【10・23新宿大会直前インタビュー】格闘探偵団“勝負の10月”~阿部史典「すべての感情を吐き出しリングに叩きつける。それが自分の思う格闘芸術であり、格闘探偵団です」

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10:29
10・23新宿に向けて語った阿部

10・23新宿に向けて語った阿部

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今年2度目となる『格闘探偵団Ⅳ~Straight ahead~』が10月23日(木)、東京・新宿FACEで行われる。格闘探偵団阿部史典野村卓矢の“アストロノーツ”が主宰する、かつてあったバトラーツを復活させた意味合いが強い興行だ。

大会ポスター

大会ポスター

この大会で、阿部は佐藤光留との一騎打ちに臨む。一方野村は原学と対戦予定だったが、腎臓の病気により欠場。野村不在で初めて迎える大会に向けて、阿部を直撃した。光留戦を中心に話を聞くと、情念に満ちた言葉が飛び出してきた。(聞き手・奈良知之/週刊プロレス)
 
初の野村不在、その状況で…
 
――今回は初めて、野村選手がいない状況で迎える大会になります。

阿部 そうわかった時は「どうしようかな」と思いましたね。大会以前に2人でいろいろやってきたし、それこそ11月からアメリカに1ヵ月ぐらい行こうとしてたり、先々いろんな計画があったので。でもそんなことなんかよりまずはなにより体調優先です。そこから少し時間が経ってちょっと落ち着いた時に、周りの人たちに支えられたりアドバイスをもらったりして、いい意味で引きずらないようになるのが早かったです。

前までの自分だったら「俺だけか…」と思っていたけど、いい意味で色々と切り替えが自分のイメージよりも早かったです。だからいまは、ポジティブに考えるようにはできていますね。

――野村選手はこのような欠場は初めてです。

阿部 そうですね。自分も本当に驚きましたし、正直信じられないほど動揺しました。ただこのようなことは誰にでも起こる可能性があると思うようになって、フリーの立場でこういう仕事をしている以上はそろそろしっかりと健康診断もしたほうがいいかなと思いました。とくにインディーの選手とかは、なかなか行く機会がないじゃないですか。自分がどうこうというよりも周りの人を良くも悪くも巻き込んでしまうので、自分の体の状態を把握しておくということも仕事の一つなんだなと思いました。

――そんななかで、光留選手との一騎打ちです。

阿部 もともとは野村さんと原さん、俺と光留さん。

――4・8新木場のタッグマッチを、それぞれシングルにした形ですね。

阿部 それは正直、一番はじめに決まっていたことなんですよね。自分と光留さんの話は4月から始まったわけではなく、スポルティーバにいた頃からになります。ある日、“出たいヤツはメールしてこい”みたいなつぶやきがあって、とにかく仕事が欲しくて光留さんにメールしたんです。それで千葉のBlue Field(当時)に行って、アマチュアパンクラス会員の小熊真さんという人とダークマッチをしたら「面白いな」みたいな感じになって、呼んでもらえるようになりました。

――2015年9月のことですね。

阿部 色々なことを教えてもらいましたし、色んな経験をさせてもらいました。レスラーのスタンスみたいなものを光留さんから教わって、すごく影響を受けた人。それこそ上昇するターニングポイントにも光留さんがいました。わかりやすい試合を挙げるなら、光留さんが青木(篤志)さんと組んで、自分と岩本(煌史)さんでやった試合です。

――全日本のジュニアタッグリーグで、2016年11・12横浜の試合ですね。

阿部 その頃の全日本は練習生があまりいなくて、ずっと坊主だった自分はあたかも練習生みたいにそこに紛れ込んでいろいろやっていたんですけど、その試合がすごく評価をしていただきました。初めて週プロにもボーンと載って、いま思えばそこから目に見えるようにいろいろ変わったかもしれません。光留さんはいろいろな人にきっかけを与える人なので、自分もそのうちの1人だなと思っています。でも、いまはもうそういうことを言っている立場じゃないですよね。

