半蔵門ミュージアム、入場無料の特集展示を開催 『仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて』11月下旬より

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2022.10.24
特集展示『仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて』

特集展示『仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて』

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半蔵門ミュージアムでは、2022年11月23日(水)から2023年3月12日(日)まで、特集展示『仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて』を開催する。入場無料。

本展では、半蔵門ミュージアムが所蔵する仏像、仏画、経典など計12点の仏教美術を展示。悩む人に応じて姿を変える「三十三応現身像」のうちの1躯である《梵王身》のほか、日吉大社(大津市)の神や本地仏を北斗七星とともに描いた曼荼羅《日吉山王十禅師曼荼羅図》、紺紙に金字で経文が書かれ、金銀泥による見返絵も付された装飾経《紺紙金字一切経(神護寺経)のうち仏説意経》などを鑑賞することができる。

三十三応現身立像 梵王身 室町時代 明徳5(1394)年頃

三十三応現身立像 梵王身 室町時代 明徳5(1394)年頃

日吉山王十禅師曼荼羅図 鎌倉時代 14世紀

日吉山王十禅師曼荼羅図 鎌倉時代 14世紀

紺紙金字一切経(神護寺経)のうち仏説意経(部分) 平安時代 12世紀

紺紙金字一切経(神護寺経)のうち仏説意経(部分) 平安時代 12世紀

なお、常設展示は「ガンダーラの仏教美術」と「祈りの世界」。「ガンダーラの仏教美術」のエリアでは、2~3世紀ごろ作られたガンダーラ仏伝浮彫を複数展示しており、釈尊の前世や誕生、成長から出家、悟り、説法、入滅といった釈尊の生涯をたどる。「祈りの世界」は、半蔵門ミュージアムの中心となる展示エリアで、中央に《大日如来坐像》を展示。《不動明王坐像》《両界曼荼羅》とともに、静かに作品と向き合える展示空間が広がる。

※11月8日(火)から12月4日(日)まで、大日如来坐像を神奈川県立歴史博物館に特別出品いたします。この期間、当館で大日如来坐像をご覧いただくことはできません。

大日如来坐像 鎌倉時代 建久4(1193)年か <重要文化財>

大日如来坐像 鎌倉時代 建久4(1193)年か <重要文化財>

不動明王坐像 平安時代 12世紀

不動明王坐像 平安時代 12世紀

展覧会情報

特集展示『仏教美術の精華 観音応現身像をまじえて』
会期:2022年11月23日(水)~2023年3月12日(日)
開館時間:10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日毎週月曜日・火曜日、臨時休館(12月7日)、年末年始(12月29日~1月4日)
入場料:無料

半蔵門ミュージアム
場所: 〒102-0082 東京都千代田区一番町25
<交通のご案内>
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」下車 4番出口(地上1階)左すぐ
東京メトロ有楽町線「麹町駅」 下車 3番出口から徒歩5分
JR「四ツ谷駅」下車 徒歩15分
開館時間: 10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日: 毎週月曜日・火曜日、臨時休館(12月7日)、年末年始(12月29日~1月4日)
入場料: 無料
館長: 山本勉(鎌倉国宝館 館長、清泉女子大学 名誉教授)
問合わせ: TEL 03-3263-1752
公式サイト: https://www.hanzomonmuseum.jp
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