野田秀樹が師範をつとめる「東京演劇道場」が新メンバーを募集

ニュース
舞台
2021.9.14


東京芸術劇場は、野田秀樹芸術監督が師範をつとめる演劇修行の場「東京演劇道場」の新メンバー募集オーディションを今秋実施する。
 
「東京演劇道場」は東京芸術劇場の芸術監督である野田秀樹の指揮のもと、舞台役者が集う修行の場だ。野田をはじめ、東京芸術劇場に集う国内外第一級のアーティストたちの舞台創作の技と志に触れ、芝居人同士が互いに刺激を受け合う場を提供する。
 
2018年の年末に行われた第一回目のオーディションワークショップには約1700名の応募があり、現在では 64 名のメンバーが在籍している。2019~20年には、野田に加えて海外から演出家・俳優のリロ・バウアー、エリック・マレット、ダンサー・振付家の井手茂太と黒田育世、劇作家・演出家の柴幸男らを講師に迎えてのワークショップや、海外秀作舞台などの動画勉強会、有志メンバーの自主練習などを実施した。コロナ禍の中でも、事務局が感染防止に徹底した対策をとって道場生メンバーに各種助成金の申請の勉強会や継続的な活動が行えるような支援をおこなった。
 
2020年夏には、東京演劇道場としての最初の公演として、野田演出により道場生たちの出演による『赤鬼』4バージョンが上演された。2020年のコロナ禍による最初の緊急事態宣言により多くの劇場が閉館せざるを得ない中で、東京芸術劇場も3月に閉館、7月に劇場を再開、その際、自主演劇事業で最初に幕を開けたのが『赤鬼』だった。客席を半数に減らし、客席と舞台の間に飛沫防止の透明の仕切りを垂らし、感染症対策を周到に行った上で公演を実施。我々が直面している「未知の存在」に対する差別や偏見をテーマにした『赤鬼』は観客を満足させた。感染防止に配慮した演出となったビニール幕の中で熱演を繰り広げたのは、日ごろ野田とワークショップを重ね、薫陶を受けてきた「東京演劇道場」の役者たちだった。4組のキャストによるリレー上演は、いずれ劣らぬ個性的な演技となり好評を得た。また、朝日・毎日・読売の各新聞での劇評はいずれも内容を絶賛するもので、東京演劇道場としての最初の公演は大成功を納めた。
 
そんな「東京演劇道場」が、このほどさらなる演劇人との出会いを求め、「東京演劇道場 the 2nd」と称し、新たにメンバーを募集することとなった。「来たれ!熱い志をもつ芝居人!!」と主催サイドは語っている。
 

「東京演劇道場 the 2nd」新メンバー募集要項

■応募条件
1.舞台で表現することに熱意のある方。
2.2021年11月30日(火)から始まる全てのオーディションに参加可能な方。
3.年齢・性別・経験は問いません。プロダクションや劇団に所属している方もご応募頂けます。

 
■オーディション、ワークショップ日程
一次オーディション 2021年11月30日(火)・12月 3日(金)
二次オーディション 2021年12月 7日(火)
最終オーディション 2021年12月 9日(木)
※11月16日(火)以降 書類選考結果を郵送。
*書類選考通過された方にのみオーディションの案内を同封。
*オーディション/ワークショップの会場は都内を予定しています。

 
■応募締切
2021年 9月30日(木)必着

 
■応募方法
1.東京芸術劇場ホームページより専用のオーディション応募用紙をダウンロード、もしくは市販の履歴書(オーディション用のもの)をご使用下さい。
2.応募用紙に必要事項を記入し、全身写真とバストアップ写真を貼付けて下さい。
3.選考結果を返信するための、A4サイズが入る角2封筒をご用意の上、返信先住所と宛名をご記入、120円切手を貼付けて下さい。
4.2の応募書類と、3の返信用の角2封筒をクリアファイルに入れて下さい。
5.クリアファイルごと角2封筒に入れて、下記住所までご郵送ください。
〒171-0021東京都豊島区西池袋 1-8-1 東京芸術劇場 東京演劇道場事務局宛
*注意事項*
応募書類は必ずご郵送ください。
直接のお持ち込みや消印のない応募書類は選考から除外します。
応募書類はオーディション/ワークショップ以外の目的で使用することはありません。

 
■一般・応募者の問合せ
メール engekidojo@geigeki.jp
Tel.03-5391-2111 (9:00~22:00 休館日を除く)

 
■公式サイトhttps://www.geigeki.jp/performance/engekidojo/2021-2/
■主催:東京芸術劇場
シェア / 保存先を選択