二宮和也主演映画『TANG タング』の三木孝浩監督×劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の演出 小山ゆうなが特別対談

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2022.7.28

実は、早稲田大の演劇サークル同期という縁も……

――さて、お二人は大学のサークルで同期だったそうですね。当時のことを伺っても良いですか。

三木:25年前の話だからね。だいぶ記憶が……(笑)。

小山:私もそんなに記憶が……(笑)。三木さんはもともと映画の人だったじゃない。なぜ演劇のサークルに?

三木:そう、最初は映画サークルに入っていて、自分の映画に出てくれるキャストを探すため、そして自分の経験値をあげるために、演劇に片足突っ込んだみたいなところがあるんですけど、入ったら演劇がすごく楽しくて!自分で作・演出をしたり、役者をやったりしたこともあるんですけど、それが結果生きてきたなと思います。つながりもできたので、ありがたかったね。

小山:私も早稲田の映像のサークルにもちょっといたんですけど、タルコフスキーについて語れないとダメとか、分かりやすいものが好きなだけではやっていけない緊張感の中にいた(笑)。でも三木さんは意外とそうではなくて、「難解なものを好き」と言わなくても話せた。映画の方なのに安心感がありましたね。

――映画と演劇というそれぞれの畑で一線で活躍されているわけですが、お互いをどう見ているのですか?

三木:同志ですよね。それこそ小手くんもそうだし、映像美術をやってもらっているスタッフさんもそうですが、同じ出自の人たちがなんとなく近いところにいて、活躍しているのは嬉しいです。そういう意味では「自分も負けないように」と、ライバル心ではないですけど、発奮する材料になりますよね。

小山:うん、嬉しいですよね。ときどき活躍しているのを見て、「すごく面白かったよ」と言い合うぐらいの関係なんですけど、困ったときは助け合うし、みんなで頑張ろうねという感じですね。

>(NEXT)ぜひ映画→舞台をはしごして、見比べて

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