横山だいすけ、石田泰尚ら 親子で楽しむ”うた”から圧巻のコンチェルトまで! 多世代を音楽でつないだ『スタクラ 2026 in 横浜』2日目レポート

レポート
クラシック
2026.8.4
『イープラス presents スタクラ 2026 in 横浜 ーSTAND UP! CLASSICー』

『イープラス presents スタクラ 2026 in 横浜 ーSTAND UP! CLASSICー』

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2026年8月1日(土)・2日(日)の2日間、横浜みなとみらいホールにて『イープラス presents スタクラ 2026 in 横浜 ーSTAND UP! CLASSICー』(通称スタクラ)が開催された。2018年に日本最大級の野外型クラシック音楽祭『STAND UP! CLASSIC FESTIVAL(スタクラフェス)』として横浜の地でスタートして以来、野外・コンサートホール・配信と様々な形式で開催を重ねてきたスタクラ。今年も昨年に引き続き日本屈指のコンサートホール・横浜みなとみらいホールで、“多世代に贈る新感覚クラシック音楽祭” として多彩なプログラムが展開された。

本記事では、2日目の模様をレポートする。

世代を超えて心に響く歌声!親子で楽しむステージに笑顔あふれる

『横山だいすけ  届け!うたごえ!』
【日時】2026年8月2日(日)12:00開演@大ホール
【出演】横山だいすけ、TAIRIK(TSUKEMEN・ヴァイオリン)、ニュウニュウ(ピアノ)、横浜少年少女合唱団

スタクラフェス2日目。8月2日(日)12時からは『横山だいすけ 届け!うたごえ!』が開催された。

NHK教育テレビ『おかあさんといっしょ』の11代目「うたのおにいさん」として9年活動し、番組卒業後も俳優活動や歌手活動を続けている横山だいすけ。この日は、ヴァイオリニストのTAIRIK(TSUKEMEN)やピアニストのニュウニュウ、横浜少年少女合唱団、スタクラキッズ(Funky Gang Dance Studio)と共演し、アンコールを含めて18曲を披露した。


当日ロビーにはベビーカー置き場も設置された

当日ロビーにはベビーカー置き場も設置された

オープニングは「はじめてはじめまして」。横山が駆け足で入場すると、客席からは早速大きな拍手が湧き起こった。《♪初めまして》《♪会えてよかったね、歌いましょう》という歌詞からも、スタートを切るのにぴったりな1曲だ。

続いてニュウニュウのピアノ演奏のもと、横山が歌う「うみ」。「夏と言えば」な1曲で、ゆったりとした時間が流れる。そこから一気に雰囲気が変わって「おにのパンツ」。横山もコミカルな歌唱を交えていたし、スタクラキッズが「おにのパンツ」をはいて視覚的にも楽しい1曲だった。

横浜少年少女合唱団による「旅立ちの日に」。合唱曲の定番曲で、自身が学生のときなどに歌ったことがある人も多いだろうが、横浜少年少女合唱団のその透き通った歌声に心を洗われた。次曲の「気球に乗ってどこまでも」からは横山も参加し、「ビリーブ」、「正解」と美しいハーモニーを連続で浴びる。個人的に、昔から合唱は好きだったが、親や大人になってからの合唱曲は本当に響くというか、歌詞が心にダイレクトに届いて、泣きそうになる。《♪たとえば君が傷ついて、挫けそうになった時は、必ず僕がそばにいて、支えてあげるよ、その肩を》なんて。

6歳でピアニストとしてデビューしたニュウニュウのミニトークを挟み、ピアノソロを披露。ジャジーな速弾きで、ピアノの音色で物語を語っているかのようだった。次はお待ちかねの「おかあさんといっしょメドレー」。「にじのむこうに」、「まほうのピンク」、「とり」、「夢の中」、「だいすきがいっぱい」とNHK教育テレビを視聴している子育て世帯にはたまらないセットリスト。さだまさしの長男であるTAIRIKがグループ「TSUKEMEN」の名前の由来を話すなどした(イケメンではないから、というところから来ているらしい)。

そして、横山の楽曲である「愛したいひと」、「いのちの歌」と続く。日々忙しくしていると、ついつい忘れてしまったり、先送りにしていたりするけれど、ふと立ち止まって、感謝や愛情の表現は大切にしていこう――そんな横山からのメッセージが感じられた。子どもたちが大好きな「ぼよよん行進曲」、「パプリカ」でコンサートは締め括られ、アンコールとしては「たからもの」(作詞・作曲:さだまさし、編曲:高橋幸代)、「笑顔晴れ」(作詞:もりちよこ、作曲:あいあい、編曲:高橋幸代)が披露された。子どもも大人も楽しめるコンサートとなった。

ちなみに、このコンサートはなんと「0歳から入場OK」ということで、2児の母である筆者はもうすぐ2歳の次女と参戦した。彼女にとってはじめてのコンサートで、しかもイヤイヤ期真っ最中で、しかもしかも大人は私一人のワンオペ参加だったので、どうなることやらと内心思っていたが、約70分間という2歳児にとっては長尺ながら、手拍子をしたり、身体を揺らしたりと、楽しんでいたように思う(特に「おにのパンツ」と「ぼよよん行進曲」は大興奮だった)。

ぼよよん体操では、会場も一緒にジャンプ!

ぼよよん体操では、会場も一緒にジャンプ!


親子鑑賞席は小さなお子様連れで埋め尽くされていた。もちろん演目の進行を妨げないように最大限の配慮をしつつだけれども、ご機嫌が悪くなっても、逆に元気になって声を発してしまっても、それでもいい。そんな寛容な雰囲気が作られていて、一人の親として心理的安全性が高く感じられ、ありがたかった。

“だいすけお兄さん”を始めとする出演者の皆さんからの「うた」の贈り物を受け取った。私自身も「明日からも頑張ろう」と素直に思える時間だったし、何より、次女のひと夏の思い出になったら嬉しい。

取材・文=五月女菜穂 撮影=福岡諒祠

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