主演・新垣結衣でヤマシタトモコ『違国日記』の実写映画化が決定 2024年全国公開へ

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2023.6.6
左から、新垣結衣、高代槙生(原作コミック『違国日記』より)

左から、新垣結衣、高代槙生(原作コミック『違国日記』より)

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ヤマシタトモコ氏によるコミック『違国日記』が実写映画化されることが決定。2024年に公開を予定していることがわかった。

『違国日記』は、女性コミック誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートした、ヤマシタトモコ氏による同名漫画。人見知りな小説家の高代槙生と、その姪・田汲 朝の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを描き、『マンガ大賞 2019』第4位、『このマンガがすごい!2019』(宝島社)オンナ編第4位などに選ばれている。6月8日発売の『FEEL YOUNG』で最終回を迎えることが告知されており、6年の連載期間に幕を下ろす。

『違国日記』原作書影 (C)ヤマシタトモコ/祥伝社フィールコミックス

『違国日記』原作書影 (C)ヤマシタトモコ/祥伝社フィールコミックス

人見知りな小説家の高代槙生と、その姪・田汲 朝の女同士の同居奇譚。きっかけは、葬式での一コマだった。交通事故で両親を亡くした朝に、無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる朝の様子を見た槙生が、我慢ならず勢い余って私が引き取ると啖呵を切ったのだ。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑する。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまうふたりは、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、傷と向き合うようになっていく。

『違国日記』実写映画化でメガホンをとるのは、『PARKS パークス』や『ジオラマボーイ・パノラマガール』などで知られる瀬田なつき監督。主人公の高代槙生を演じるのは、ドラマ『風間公親-教場 0-』や、映画『正欲』(今秋公開)などの新垣結衣。

主演の新垣、瀬田監督、原作者・ヤマシタトモコ氏のコメントは以下のとおり。

 

新垣結衣(主演)

淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。

槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。

ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。

見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います。

 

瀬田なつき(監督)

コメント読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。

ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください。

 

ヤマシタトモコ コメント(原作者)

この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。

映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います。

 

『違国日記』は2024年、全国ロードショー。

作品情報

映画『違国日記』
原作:ヤマシタトモコ (祥伝社フィールコミックス)
脚本・監督:瀬田なつき(『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』)
出演:新垣結衣
企画・制作:東京テアトル/配給:東京テアトル、ショウゲート/
公式 Twitter:@ikokunikkimovie
(C)2024『違国日記』製作委員会
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