――その時からは約9年経ちました。

阿部 光留さんを尊敬しているし、そういうことをしてもらったというのがあったうえで、いまはもう見上げる立場じゃないと思っています。今物凄くいろんな感情が心に溜まっているものがある時に、格闘探偵団という自分が作った興行で、バトラーツルールで闘う。野村も欠場になった時に、自分が一番「面白い」と思うルールで光留さんとシングルマッチをするのは縁というか。

結果的にこのような状況になったけど、そういうのも含めて光留さんじゃないと受け止めてくれなかったかもしれないし、光留さんがピッタリだったんだなと思います。仏教的な感じですけど「縁なんだな」と、自分のなかでは勝手に腑に落ちてますね。

佐藤光留(左)を攻撃する阿部史典

佐藤光留(左)を攻撃する阿部史典

 
国道は走れない面白さ
 
――まさに情念の闘いになると。

阿部 そうですね。受け止めてもらわないと始まらないので。特にバトラーツルールは。普段はわざわざ言うものじゃないので言わないですけど、プロレスという職業は、やる上でそれ相応の覚悟が必要だと思います。もちろん自分も持っていますが、自分よりもよりこの職業に対して覚悟を持っている人だと思うので、そういう人が相手でこのシチュエーションなのは縁だなと、素直にありがたいなと思いましたね。

――4月の新木場では光留選手からギブアップ勝ちしています。

阿部 正直、光留さんとはインディー時代も考えたら、新人の頃から5本の指に入るぐらい試合してる選手だと思います。そう思うと1、2回ぐらい勝った記憶もあるような、ないような。

――2021年8・22川崎の凶器持ち込みエニウェアフォールのタッグマッチで丸め込みで取っていますが、ギブアップ勝ちは4月が初めてかと。

阿部 この言い方はレスラーとしてダメかもしれないですが、正直あまり戦績を気にしたことがないんです。特に光留さんとは、リング上の勝った負けたじゃないところの勝ち負けを考えている部分もあります。先輩に「勝った」となったらわかりやすいので、それで「超えた」みたいな言い方をする選手がたくさんいますけど、本音を言えば「勝って超えた」とかは自分は正直あまり思えないタイプなので、そこはあまり気にしていないですね。

でもやるからにはもちろん勝ちたいですよ、いつでも勝ちたいです。ましてやバトラーツルールだし、今回は自分の興行だし、今までで一番勝ちたい気持ちが強いです。

――バトラーツルールでのシングルという点は?

阿部 石川(雄規)さんには怒られるかもしれないけど、バトラーツルールに“UWFっぽさ”を感じて見たことはあまりないです。格闘技やUWFは、いかに勝ちまで最短距離で行くか。そう思うと、バトラーツルールは遠回りばかりしてるかもしれせん。

――おさらいすると、バトラーツルールは3カウントがなくKO、およびギブアップで決着。ロープエスケープ、ダウンは何回してもOKで、シングルだと両者が場外にいる時は場外カウントは数えないものの、一方がリングにいて一方がリング外にいる時はダウン状態となり10カウントで入ってこられなかったらKO負けとなる、なかなか珍しいものです。

阿部 なおさらUWFっぽいと思うこともないし、バトラーツルールは唯一無二なんじゃないかなと思ってるんですけどね。面白いはずなんですけど、デスマッチと似ている気もします。

ちょっと気持ち悪い時もあるし、時たまグロい…みたいな。好き嫌いの分かれるアングラな文化ですよね。たまにスッキリしないのもあるし、“国道”は走れない気がします。でもそれが逆にインディーっぽいなとも思いますし、そういうものと似ている気がします。
 
光留の“情念”について
 
――光留選手との過去のシングルで印象深いのは?

