名門バレエダンサーたちの日々を追った情熱のドキュメンタリー映画 『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』の公開日が決定
『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』 (C) Ex Nihilo – Opéra national de Paris – Fondation Rudolf Noureev – 2021
2022年8月19日(金)より、『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』(『Une saison (très) particulière』(原題))が、Bunkamuraル・シネマほかにて、全国順次公開することが決定した。この度、日本版のポスタービジュアルが解禁となった。
本作は、今年1月に開催されたフランス国際ドキュメンタリー映画祭(FIPADOC)にて観客賞に輝き、第40回モントリオール国際芸術映画祭(FIFA)にも正式出品され、「ダンスに捧げる感動的な抒情詩」 La vie、「舞台の魔法を魅せてくれる1本」 TT Téléramaと評価された、バレエの殿堂、パリ・オペラ座を舞台にした情熱のドキュメンタリー。
世界的パンデミック禍、パリ・オペラ座も静寂が支配していた。「1日休めば自分が気づき、2日休めば教師が気づく。3日休めば観客が気づく―」と言われるダンサーたちにとって、1日6~10時間踊っていた日常から突如切り離された日々は、過酷な試練であった。2020年6月15日、3か月の自宅待機を経てクラスレッスンが再開。
マチュー・ガニオ、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェ、アマンディーヌ・アルビッソン等、最高位のエトワールたちが、かつてない状況下、“オペラ座の宝”といわれる演目、ヌレエフ振付の超大作『ラ・バヤデール』の年末公演に向け稽古を重ねていく。しかし、再びの感染拡大に伴い、開幕目前に無観客配信となり、初日が千秋楽となる幻の公演となってしまう。心技体が揃う絶頂期が短く、42歳でバレエ団との契約が終了となる彼らにとって、それは落胆の決断であった。だが、そんな激動の中で新エトワールが誕生―。カメラはダンサーたちの心境に寄り添いながら、本番までの特別なシーズンを捉えていく。こうして、芸術の殿堂パリ・オペラ座の新たなる歴史の幕が上がる。
『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』は、監督であるプリシラ・ピザートが、パリ・オペラ座に特別に許可を受け、パンデミック禍の閉鎖からの復活の日々を撮影した貴重な映像が数々収められている。マスクを着けたダンサーたちのレッスン、最高峰のエトワールたちの長い休みからの再開のレッスン、そして、新たな公演(シーズン)に向けレッスンを重ねていく日々。バレエダンサーたちの不安、葛藤、期待といった心境に寄り添いながら、ダンサーと振付師が協力し合い、ひとつの舞台を作り上げていく姿を追っていく。バレエのみならず、全てのエンターテインメントの舞台に立つ人々に贈る作品となっている。
解禁となった日本版ポスターは、夜明けの空を背景にしたパリ・オペラ座の建物とともに、パリ・オペラ座にとって宝でもある演目、ルドルフ・ヌレエフ版『ラ・バヤデール』のリハーサル風景、本番の舞台シーン、そして『ロミオとジュリエット』のアンコールシーンを紹介している。パンデミックを経て、久しぶりにパリ・オペラ座の舞台に戻ってきたダンサーたちから溢れ出た、踊ることのできる喜びが伝わってくるビジュアルとなっている。
上映情報
Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次公開
アマンディーヌ・アルビッソン、レオノール・ボラック、ヴァランティーヌ・コラサント、ドロテ・ジルベール、リュドミラ・パリエロ、パク・セウン、マチュー・ガニオ、マチアス・エイマン、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、ポール・マルク
アレクサンダー・ネーフ(パリ・オペラ座総裁)、オレリー・デュポン(バレエ団芸術監督)
監督:プリシラ・ピザート
Twitter:Twitter@new_parisopera