ミュージカル『二都物語』メインビジュアル&井上芳雄・浦井健治・潤花のコメント映像が解禁

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2025.1.30
ミュージカル『二都物語』

ミュージカル『二都物語』


2025年2月をもって、帝国劇場は建て替えのため休館期間に入るが、その帝国劇場で2013年に上演されたミュージカル『二都物語』が、12年の時経て、2025年5月に明治座で再演される。この度、メインビジュアル、井上芳雄・浦井健治・潤花が上演に向け意気込みを語っているコメント映像が解禁となった。

原作者チャールズ・ディケンズの小説は、これまで世界各国で舞台化されてきた。『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』など、ディケンズ世界の“人々”は精一杯生きることの辛さを味わい続けるが、そんな中一瞬でも輝く幸福を多くの観客に見せ大きな感動を与え続けてきた。彼のもう一つの名作『二都物語』は18世紀のイギリスとフランスの二国間で起こる美しく壮大なロマンス物語。これまでに全世界で2億冊以上発行されており、アメリカでミュージカル化されたのは2007年。翌年にはブロードウェイに進出し、2012年には韓国でも上演され、賞賛を浴びた。日本では2013年夏、帝国劇場にて日本初上演し、今回、12年の時を経て、再演される。

フランス革命期の激動の中、それぞれの国の2人の青年と1人の美しい娘とのドラマティックなロマンス。核となる3人、主人公の弁護士シドニー・カートンは、ミュージカル界の元祖プリンスで今やミュージカル界のトップを走り続け、さらにはTVドラマ、TV番組のMCなど多岐にわたり活躍し続ける井上芳雄が、フランスの亡命貴族チャールズ・ダーニーは、井上とともにミュージカル界を牽引し続け、話題作の出演で年々存在感を増す浦井健治が初演に続き続投。その2人から想いを寄せられる、美しく心優しい女性ルーシーは、2021年に宝塚歌劇団宙組トップ娘役に就任し、チャーミングな雰囲気と華やかなダンスで注目を集め活躍した潤花が抜擢。退団後初ミュージカルで、今作に挑む。

ほかにも、日本を代表する実力派キャストが集結。ルーシーの父でバスティーユに17年間投獄されていたドクター・マネット役に福井晶一が、ドクター・マネットの元使用人で貴族を恨むドファルジュ役は初演に続き橋本さとしが続投。その妻で貴族に深い恨みを抱くマダム・ドファルジュ役に未来優希、ダーニーの叔父で市民を酷く虐げるサン・テヴレモンド侯爵に岡幸二郎が、小悪党バーサッドは福井貴一が、墓堀りのジェリー・クランチャー役は宮川浩が演じる。

【STORY】
18世紀後半、イギリスに住むルーシー・マネットは、17年間バスティーユに投獄されていた父ドクター・マネットが酒屋の経営者ドファルジュ夫妻に保護されていると知り、パリへ向かう。無事に再会し父娘でロンドンへの帰途の最中、フランスの亡命貴族チャールズ・ダーニーと出会うが彼はスパイ容疑で裁判に掛けられてしまう。そのピンチを救ったのはダーニーと瓜二つの酒浸りの弁護士シドニー・カートン。3人は親交を深め、ダーニーとルーシーは結婚を誓い合う仲になる。カートンも密かにルーシーを愛していたが、2人を想い身を引く。穏やかな暮らしが続くかに見えたが、ダーニーは昔の使用人の危機を救おうと祖国フランスに戻り、フランス革命により蜂起した民衆たちに捕えられてしまう。再び裁判に掛けられたダーニーだったが、そこで驚くべき罪が判明し、下された判決は死刑。ダーニーとルーシーの幸せを願うカートンはある決心をし、ダーニーが捕えられている牢獄へと向かう——。


