役所広司×吉沢亮、“父子”初共演 松重豊・MIYAVI・佐藤浩市ら共演の映画『ファミリア』公開が決定

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2022.8.23
 (C)2022「ファミリア」製作委員会

(C)2022「ファミリア」製作委員会

映画『ファミリア』が2023年1月6日(金)に公開されることが決定。あわせて、キャスト情報が解禁されている。

『ファミリア』は、『八日目の蟬』『ソロモンの偽証』『いのちの停車場』などで知られる成島出監督の最新作。陶器職人の父と海外で活躍する息子、そして隣町の団地に住む在日ブラジル人青年の3人を中心に、国籍や育った環境や話す言葉などの違い、血のつながりを超えて強い絆で“家族”を作ろうとする姿を描いたオリジナル作品だ。

山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治のもとに、アルジェリアに仕事で赴任している学が婚約者ナディアを連れて一時帰国。結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言した学に誠治は反対する。一方、誠治が住む隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコスは半グレに追われたときに助けてくれた誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアをある悲劇が襲う。

主人公の誠治を演じるのは、役所広司。約10年ぶりの成島組への参加となる本作では、息子の幸せを願う不器用な陶器職人を演じる。また、吉沢亮が、一流企業のプラントエンジニアとして赴任したアルジェリアで大切な女性と出会い、新しく家族をつくろうとする誠治の息子・学役で共演。なお、役所と吉沢は本作で初共演を果たすという。

さらに、物語のキーとなる在日ブラジル人青年・マルコスを、オーディションで選ばれた在日ブラジル人のサガエルカスが演じる。そのほか、マルコスの恋人・エリカ役で同じくオーディションで選ばれたワケドファジレが出演。さらに、静岡県の日系4世らのヒップホップグループGREEN KIDSも出演。マルコスら在日ブラジル人を執拗に追いかける半グレのリーダー・榎本海斗を演じるのは、MIYAVI。さらに、地元のヤクザ・青木役で松重豊、誠治が唯一心を許すことのできる友人の刑事・駒田隆役で佐藤浩市が出演。中原丈雄、室井滋らもキャストに名を連ねている。

 

役所広司(神谷誠治 役)

絶望に陥った者同士が偶然出会った時、生きてゆく希望を見つけるには何が必要なのか?

あるテロ事件をヒントに作り上げたこの物語で、成島監督が静と動を織り交ぜ問いかける人間ドラマです。

オーディションで出演が決まった演技経験のない若い俳優たちがとてもフレッシュで魅力的です。

 

吉沢亮(神谷学 役)

タイトル通り、孤独や絶望を抱えた人たちが必死にもがきながら、「家族」の形を探す物語です。

国際色豊かなキャストの皆さんの、とてもフィクションとは思えない、生々しくもキラキラしたお芝居が本当に素晴らしいです。

成島監督の演出の下、役所さんと親子役を演じ、貴重な時間を過ごさせて頂きました。

是非ご覧下さい。

 

成島出(監督)

プロット、シナリオともに、脚本家のいながきさんの身近にあるリアリズムで書かれた物語であることに惹かれました。愛知に暮らす陶器職人、在日ブラジル人、半グレ、そして北アフリカのテロ、全てがいながきさんの周りに実際に存在していて、私も『そこ』に行ってみたいと思いました。

役所さんとは、1994年、『大阪極道戦争しのいだれ』で脚本家デビュー、2003年『油断大敵』で監督デビュー、2011年『聯合艦隊司令長官山本五十六』と私の映画人生の大きな節目でご一緒させていただきました。常に進歩し続ける役所さんは私の大切な兄貴であり師匠です。もし役所さんとの出会いが無かったら私の監督人生はどうだったか。改めて考えるとゾッとします。

世界中で悲しい分断が起き続けている現在、自分にとって大切な人と共に生きられるということがどれだけ幸せで、奇跡なのか。この映画を観て感じていただけたら、と願っています。

 

『ファミリア』は2023年1月6日(金)新宿ピカデリーほか全国公開。

作品情報

映画『ファミリア』
監督:成島出
役所広司
吉沢亮 / サガエルカス ワケドファジレ
中原丈雄 室井滋 アリまらい果 シマダアラン スミダグスタボ
松重豊 / MIYAVI / 佐藤浩市
製作委員会:木下グループ フェローズ ディグ&フェローズ 制作プロダクション:ディグ&フェローズ 配給:キノフィルムズ
映倫指定:PG12
公式サイト:https://familiar-movie.jp/
(C)2022「ファミリア」製作委員会
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