SPYAIR、ボーカルのIKEが脱退「ひとりの人間として生きてみようと思います」
SPIAIR(右から2人目がIKE)
ロックバンド・SPYAIRが、3月31日(木)に公式サイトを更新。ボーカル・IKEの脱退を発表した。
掲載された「SPYAIRについてのお知らせ」によると、以前から持病の潰瘍性大腸炎の再燃により療養していたが、寛解には至らず、本人が脱退を申し入れた。「メンバーとスタッフであらゆる可能性を探り、幾度も話し合いを重ねましたが、苦渋の決断に至った次第です。これまでのファンの皆様からのIKEへのご愛顧に心より感謝申し上げます」とバンドスタッフはコメントしている。
UZ(G/Programming)、MOMIKEN(B)、KENTA(Dr)の3名は、引き続きSPYAIRとして活動。今後の活動方針については、改めて報告するとしている。
IKE コメント
応援してくれたSPYAIRに関わる全ての皆さまへ
SPYAIRは路上から始まった小さなバンドでした。
時間と共に、1人また1人と仲間が増え、1万人の前でワンマンライブが出来るような大きなバンドになれました。それは4人が描き続けてきた夢の舞台です。
まずは、ここまで大きくしてくれたファンの皆さまに最大の感謝の意をお伝えします。
そして、このような報告になってしまったことを心よりお詫び申し上げます。
私、IKEは2022年3月末日をもってSPYAIRを脱退致します。
私は潰瘍性大腸炎という難病を患っています。
最初に発病したのは2019年夏です。その際は入院を経て一度は寛解期へと至りました。
しかし今年1月初頭に再検査した結果、再燃期と呼ばれている状態に戻ってしまいました。
おおむね治療は終えたのですが、寛解には至らず、通院しながら日常生活に差支えない日々を送っております。
この病気はいつ完治する、といったものではなく付き合っていくものです。
そんな中でボーカリストとして音楽活動を続けていくことは難しく、再燃したこのタイミングでバンドからの脱退を申し出ました。
そして今回、メンバー、スタッフと協議を重ね、この決断に至りました。どうかお許しください。
まだ何もかもがあやふやで、進んでみなければわからない道ですが、原点に立ち戻り、ひとりのボーカリストではなく、ひとりの人間として生きてみようと思います。
大変身勝手ではございますが、これがSPYAIRを脱退するに至った経緯です。
最後になりましたが、未熟な私を今まで支えてくれたファン、メンバー、関係者の皆さま、そして家族には感謝しかありません。
全ての関わってくださった皆さまのご多幸を願っております。
2022年3月31日 SPYAIR IKE
サイト情報
https://www.spyair.net/info/archive/?539639