有村架純が森田剛を語る「なんて優しい目をしているんだろう」 映画『前科者』鼎談インタビュー映像を公開
映画『前科者』より (C)2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
2022年1月28日(金)に封切られる映画『前科者』から、有村架純、森田剛、岸善幸監督の鼎談インタビュー映像が解禁された。
『前科者』は、『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて2018年1月から連載が始まった香川まさひと原作、月島冬二作画による漫画。罪を犯した「前科者」の更生・社会復帰を目指して奮闘する保護司の姿を描いた作品で、2019年の『第3回さいとう・たかを賞』最終候補に選ばれている。今回の映像化では、有村架純を主演に映画と連続ドラマの2つの形で制作。映画『あゝ、荒野』の岸善幸監督がメガホンをとり、連続ドラマでは新⼈保護司の阿川佳代が様々な“前科者”と向き合い成⻑する様子を、映画では保護司として現在進⾏形の凶悪犯罪と向き合う姿をサスペンスとして描く。更生間近に姿を消した男・工藤誠役で森田剛、若手刑事・滝本真司役で磯村勇斗らが出演するほか、リリー・フランキー、木村多江、若葉竜也、マキタスポーツ、ドラマ版からの続投となる石橋静河、北村有起哉、宇野祥平らがキャストに名を連ねている。
解禁された鼎談映像では、主演の有村架純、森田剛、岸善幸監督が、映画コメンテーターのLiLiCoの進行で作品への想いや撮影について語っている。
有村架純×森田剛×岸善幸監督インタビュー映像より
――完成した映画を観て。
有村:脚本を読んだ時の方がすごく苦しかったです。演じている時も(森田演じる)工藤誠のことを思って、ひたむきに泣いたり笑ったり怒ったり、人のために自分の心が動かされていく日々でしたが、完成した映画を観た時に希望を感じる作品になっていて、びっくりしました。
森田:涙が出ました。悲しいという気持ちよりも浄化される涙で、観終わった後、すっきりしました。
岸監督:保護司って元受刑者を更生させる、つまりやり直しをさせる役割があるんですが、人間としてやり直すということは一体どういうことなんだろうと。『前科者』を観ると分かるんじゃないかと。
――初共演の印象。
有村:初めて(森田の)目を見た時に「なんて優しい目をしているんだろう」と思って。それだけでいい人なんだろうなって、全部分かっちゃうくらい。
森田:公園のシーンで、カメラチェンジの時に僕はその場から動きたくなかったんです。先生(=有村)を見たら、先生も動かないで(一緒に)ずっといてくれて、嬉しくなっちゃったんですよね(一同笑)。
――描こうとしたこと。
森田:「生きる」ということをすごく感じます。いつ死ぬか、何があるか分からないし、だからこそ一瞬一瞬がキラキラするというか。優しいけど力強い映画なので観ていただけたらと思います。
有村:罪を犯すということは肯定できることではないですけど、一生懸命生きようとしている人たちを生きづらいようにする資格は自分たちにはないですし、(元受刑者も)温かい世界で生きていけるような世の中になってほしいなと思います。
さらに、本作のストーリーとキャラクターを紹介する特別映像もそれぞれ公開。こちらでは、有村、森田、磯村が自ら演じた役柄について語っている。
そのほか、キャラクターの関係性を切り取った追加の場面写真も解禁されている。
(C)2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
(C)2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
(C)2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
(C)2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
(C)2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
映画『前科者』は2022年1月28日(金)全国ロードショー。
『WOWOWオリジナルドラマ 前科者 -新米保護司・阿川佳代-』は11月20日(土)スタート(全6話)/第1話無料放送/各話放送後、WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoで見逃し配信。