大滝詠一、完全未発表の新曲が解禁 鈴木慶一とデュエット
『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK』ジャケット写真 (C)THE NIAGARA ENTERPRISES INC.
大滝詠一が、生前に多数のアーティストに提供したコミックソングやリズミカルな楽曲を中心に、珠玉の名曲をコンパイルしたカップリングCD『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK』と『NIAGARA ONDO BOOK』が3月21日にリリースされる。
「ノベルティ・ソング」とは、コミックソングやリズムが特徴的なユーモラスな魅力を持つ楽曲を意味する呼称で、今作は大滝詠一という偉大なアーティストが持つ多彩な魅力と才能を堪能することができる多数の名曲が、2枚組CDに収録される。
『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK』と題されたDisc-1は、大滝本人が歌唱した11曲の音源を収録。本邦初公開となる新曲や、名曲のセルフカバーなどをコンパイルした、コンセプチュアルなオリジナル・アルバムとなっている。全曲が未発表音源で、1980年代に一世を風靡したお笑いバラエティ番組『オレたちひょうきん族』から生まれた「うなずきマーチ」や、テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディング主題歌「針切じいさんのロケン・ロール」のセルフカバー、ファン待望のティン・パン・アレイをバックに小林旭へ楽曲提供の準備をしたが、企画が実らなかった「ホルモン小唄~元気でチャチャチャ」などが収録される。
そして、完全未発表の新曲 「ゆうがたフレンド (USEFUL SONG)」も収録されることが決定した。本作は2005年暮れに大滝が書き下ろした最後の作品で、今まで日の目を見ることがなかった幻の音源。今回、新たに大滝と親交の深いムーンライダーズの鈴木慶一が特別ゲストでボーカル参加している。鈴木慶一は1972年に発表された大滝詠一の1stアルバム『大瀧詠一1st』でもボーカリストとして共演しており、大滝と鈴木による伝説のユニット=冗談ぢゃねーやーずが50年ぶりに復活とあいなった。
Disc-2は『NIAGARA ONDO BOOK』という作品集で、コンポーザー大瀧詠一として多数のアーティストに提供したレア音源を収録。異色色の歌謡曲を特集したNHK総合の特別番組『1オクターブ上の音楽会』でも紹介され
た金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭(特別変)」を筆頭に、クレイジーキャッツ、植木等、三波春夫、トニー谷、細川たかし、角川博、片岡鶴太郎など、豪華なアーティストが歌う音源が別バージョンで堪能することができる。
リリース情報
https://smr.lnk.to/gqWKFI
https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/eiichiohtaki-nsb/