老舗劇団・劇団SWAT!の傑作戯曲『突撃!第九八独立普通科連隊』の上演が決定
2021年7月14日(水)~7月18日(日)すみだパークシアター倉にて、パフォーマンスユニットTWT 第8回公演『突撃!第九八独立普通科連隊』の上演が決定した。
本作は、間もなく創立40周年を迎える老舗劇団、劇団SWAT!が、2001年に新国立劇場小劇場で上演した、落ちこぼれ陸上自衛隊員たちの奮闘を描いた青春群像自衛隊芝居。作・演出に劇団S.W.A.T!の四大海、企画・演出にパフォーマンスユニットTWTの木村孔三と、二名共同演出というTWTならではの体制でこの傑作に挑む。
この作品は、よく話題に上る自衛隊の存在意義や憲法9条を問うことが目的ではなく、フライヤーに“その空砲、全部実弾だと想像してみろよ”とあるように、素顔が見えないSNS全盛期の今を生きる全ての人の胸が思わず熱くなる、単なるリバイバルではない、TWT史上最高の“戦う”人々への応援歌となる作品だ。
物語の軸となる第九八独立普通科連隊の隊員には、劇団S.W.A.T!の若手ホープ金井迪大と中西雷人、劇団プレステージの坂田直貴、舞台『火の顔』に抜擢された直江幹太、『魔界転生』出演の高橋邦春、唐十郎作『ジャガーの眼』の演技が好評を博した阿部遼哉と個性派が勢ぞろいした。
金井迪大
中西雷人
坂田直貴
直江幹太
高橋邦春
阿部遼哉
初演では声優のTARAKOが務めたヒロイン・鱈場鯛子役には、ウェイクアップガールズのリーダーとして人気を博した吉岡茉祐と、さくら学院OGでシンガーソングライターとしても活躍中の堀内まり菜のダブルキャスト。恋に悩む女性自衛官・渡部春役には、さくら学院OGで独立後に本格的な舞台に出演するのは本作が初めてとなる黒澤美澪奈と、人狼アイドルグループBABYWOLF(ベイビーウルフ)メンバーの橋本彩花のダブルキャスト。
吉岡茉祐
堀内まり菜
黒澤美澪奈
橋本彩花
他にも、アニメ『ワンピース』のナレーションやスモーカー大佐でお馴染みの大場真人、『ガスマスクの伊藤さん』での好演が光った永瀬千裕、舞台『BANANA FISH』への出演が記憶に新しい永石匠、『ウルトラマントリガー』OP主題歌を歌う新進気鋭のアーティスト佐久間貴生、舞台芸術集団 地下空港の野田孝之輔、無名塾の円地晶子といったベテランと若手が作品を彩る。
陸上自衛隊。侵略部隊の上陸阻止と、地上戦での国土防衛を目的として組織されたその集団は、普通科、特科、車両科、通信科、衛生、後方支援など、さまざまな部隊に分かれている。しかし、どの部隊にも属さず、常に独立して行動する特殊部隊があった。
彼らは、各部隊から集められた精鋭、エキスパート!・・・ではなく、単なる落ちこぼれであった。
洗濯、裁縫、ペンキ塗り、日々雑用に追われ、エリート部隊に嘲笑われ続ける彼らに巡ってきた、最大のチャンス。それは特別演習への参加であった。
浮かれる彼らだったが、その裏では…。
若き自衛隊員達の愛と苦悩と根性を赤裸々に描く、青春群像感動巨編。
もちろん、フィクション。