「横浜の“街”そのものが舞台」 Dance Dance Dance ＠ YOKOHAMA 2021 開催概要を発表

3年に一度のオールジャンルのダンスフェスティバル「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2021」が、2021年８月28日（土）～10月17日（日） を＜コア期間51日間＞として開催される。会場は横浜市内全域（横浜の“街”そのものが舞台）。ディレクターは小林十市。

今回の公演プログラムでは、コロナ禍のため「海外からのアーティスト等は招聘せず、日本のダンサー・カンパニーが垣根を超えて手を携え、舞踊の「今」を表現」する。

バレエは、「横浜ベイサイドバレエ」、東京バレエ団『白鳥の湖』、モーリス・ベジャール、ローラン・プティ、ウヴェ・ショルツ、クリスタル・パイトといった世界的振付家の名作を上野水香、中村祥子らが踊る「International Choreography × Japanese Dancers ～舞踊の情熱～」、『おさよ（落語版ジゼル）』 柳家花緑 × 東京シティ・バレエ団、「NHKバレエの饗宴 2021 in 横浜」など豪華ラインアップ。コンテンポラリーでは、小林十市、近藤良平、安藤洋子、伊藤キム、平山素子、SAM（TRF）が出演する『エリア50代』、Noism Company Niigata × 小林十市、s**t kingz Brand New Show 2021（仮）など話題作が目白押しだ

また、7月中旬から10月中旬までの約3か月間の毎週末、「年齢、性別、国籍、障害の有無やプロ・アマなどの違いを越えて、みんなで盛り上がる観覧無料のダンスステージ」を行う。舞台は「横浜市内の商業施設、ショッピングストリート、駅前広場、公園などの賑わいのあるオープンスペース」で、10月16日（土）には、近藤良平振付によるオリジナルダンス「レッド・シューズ」フィナーレスペシャルプログラムを催す。

その他、「学校への出張授業や、普段なかなか接する機会のないプロアーティストに直接技術を学ぶワークショップなど」に取り組み、ダンスパフォーマンスグループs**t kingzが、横浜市内の中学・高校のダンス部でワークショップを行う。さらに、市内3校の特別支援学校で「レッド・シューズ」のワークショップを実施し、横浜ダンスパラダイスのステージで成果を発表するプログラムも進めているという。

夏から秋にかけて、横浜の街がダンス一色となりそうだ。

文＝高橋森彦