阿部 ちゃんと覚えているのは、光留さんの興行で光留さんのインディージュニアのベルトに挑戦してやられたこと。全日本のジュニアリーグもありましたけど、自分も光留さんも分かりやすく言うと“なんでもやる人”なので、セミやメインのしっかりとした位置でシングルマッチをやったのはあまり記憶にないです。

光留さんは戦績だけでみるとけっこう負けることが多かったりする選手かもしれませんが、自分だけには滅法強い気がします。「なんでだよ」と思ってます(苦笑)。だからこそ、勝ちたいです。あの強い光留さんから勝ちたいです。

――光留選手は最近新日本で『新日ちゃんぴおん!』の番組プロデュース権を取ったり、幅広いです。

阿部 頭がいいというか、頭の中がすごく面白くて構成作家とかもいけたんじゃないかなと思ったりもします。企画力がすごいと思うんですよね。興行の企画力もそうだし、もちろん試合もです。

光留さんにしかない魅せ方で「こうするんだ!?」という面白さがすごくあって。天才じゃないとは思うけど、隠れている部分での努力とか、嫉妬とか…光留さんって、物凄く情念の男だと思いますよ。本人は「ふざけんな」と怒ると思うけど、自分から見たら嫉妬とか、やられたことは忘れない感じとか、石川さんに近いものがあると思っています。

いまプロレス界で一番わかりやすい“情念の人”じゃないですか? みんな隠して持っていると思うけど、それを言葉で言える。そういう部分も含めて、自分からしたら石川さんと繋がるところはあります。でも本人からしたら間違いなくバトラーツの事は認めてないし、なんなら石川雄規のことも嫌いだと思います。

――見下していると感じる?

阿部 感じますよ、4月だって…。

――4・8新木場ではマイクで「何が格闘探偵団だ。俺はいまでもな、ハイブリッド・レスリングだ!」と。

阿部 石川さんもたぶん(先輩から)いろいろなことをされていたと思うし、正直、相手にもされていなかったような部分があったり、ステージが違うと見られているというか。

でも、それこそが私の好きな石川雄規だし、そっちのほうが“ぽいよな”と思います。そういうのも全部ひっくるめて“情念“で闘いに昇華させる人なので。だから、そのシチュエーションはずっとそのままであり続けてほしいですよね。横には並んでほしくない。そしてそのなかで勝ちたいんです。

――10・23新宿は“バトラーツvsパンクラス”に?

阿部 自分はバトラーツの隔世遺伝みたいなところで、光留さんは(パンクラスの)道場で育っている人なので、自分がそうですとはなかなか言いにくいですね。“バトラーツファン”と、パンクラスの闘い(苦笑)。技術を持ったファンと、パンクラスの闘いです。

メインで自分と光留さんのシングルって、自分達のところじゃないと組まれないと思う。お互いフリーで、フリーはわかりやすく言ったら受注生産。メインで自分と光留さんのシングルを発注されることはないとは言わないけど、限りなく可能性は少ないと思います。団体からしたらお互いフリーですし、あまり意味がないと思うんです。だからこそ自分でやるしかないカードなんです。

阿部史典(左)と佐藤光留

阿部史典(左)と佐藤光留

 
“その都度総決算の、けっこうな総決算”
 
――ここでしか見られない闘いになりそうです。

阿部 1年に2回だけでも本当に準備も大変で、のヒリヒリ感とかも思いますから、毎月(興行を)やっていた光留さんはやっぱり正気の沙汰じゃねえなって。相当な情念を抱えていないと、絶対できないですよ。

光留さんにしかできないことは、いっぱいあると思います。まさに佐藤光留というブランドがあると思います。真似をしようと思っても絶対に誰にも真似出来ないことをやってる人。だからこそ自分も“阿部史典にしかできないことをやっていくこと”ですかね。それって多分全部情念だったんですよね。情念という言葉を使うと「一緒にすんじゃねえ」と怒られるかもしれないけど、情念だったんでしょうね。という僕の見解です。

――感情の深さ、でもありますね。

阿部 気軽に触れるもんじゃないし、気軽に手を出すものじゃない。みんな簡単なものだと思っているけど、あの感情の起伏は簡単なものじゃない。何よりプロレスに熱い人だし、ざっくりまとめると、プロレスに人生を懸けている人ですよね。人生がプロレスというか。そういう人と覚悟を持った試合が出来るならなおのこと後悔がない。光留さんでよかったなと思います。

――まさに今年の格闘探偵団の総決算的な試合に?

