糸川耀士郎、笹森裕貴ダブル主演で『世界は密室でできている。』が舞台化 脚本・演出は丸尾丸一郎
メフィスト賞・三島由紀夫賞など数々の文学賞を受賞し、その強烈な文体と個性が際立つ「舞城王太郎」。2002年に発表された青春ミステリー小説『世界は密室できている。』 が、丸尾丸一郎脚本・演出によって数々のオリジナルソングを用いて舞台化されることが決定した。
出演には、ミュージカル『刀剣乱舞』 浦島虎徹役、歌絵巻『ヒカルの碁』 進藤ヒカル役、悪童会議 ミュージカル『夜曲〜ノクターン〜』 ツトム役など、様々な作品で主要な役どころをつとめ、近年はミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 『ミセン』など活動の幅を広げる糸川耀士郎。ミュージカル『刀剣乱舞』 松井江 役をはじめ、『あんさんぶるスターズ ! THE STAGE』、MANKAI STAGE『A3!』、『ブルーピリオド』 The Stage、特殊ミステリー歌劇『心霊探偵八雲』、など数多くの話題作に出演し、近年はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』マキューシオ役でも注目を集めた笹森裕貴。今作の主人公である「西村友紀夫」と「ルンババ」を回変わりで糸川、笹森が演じる。
さらに、OFFICE SHIKA MUSICAL『ネオンキッズ』 『私は怪獣』で主演を務め丸尾と強力なタッグを組み、舞台『鋼の錬金術師』、ミュージカル『ピーターパン』、そしてTV、バラエティと様々なジャンルでマルチに活躍する岡部麟、同じくOFFICE SHIKA MUSICAL『ネオンキッズ』に出演、短 役で鮮烈な印象を残しAKB48卒業後はコント公演「天使のように微笑んで財布なくしてガム踏んで」、ミュージカル「薔薇王の葬列」など活動の幅を広げる小田えりな、AKB48 チームK 7代目キャプテンを務め、舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』など外部活動も盛んな田口愛佳(AKB48)、劇団鹿殺し、オフィス鹿プロデュース作品を支える名バイプレイヤー 橘輝が出演。
そして、 JAC(ジャパンアクションクラブ)でキャリアをスタートし、つかこうへいと出会い『幕末純情伝』再演で岡田以蔵役に抜擢され話題を呼び、以降『飛龍伝'92』『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』等続々と出演。劇団☆新感線、パルコ、阿佐ヶ谷スパイダース、Bunkamuraなど舞台俳優として多彩な活動を続ける山本亨の出演が決定。
脚本を演出を務めるのは、丸尾丸一郎。舞台「黒蜥蜴」 、「桜姫東文章」など話題の演出をつとめ、さらに脚本をつとめた映画「Gメン」(監督 瑠東東一郎 / 主演 岸優太)が第36回日刊スポーツ映画大賞「ファンが選ぶ最高作品賞」を受賞。独自の世界観を深める同氏が、舞城王太郎作品の舞台化に挑む。
そして振付を手掛けるのは、平原慎太郎。2020年東京オリンピックの開会式と閉会式では、Director of Choreography(振付ディレクター)を務め、近藤 良平主宰コンドルズ、大植真太郎主宰の「C/Ompany」や大植真太郎、森山未來との「談ス」等、国内外のダンス作品に参加。劇団イキウメ、小林賢太郎、白井晃などに振付提供、他分野のアーティストとの交流も盛んに行う同氏が、丸尾丸一郎と初タッグを組む。
OFFICE SHIKA PRODUCE『世界は密室でできている。』は、2025年10月23日 (木)〜11月2日(日) シアターサンモールにて上演。上演決定にあたり、丸尾丸一郎のコメントが到着した。
丸尾丸一郎コメント
丸尾丸一郎
僕が初めて舞城王太郎作品に触れたのが「世界は密室でできている。」でした。
福井弁で描かれるキャラクターとギャグのような会話、ぶっ飛んだ密室殺人事件と謎解きの奇妙さ、
ミステリーが家族や青春の歪みを浮かび上がらせる。鮮やかな文字が画像となって脳みそに襲いかかり、気付いたら涙していました。
この読後感以上の感情を生み出せるのだろうか?舞台化は僕たちの挑戦です。
糸川くんや笹森くん、魅力的なキャストの皆様、平原慎太郎さんが作る身体表現、歌やダンスも用いて舞城王太郎に挑みます。
公演情報
原作 舞城王太郎『世界は密室でできている。』(講談社)
■出演
山本亨 ほか
■会場・日程