シドニー・カートン役 井上芳雄 コメント映像より

ーー浦井さんと12年ぶりの共演ですね。

浦井くんも僕も、そして僕たちだけじゃなく、演出の鵜山さんを始めとした初演から続投してくださる皆さん12年歳をとりました。歳をとったというとネガティブな感じがしますけれども、作品にとってはプラスになることもたくさんあるはずです。浦井くんもたくさん色んな経験をされて、またこのタイミングで『二都物語』を一緒にやれるのはすごく楽しみですね。あと僕たちは、似てる役の設定だったんですよね。初演の時は同じユニットもやっていたので似ている感もなくはなかったですけれど、今や全然似てる感ないですからね(苦笑)。そこをどうするか?浦井くんに似せてもらうしかないかなと思っております。あとは 12 年ぶりの僕たちとは別に、今回初めて参加してくださる潤花さんはじめ、皆さんが新しい風を吹かせてくれることを頼りに頑張りたいと思います。

チャールズ・ダーニー役 浦井健治 コメント映像より

ーー井上さんと12年ぶりの共演ですね。

「いまは子どものままで」という楽曲があるんですけれども、この曲をまた一緒に歌わせていただけること、あれから12年後に、この作品のなかで未来へ託すといいますか、そういった思いを込めてデュオで歌わせていただけるのはすごく幸せなことであり、噛みしめながら同時に責任も感じながら演じていけたらとおもっています。

ルーシー・マネット役 潤花 コメント映像より

ーー演じるルーシー・マネット役について、どのように思われますか?

人を愛することの深さだったり、守るものが増えたときに人は強くなるなと、彼女をみてすごく感じました。この作品のなかで彼女が生きていく間で変化していくところだったり、女性として私自身も共感できるところがすごくありました。今回ご一緒させていただく皆様と創りあげていくなかで、どのようなルーシーになるのか、今からとても楽しみにしております。そして、大切にルーシーという女性を生きていきたいなと思っております。

井上芳雄・浦井健治・潤花 コメント映像

公演情報

ミュージカル『二都物語』
 
キャスト:
シドニー・カートン:井上芳雄
チャールズ・ダーニー:浦井健治
ルーシー・マネット:潤 花

マダム・ドファルジュ:未来優希
サン・テヴレモンド侯爵:岡 幸二郎
バーサッド:福井貴一
ジェリー・クランチャー:宮川 浩

ドファルジュ:橋本さとし
ドクター・マネット:福井晶一

ジャービス・ロリー:原 康義
ミス・ブロス:塩田朋子
弁護士ストライバー:原 慎一郎

荒田至法 榎本成志 奥山 寛 河野顕斗 後藤晋彦 武内 耕
田中秀哉 常住富大 福永悠二 丸山泰右 山名孝幸 横沢健司
彩花まり 石原絵理 岩﨑亜希子 音道あいり 樺島麻美
北川理恵 島田 彩 原 広実 玲実くれあ
 
スタッフ:
脚本・作詞・作曲:ジル・サントリエロ
追加音楽:フランク・ワイルドホーン
原作:チャールズ・ディケンズ(『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』)

翻訳・演出:鵜山 仁

訳詞:佐藤万里
音楽監督:八幡 茂
音楽監督補:宇賀神典子
歌唱指導:やまぐちあきこ・安部誠司
ステージング:田井中智子

美術:松井るみ
照明:服部 基
衣裳:前田文子
ヘアメイク:富岡克之(スタジオ AD)
音響:渡邊邦男
音響補:碓氷健司
アクション:渥美 博

指揮:若林裕治
オーケストラ:東宝ミュージック・ダットミュージック
稽古ピアノ:國井雅美・石川花蓮・小川浩佳

舞台監督:廣田 進
演出助手:末永陽一

制作:いとうちえ・藤田千賀子
アシスタントプロデューサー:渡邊 隆

スーパーヴァイザ―:岡本義次
プロデューサー:田中利尚

製作:東宝

スケジュール:
<東京公演>
2025年5月7日(水)~31日(土)明治座
 
公式ホームページ:https://www.tohostage.com/ataleoftwocities/
一般前売り開始:2025年3月1日(土)
 
■ツアー公演
2025年6月7日(土)~12日(木)梅田芸術劇場メインホール
2025年6月21日(土)~29日(日)御園座
2025年7月5日(土)~13日(日)博多座
 

A TALE OF TWO CITIES
Book, Music & Lyrics by Jill Santoriello
Additional Music by Frank Wildhorn
Based on the novel by Charles Dickens
Original Orchestration by Edward B. Kessel
Originally produced on the Broadway stage by Tale Productions Limited Partnership,
Ron Sharpe and Barbra Russell, Executive Producers
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