阿部 気持ちは毎回総決算なので。僕は自分の興行が終わったら「満足した」ってその瞬間は思ってしまうのですが、しばらく経つと「またやりてえな」とざっくり思うだけで、その都度総決算じゃないですか。

――失敗したら終わりだと。

阿部 その都度総決算なので、今回はその都度総決算の、けっこうな総決算でしょうね。

――も毎回完売していますね。

阿部 本当にありがたいです。「こんなに楽しみにしてくれる人たちがいるんだ」という感覚はあって、ましてやバトラーツを知らない人たちが大半だし、いま石川さんを知った人たちが大半だから、これは自分が求めていたシチュエーションなんですよね。

昔から「こんな面白いものがあるんですよ」というふうにやりたいと言っていたと思うので、そういう人たちにトーイをぶちまけれているのは変態プレイみたいな感じ。ワクワクして来てくれた人たちに、ナナメのものをブチまける。みんなが面白いとは思わないもの…そういうものでいいです。だからこその自主興行だと思います。

――来年に向けての格闘探偵団の展望は?

阿部 自分が一貫して言っているのは“バチバチ布教活動”なので、バチバチという言葉を著作権じゃないけど“バチバチ”といえばコイツだよって。バチバチ市場を独占して「あのバチバチは全然バチバチじゃないよ」って、この世代で言ったらバチバチはコイツだよねって。そこらへんの人たちが「バチバチした試合しようぜ」ってキャッチーにVTRで言うようなものではないと思ってますから。その言葉に対する深掘り方が違いますから。

バチバチ市場を独占するのは、若い時から言っているけど、規模が変わりました。日本だけじゃなくて、世界中のリング上のバチバチ市場を独占する。「コイツのバチバチ、違うな」みたいな。

バチバチという言葉はたくさん使われますけど、カウンターから出る寿司のようなバチバチにしたい。回転寿司のお皿に乗っているバチバチじゃなくて、私のバチバチはカウンターから出てくるバチバチ。でも、庶民も来られる。安くてカウンターから出て来るバチバチ寿司にしたいです。光留さんももちろんそうだと思いますけど、これが純度100%のバチバチだと思ってやっていますから。まだまだ広めていきたいです。

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格闘探偵団Ⅳ~Straight ahead~』各対戦カードごとに阿部史典の見方を聞いてみた。

▼第1試合 バトラーツルール(30分1本勝負)
佐藤孝亮vs名島アリ

佐藤孝亮 vs 名島アリ

佐藤孝亮 vs 名島アリ

佐藤選手とは彼が練習生の頃から今もそうですがずっと関係があって、いろんなことを一緒に共有してきたと思ってますし、言わずもがなとても思い入れのある後輩の1人です。そして、初参戦の名島アリ選手は、私が名古屋で試合をした時に試合後売店に来てくれてそこで初めて会いました。「格闘探偵団を見てとても感動しました」みたいなとにかく熱いことを伝えてきてくれて、とりあえずその後スポルティーバで飲みに誘って、そこからスポルティーバへと入団した感じです。

そしてデビューして1年経っていよいよ格闘探偵団のリングへと上がってもらいます。おしゃれなことなんて考えずに、とにかく全力で動いてレスリングをして、とにかく全力で相手を倒すそんなピチピチフレッシュな第1試合をしてもらえたらと思います。そのあとはドロドロギタギタとした胃もたれするような試合が続くと思うのでなおさらです(笑)。


▼第2試合 バトラーツルール タッグマッチ(30分1本勝負)
"brother"YASSHI & 宮本裕向vsタノムサク鳥羽&真霜拳號

宮本裕向&“brother"YASSHI vs 真霜拳號&タノムサク鳥羽

宮本裕向&“brother"YASSHI vs 真霜拳號&タノムサク鳥羽

この試合は個人的にどんな試合になるのかが予想がつかなくてワクワクしています。これまで3回やってきましたが、どの興行にもヤッシーさんと鳥羽さんは固定でオファーさせていただいおります。それほどこの2人が醸し出すオーラや、闘い方、スタンスがとても好きで面白くて一周回って新しく感じます。

