チェリスト・宮田大、タンゴ界の巨匠ピアソラの作品を収録した『Piazzolla』リリース 2022年2月にアルバム発売記念コンサートも決定

ニュース
クラシック
2021.11.3
宮田大

宮田大

画像を全て表示(2件)


日本人として初めてロストロポーヴィチ国際コンクールで優勝、また、欧州のクラシック界における権威のある賞の一つOPUS KLASSIK賞(2021)を受賞するなど、名実ともにトップ奏者として国際的な評価を高めているチェリスト・宮田大による最新アルバム『Piazzolla』が本日2021年11月3日(水)発売となった。

『Piazzolla』

『Piazzolla』

今作では、2021年に生誕100周年を迎えた作曲家・ピアソラの作品を、山中惇史、ウェールズ弦楽四重奏団、三浦一馬ら日本を代表する奏者を迎えて収録。まるで歌声のように変貌自在に表情を変える、宮田の唯一無二の音色と高いテクニック、そしてトップ奏者同士による密度の高いアンサンブルが展開され、この編成のために書き下ろされたアレンジで録音。ジャンルレスな独自の音楽を生み出していったピアソラと、クラシックの固定概念を超越するような説得力溢れる演奏を放つ宮田大、両者の真髄と可能性を再発見する1枚となっている。

なお、発売元の日本コロムビアのサイトで全曲試聴もスタートした。さらに、2022年2月には、アルバム発売記念コンサートも決定。ウェールズ弦楽四重奏団、三浦一馬、山中惇史を共演に迎え、東京・大阪2公演だけの特別プログラムが披露される。

【宮田大コメント(全文)】

私が小さい頃、ピアソラのCDが家で流れていたこともあり、私の音楽家人生の中でとても大切な作曲家の一人です。

ピアソラの作品は、まるで鏡の様に10代の頃、20代の頃、現在の自分がどんな音楽を奏でたいのか、どんな人生を送ってきたのかを忠実に捉えて、私自身の音楽を表してくれます。

今回のアルバムは、選曲と編成にこだわりました。

チェロ独奏で誰も演奏した事が無い作品を選曲し、未だかつて無い楽器との組み合わせで、今の自分を表現していますので、新感覚のピアソラをお届け出来ると思います。

チェロが語るピアソラを是非お聴きください。

リリース情報

『Piazzolla』
2021年11月3日(水)リリース
 
【アルバム全曲試聴】
【収録内容】
<オール・ピアソラ・プログラム>
1.鮫
2.タンガータ
3.言葉のないミロンガ
4.悪魔のロマンス
5.アレグロ・タンガービレ
6.ツィガーヌ・タンゴ
7.ヴィオレンタンゴ
8.スール:愛への帰還
9-12.「天使の組曲」
天使のイントロダクション
天使のミロンガ
天使の死
天使の復活
13.アディオス・ノニーノ
 
編曲:山中惇史(Tr.1, 2, 4-13)
三浦一馬(Tr.3)
 
演奏:
宮田大(チェロ)
 
山中惇史(ピアノ)/Tr.2, 4-13
ウェールズ弦楽四重奏団/ Tr.1, 4-8, 13
三浦一馬(バンドネオン)/ Tr.3, 6, 8
 
録音:
2021年4月サウンド・シティ世田谷
2021年8月小出郷文化会館(新潟)
 
COCQ-85532 ¥3,300(税込)
※高音質CD「UHQCD」採用
 
【アルバム特典情報】
11/3発売「Piazzolla」(COCQ-85532)を下記の対象店舗にてご購入いただいた方に、先着でオリジナルの特典をプレゼントいたします。
特典は無くなり次第終了となりますので、お早めにご予約ください!
 
【特典内容】
Amazon:メガジャケ
タワーレコード:ポストカード
HMV:ポストカード
山野楽器:ポストカード
応援店:ポストカード
 
※応援店店舗は後日発表いたします。
※特典は先着となり、無くなり次第終了となります。
※特典の有無の詳細は各店舗までお問い合わせ下さい。
※ご予約いただいたお客様は、商品お受け渡し時のお渡しとなります。
 
◆プロフィール
宮田大(チェロ)Dai Miyata, cello
2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。
これまでに国内の主要オーケストラはもとより、パリ管弦楽団、BBC スコティッシュ交響楽団、ロシア国立交響楽団、フランクフルトシンフォニエッタと共演。また、小澤征爾、E. インバル、 L. スワロフスキー、 C. ポッペン、 D. エッティンガーをはじめとした指揮者と共演。録音活動も活発で、2020年にギタリスト・大萩康司との初のデュオアルバム「Travelogue」。2019年にトーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコッティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」をリリース。(日本コロムビア)
使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A.ストラディヴァリウス“Cholm
ondeley”である。
 
