夏川椎菜「ひとりの人間として、大きく意味のある時間になりました」~『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』が開幕

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2022.10.6
『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』舞台写真  撮影:阿部章仁

『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』舞台写真  撮影:阿部章仁

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2022年10月6日(木)シアタートラムにて、深作健太演出、夏川椎菜が主演を務める、『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』が開幕した。舞台写真とコメントが届いたので紹介する。

本作は、2021年に「深作組ドイツ三部作」と銘打ち、『火の顔』を始めとするドイツ戯曲を三作品(『火の顔』『ブリキの太鼓』『ドン・カルロス』)上演した深作組が、「深作組新ドイツ三部作」の第一弾として、ドイツを代表する劇作家シラーによるフランスの英雄=ジャンヌ・ダルクを描いた作品で、日本では80年ぶりの上演となる。

今回、声優やアーティストとしても活躍する夏川椎菜が初舞台にして初主演を務め、映画・ドラマ・舞台など多彩な分野での活動が目覚ましい溝口琢矢、そして舞台のみならず、映像でも華やかな活躍をみせる元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛原実花などのキャストが集結。

初主演ながら難しい役柄を堂々と演じきった夏川の姿は、英雄ジャンヌ・ダルクそのもの。シラーの時代から普遍的に続く〈平和〉へのメッセージをこめて、フランス・イングランド両軍の将兵を、あえて同じ俳優が演じるという演出にも期待しよう。

撮影:阿部章仁

撮影:阿部章仁

なお、本公演は、10月6日(木)から10月9日(日)までシアタートラム、10月15日(土)から10月16日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKA TT ホールにて上演される。大阪公演には伝説の過激なロッカー、頭脳警察の PANTAが出演する。

【あらすじ】
時は十五世紀――長く続く、英仏百年戦争。
神の声に導かれ、故郷を飛び出した少女・ジャンヌ。
オルレアンの町を救うため、ひとり戦場へ身を投じた彼女の〈信仰心〉はフランス王シャルル七世や王母イザボー、イングランドの騎士ライオネル、そして両軍の将軍と兵士たちを巻き込んで、やがて火刑台上の 驚くべきクライマックスへと突き進む……。


夏川椎菜 コメント

まずは無事に幕を開けられ、ご来場の皆様に直接観て感じていただける、この幸せに感謝です。
この演劇に関わる全員が、ジャンヌの物語を、シラーが描いた結末の意味を、どう表現したら皆様に伝えられるのか、考えて、学んで、試行を繰り返した、約1ヶ月の稽古期間。
役者としてだけでなく、ひとりの人間として、大きく意味のある時間になりました。
言葉を尽くして伝えてくださった深作さんに、沢山のアドバイスをくださった共演者の皆様に、支えてくれた全てのスタッフさんに、そして、ご来場いただいた皆様に、最高のパフォーマンスでお返しできるよう、精一杯やらせていただきます!

深作健太 コメント

いよいよ夏川ジャンヌが、大空に向かって羽ばたきます。
役者人生たった一度の初舞台・初座長。
東京・大阪あわせてもたった十回だけの記念すべき公演を、ぜひ皆様、劇場で目撃・体感してくださいませ。
なにより僕自身が観たかったこの作品。
素晴らしいキャスト・スタッフと一緒に初日まで漕ぎつける事が出来て感無量です。
シラーがこの戯曲を書いてから220年。
〈自由〉とは何か。
その問いかけに向けた闘いは、まだこれからも続いてゆくのです。

公演情報

『オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-』
<東京公演>
日程:2022年10月6日(木)~10月9日(日)
会場:シアタートラム
 
<大阪公演>
日程:2022年10月15日(土)~10月16日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
 
出演:
夏川椎菜 溝口琢矢 松田賢二 峰 一作 宮地大介 愛原実花 李真由子
特別出演:PANTA(頭脳警察) ※大阪公演のみ
 
スタッフ
作:フリードリヒ・フォン・シラー
翻訳:大川珠季
演出:深作健太
音楽・演奏:西川裕一
 
料金:9,000円(全席指定・税込)
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
 
主催・企画・制作:深作組/MAパブリッシング/Goh(東京公演)
主催:サンライズプロモーション東京(大阪公演)
 
お問合せ
東京公演:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)    
大阪公演:キョードーインフォーメーション 0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)
 
公式WEBサイト https://orleans.fukasakugumi-map.jp
Twitterアカウント @fukasakuorleans
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