そしてそこに宮本さんと、真霜選手に加わっていただく形になります。お二人の凄さは言わずもがなで、長年インディー界において圧倒的な存在感を示し続けているお二人だと思います。そんな4人がしかもバトラーツルールで闘うんですから、なおのことどうなるかわからないし、とにかく楽しみな試合です。

▼第3試合 バトラーツルール(30分1本勝負)
矢野啓太vs原学

矢野啓太 vs 原学

矢野啓太 vs 原学

もともと原さんの相手は野村さんでしたが今回欠場になってしまって、そこに矢野さんが入っていただく形となりました。ただ決してとりあえず“ハメた”ようなカードではなく、しっかりと意味のあるカードだと思います。なにしろ矢野さんのデビュー戦の相手は原さんです。そしてそこから18年経って今また2人が闘うということになりました。

もちろん当時と状況はまったく違います。今の矢野さんはまさに確立されていて、これぞ矢野啓太という形を持っています。しかしながら矢野さんはなんだかどこか不安定で、少し心配なところも含めて矢野さんの良さだと思っています。

対する原さんは試合数こそ少ないものの、とにかく常にとんでもないコンディションに体づくり、半端じゃないです。そしてバトラーツルールにとんでもなく特化した選手だとも思っています。この試合もとっても楽しみです。個人的には矢野さんに勝ってほしいななんて思ってしまいますね(笑)。

▼第4試合 株式会社カンシアpresents  バトラーツルール タッグマッチ(30分1本勝負)
石川雄規&モハメド ヨネvs池田大輔&日高郁人

石川雄規&モハメドヨネ vs 池田大輔&日高郁人

石川雄規&モハメドヨネ vs 池田大輔&日高郁人

正直この試合が組めたことだけで個人的にはけっこう満足感があります(笑)。私なんかがこの試合に対して何かを言えるようなことはありませんが、とにかく今のプロレスファンの人たちにも、当時のバトラーツファン達の人達にも見てほしいなと心から思います。

1人1人にとんでもない歴史があるし、何より今日まで闘い続けてきた人達です。どの組み合わせも凄くて、当時と比べればもちろんいろいろ違うかもしれないけれども、それもまた見たくて。そんないろんな感情を全てレスリングに落とし込める人達です。

本当に楽しみだし、何よりこの人達が試合を通じていろんな感情をを吐き出してそれをキャンバスに叩きつけていた試合に本当に心がトキメキましたから。とにかく隙があれば殴る蹴る、石川さんはなんでか誰よりも殴ったり蹴られたり、凄惨な現場なのになぜだか笑えてきちゃう。そんな狂った空間を2025年の今、皆さんに見てもらえることに喜びを感じます。理不尽が多くて大変なこの世の中、リングの中の最大の理不尽を見て、笑って、日常のストレスを全部吹き飛ばしてください!

■最終試合 株式会社FALオフィスpresentsバトラーツルール(30分1本勝負)
阿部史典vs佐藤光留

阿部史典 vs 佐藤光留

阿部史典 vs 佐藤光留

これについては散々先ほどのインタビューで思いを語ってきたので、いまさら書くことはあんまりないかもしれません。逆にあれだけいろいろ喋っておいてなんなのですが、お客さん達はそんなに深く考えずに気軽に笑ってお酒飲んで見てほしいなと思っています(笑)。

私の考えるプロレスは、やはりどこまでいっても「キングオブ大衆娯楽」だし、そういうものであって欲しいと思います。先にお伝えしておきますが飛んだり跳ねたりなんてないと思いますし、コーナートップ上での激しい攻防ももちろんないと思います。

皆さんの1番身近にある攻撃、“殴る、蹴る”そんな誰にでも出来るであろう技なのかもわからない攻撃ですべての感情を吐き出し、リングに叩きつけたいと思います。それが自分の思う格闘芸術であり、そして格闘探偵団です。正直、万人にとっていい試合になるかはわかりません(苦笑)。でもいいんです。自分でやる興行だから!

イベント情報

『格闘探偵団Ⅳ~Straight ahead~』

日時:10月23日(木)19:00開始
場所:新宿FACE(東京都)

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