がり、集いました。アニメやゲームに付随した主題歌文化に磨きをかけていきたい…そんな欲望をもってJAM Projectは「アニソン」というジャンルの中で独自の地位を築き上げました。現メンバーは、影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹の5人。メンバー自らが主題歌の「曲づくり」にも携わっており、プロデューサーや監督達との打合せ、デモづくり、ディレクションと、「作品」=「主題歌」を目指して、常に制作者と表現者を兼ねて邁進しています。
 
【CAST】
JAM Project
影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹
Guest Artist:ALI PROJECT angela GRANRODEO FLOW 梶浦由記
 
【STAFF】
監督:大澤嘉工
製作:井上俊次 二宮清隆/企画:松村起代子 宇田川美雪/プロデューサー:高橋義人/撮影:脇屋弘太郎 西岡章/録音・音響デザイン:石寺健一/オンライン編集:波江野剛/ラインプロデューサー:安養寺紗季 原啓介/制作:東北新社/配給:東宝映像事業部
2021年/日本/カラー/16:9/114分
 
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