◆共演者プロフィール
ウェールズ弦楽四重奏団  Verus String Quartet
﨑谷直人(ヴァイオリン) Sakiya Naoto, violin 
三原久遠(ヴァイオリン) Mihara Hisao, violin
横溝耕一(ヴィオラ) Yokomizo Koichi, viola 
富岡廉太郎(チェロ) Tomioka Rentaro, cello
 
桐朋学園の学生により2006年結成。2008年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位。2010年よりバーゼル音楽院に留学。同年、京都・青山音楽賞受賞。2011年バーゼル・オーケストラ協会(BOG)コンクールにて"エクゼコー"賞受賞、第7回大阪国際室内楽コンクール第3位。2012年バーゼル音楽院を修了し、2013年に帰国。東京・春・音楽祭、Hakuju Hall、紀尾井ホール、王子ホール、水戸芸術館等から招かれる。NHK「ベストオブクラシック」、「クラシック倶楽部」、「名曲アルバム」に出演。
2016年から第一生命ホールではシューベルトの後期をテーマに3年シリーズに取り組む。2017年からは大分・iichiko総合文化センターでベートーヴェン全曲演奏全6回シリーズがスタート。さらに全曲録音プロジェクトがfontecにて進行中。2016年神奈川フィル、2017年には名古屋フィルにソリストとして招かれ協奏曲を好演。
 
三浦一馬 (バンドネオン) Kazuma Miura, Bandoneon
10歳よりバンドネオンを始め、小松亮太に師事。2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にてバンドネオン界の最高峰ネストル・マルコーニと出会い、その後自作CDの売上で渡航費を捻出してアルゼンチンに渡り、現在に至るまで氏に師事。2008年国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝。2011年別府アルゲリッチ音楽祭に出演し、マルタ・アルゲリッチやユーリー・バシュメットらと共演して大きな話題と絶賛を呼んだ。14年度出光音楽賞を受賞。2017年には自らが率いる室内オーケストラ「東京グランド・ソロイスツ」を結成。2018年10月全編ピアソラ作品によるキンテート(五重奏)編成の最新盤「Libertango」をリリース。全国ツアー(全11公演)を開催し大盛況となった。同年12月には映画「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」の広報大使を務める。現在、若手実力派バンドネオン奏者として各方面から注目されている。
2021年、ピアソラ生誕100年に合わせて、東京グランドソロイスツとしての初音源・最新盤「ブエノスアイレス午前零時」を3月リリース、同時にピアソライヤーを記念した全国ツアー公演の開催。2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』大河の紀行にてバンドネオンを独奏。
現在、若手実力派バンドネオン奏者として各方面から注目されている。使用楽器は、恩師ネストル・マルコーニより譲り受けた銘器Alfred Arnold。
 
山中惇史(ピアノ・編曲) Atsushi Yamanaka, piano& arrangement
東京藝術大学音楽学部作曲科・ピアノ科の両科を卒業。同大学音楽研究科修士課程作曲専攻修了。第26回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位。作曲家としては器楽、室内楽、合唱など多数が出版されている。編曲の分野に於いても担当したアーティストはクラシックのみならずポップスまで幅広い。ピアニストとしては2018年にリサイタルデビュー、また共演者として信頼も厚く国内外の著名なアーティストから指名を受け共演を重ねている。参加した各CDはレコード芸術誌にて特選盤、準特選盤に選出され、メディアにも多数出演。2019年にはソロアルバム「旅と憧れ」をリリース。2020年にピアニスト・作曲家の高橋優介とのピアノデュオ『176』(アン・セット・シス)を結成。自らの編曲によりオーケストラ作品の演奏に挑み、第1弾として『レスピーギ/ローマ三部作』をメインに演奏会を開催、同時にカワイ出版より楽譜出版、ライブレコーディングもされ話題となった。これまでにピアノを森陽子、山泉薫、菊地裕介、白石光隆、安野直子、江口玲の各氏に師事。東京藝術大学非常勤講師。Twitter→@ginyamagin Instagram→@yamanaka.atsushi
 

公演情報

宮田大 『チェロ・リサイタル2022~ピアソラへのオマージュ~』
 
2022年2月25日(金)東京オペラシティ コンサートホール19:00開演(18:30開場)
2022年2月26日(土)ザ・シンフォニーホール(大阪)19:00開演(18:30開場)
 
コンサート詳細はこちら → https://daimiyata.com/concert
 
◆HP
OFFICIAL WEB
 
日本コロムビア
 
◆SNS
Twitter
Instagram
YouTubeチャンネル
シェア / 保存先を選択