八代目尾上菊五郎、三者三様の世界観を描いた特別ソロビジュアルが解禁 歌舞伎座『四月大歌舞伎』昼の部『裏表先代萩』

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2026.3.30
四月大歌舞伎『裏表先代萩』特別ビジュアル

四月大歌舞伎『裏表先代萩』特別ビジュアル

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2026年4月歌舞伎座『四月大歌舞伎』(2日初日~27日千穐楽)昼の部では、通し狂言『裏表先代萩』が上演される。先日公演特別ビジュアルを公開されたが、この度、特別ソロビジュアルが解禁となった。

『裏表先代萩』は、仁木弾正や乳人政岡が活躍する場面を「表」、小悪党・下男小助の物語を「裏」として、「表」と「裏」が交互に展開する物語で、2018年に七代目尾上菊五郎が歌舞伎座で手がけて以来の上演。今回八代目菊五郎は三役を勤め、仁木は初役となる。

八代目尾上菊五郎

八代目尾上菊五郎

公開された特別ソロビジュアルには、八代目菊五郎扮する乳人政岡、仁木弾正、下男小助の姿。煌めく御殿を背景に、凛とした表情を見せる政岡。幼君・鶴千代を守り、我が子・千松の母として忠義を尽くす、政岡の気丈な性格を表すよう。仁木弾正は、暗影な背景に立ち上る煙のなかに妖しく浮かびあがる。虚空を見据え、床下からまさに現れたかのような姿に、仁木の体現する深い闇を感じさせる。また、下男小助の背景右手には薬棚が置かれ、幼君を殺めようと画策する小助の主、大場道益と毒薬の存在を連想させる。小助の目は鋭く、市井に生きる小悪党の様子が垣間見え、政岡が光、小助が影、仁木が深い闇と、それぞれの世界に生きる三人。そんな三者三様の世界観を描いたビジュアルとなっている。

四月大歌舞伎『裏表先代萩』八代目尾上菊五郎=乳人政岡

四月大歌舞伎『裏表先代萩』八代目尾上菊五郎=乳人政岡


四月大歌舞伎『裏表先代萩』八代目尾上菊五郎=仁木弾正

四月大歌舞伎『裏表先代萩』八代目尾上菊五郎=仁木弾正


四月大歌舞伎『裏表先代萩』八代目尾上菊五郎=下男小助

四月大歌舞伎『裏表先代萩』八代目尾上菊五郎=下男小助

今回「人としてどう生きるべきか」をテーマに挑むと語る八代目菊五郎。みどころあふれる重厚な通し狂言『裏表先代萩』に期待しよう。

公演情報

『四月大歌舞伎』
 
■日程:2026年4月2日(木)~27日(月)[休演]10日(金)、20日(月)
■会場:歌舞伎座
 
■演目:
昼の部(午前11時開演) 
 
一、廓三番叟(くるわさんばそう)

大尽:中村梅玉
傾城:中村福助
大尽:中村芝翫
太鼓持:中村橋之助
同:中村福之助
同:中村歌之助
新造:中村莟玉
同:中村玉太郎
番新:中村歌女之丞
同:中村梅花

手代:中村松江
亭主:中村東蔵
傾城:中村魁春
 

通し狂言
梅照葉錦伊達織

二、裏表先代萩(うらおもてせんだいはぎ)
序幕    花水橋の場
二幕目 大場道益宅の場
三幕目 足利家御殿の場
同   床下の場
大詰  問注所小助対決の場
    控所仁木刃傷の場

下男小助/乳人政岡/仁木弾正:八代目尾上菊五郎
倉橋弥十郎/細川勝元:中村勘九郎
下女お竹:中村七之助
沖の井:中村時蔵
足利頼兼:中村歌昇
荒獅子男之助:中村萬太郎
渡辺民部:尾上右近
絹川谷蔵:中村種之助
山中鹿之助:中村歌之助
千松:中村秀乃介
鶴千代:尾上琴也
家主茂九兵衛:中村吉之丞
道益弟宗益:市村橘太郎

横井角左衛門:坂東彦三郎
渡辺外記左衛門:河原崎権十郎
栄御前:市村萬次郎
大場道益/八汐:坂東彌十郎
 
 
夜の部(午後4時30分開演)

一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
十種香

息女八重垣姫:中村時蔵
腰元濡衣:中村七之助
原小文治:中村歌昇
白須賀六郎:中村萬太郎
長尾謙信:中村芝翫
花作り簑作実は武田勝頼:中村萬壽
 
 
河竹黙阿弥 作
二、連獅子(れんじし)
 
狂言師右近後に親獅子の精:尾上右近
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上眞秀
浄土の僧遍念:中村歌之助
法華の僧蓮念:中村福之助
 
 
井上ひさし 作「手鎖心中」より
小幡欣治 脚本・演出
大場正昭 演出

三、浮かれ心中(うかれしんじゅう)
中村勘九郎ちゅう乗り相勤め申し候

栄次郎:中村勘九郎
三浦屋帚木:中村七之助
おすず:
八代目尾上菊五郎
大工清六:中村橋之助
栄次郎妹お琴:中村玉太郎
番頭吾平:市村橘太郎

佐野準之助:片岡市蔵
伊勢屋太右衛門:市村萬次郎
太助:中村芝翫
 
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