名門楽団ベルリン・フィルのトップ奏者が集結したベルリン・フィル八重奏団、6年ぶりの来日ツアーを開催
ベルリン・フィル八重奏団
結成から80年以上にわたり、世界中で高い人気を博しているベルリン・フィル八重奏団が、2023年11月~12月にかけ、コロナ禍で延期となった6年ぶりの来日ツアーを開催する。
ベルリン・フィル八重奏団は、誰もが認める世界最高峰の楽団ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ奏者たちで構成され、2010年から同団のコンサートマスターを務めるヴァイオリニストの樫本大進を筆頭に、ヴェンツェル・フックス(クラリネット)、シュテファン・ドール(ホルン)、アミハイ・グロス(ヴィオラ)等、各楽器のスター奏者たちが名を連ねる、世界最高峰の八重奏団だ。
来日ツアーは東京、福島、大阪、三重、神奈川の5都市で行われる。全国5公演での演奏曲目は、まず、シューベルトの「6つの楽興の時 Op.94 D780」(アブラハムセン編曲)。今回予定するハンズ・アブラハムセンによる八重奏編曲版の全楽章を通した演奏は、世界初演となる。
次に、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場等から次々と委嘱を受ける国際的な作曲家・細川俊夫への委嘱新作作品「テクスチュア」の日本初演。ベルリン・フィルハーモニー財団と株式会社ジャパン・アーツによる共同委嘱により誕生したこの作品は、コロナ禍の2020年6月にベルリンでライブ配信による世界初演が行われ、話題となった。
入国規制によりくしくも来日が断念された2020年から3年の時を経て、いよいよ日本初演。この八重奏団のために作曲された「テクスチュア(織物)」は、高度な演奏技術とアンサンブル能力が求められる、繊細で神秘的な作品となっている。
最後に、彼らの代名詞ともいえるシューベルト:八重奏曲 D803。この曲を演奏するために結成されたのがベルリン・フィル八重奏団の始まりといわれる、彼らの演奏会では外せない定番の名曲。
シンフォニックで親密なアンサンブルによる究極の八重奏。6年ぶりとなる待望の来日ツアーを見逃さないでおこう。
公演情報
『ベルリン・フィル八重奏団』
樫本大進(第1ヴァイオリン)
ロマーノ・トマシーニ(第2ヴァイオリン)
アミハイ・グロス(ヴィオラ)
クリストフ・イゲルブリンク(チェロ)
エスコ・ライネ(コントラバス)
ヴェンツェル・フックス(クラリネット)
シュテファン・ドール(ホルン)
シュテファン・シュヴァイゲルト(ファゴット)
シューベルト:6つの楽興の時 Op.94 D780, ハンズ・アブラハムセンによる八重奏編曲版
細川俊夫:《テクスチュア》八重奏のための(日本初演)
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シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D803
【全国公演日程・会場】
2023年11月27日(月)東京オペラシティ コンサートホール
(問)ジャパンアーツぴあ 0570-00-1212
2023年11月28日(火)ふくしん夢の音楽堂
(問)024-531-6221
2023年11月30日(木)フェニーチェ堺
(問)0570-08-0089
2023年12月1日(金)三重県総合文化センター
(問)059-233-1122
2023年12月2日(土)ミューザ川崎 シンフォニーホール
(問)神奈川芸術協会045-453-5080