「新しい自分に出会う」関西最大級のヘアショー『御堂筋ビューティーコレクション2026』をレポート
『御堂筋ビューティーコレクション2026「MIDORUNS」』 写真=オフィシャル提供
美容とエンターテインメントが交差する関西最大級のビューティー&ヘアショー『御堂筋ビューティーコレクション2026』が、2026年5月25日(月)に大阪・なんばHatchで開催された。この『御堂筋ビューティーコレクション』は、大阪の美容業界を盛り上げるとともに、美容師という職業の魅力やクリエイティブの可能性を広く発信することを軸にした美の祭典として2012年にスタート。現在は関西のビューティーシーンを牽引する12サロン(AIR/Bonheur/GRANMASH/Happiness/K-two/La Bless/MASHU/MODE K’s/NYNY/Shiomi H/遊人)が集結し合同で企画・運営を担う。「関西の女性をもっと美しく」をコンセプトに、最新トレンドや技術を“観て・触って・体験できる”関西最大級のビューティーエキスポとして注目を集めている。
『御堂筋ビューティーコレクション2026「MIDORUNS」』2026.5.25(MON)@大阪・なんばHatch
今年は進化したテーマパーク「MIDORUNS」が舞台。“レトロ フューチャリズム”を軸に伝統と革新が目まぐるしく交差する美の世界を魅せることがテーマに掲げられた。当日は2部制で実施され、ヘアショーを中心とした「1st Stage」と美容&エンターテインメントを濃密に融合させた「2nd Stage」を展開。美容専門学校生はもちろん、現役美容師やビューティーに敏感な一般客をも巻き込んで、最新ビューティーを体感できるイベントとなっている。
『ミドビュー2026』ココがすごい① AIナビゲーターによるバーチャルMC
“今年のステージの象徴!”と掲げられたのは、AIナビゲーター・MIDO(ミド)による“バーチャルMC”。ステージ上の巨大スクリーンにMIDOが映し出され、観客の反応をリアルタイムで読み取りながら会場の空気に合わせてトークが進む、新感覚のショー体験……! 何よりMIDOの表情の滑らかさには驚かされた。
『ミドビュー2026』ココがすごい② 多彩な出展ブースで最新のビューティー体験
当日は最新のビューティー体験ができるブースが多数出展。ヘアケアアイテムやネイル関連商品、パックや美顔器などを手に取ることができるのはもちろん、ヘアアレンジブースなども注目を集めた。
『ミドビュー2026』ココがすごい③ 豪華すぎる来場者特典
来場時に渡された『MIDORUNS』のオリジナル紙袋には、水素ケアを取り入れたヘアケア賞品を取り扱う「ストリ」のシャンプーやトリートメント、多くの著名人が愛用していることでも有名なリズムの「enisieグローパック」など、サロン専売品の試供品がお土産に。中でも驚いたのは「i'm」の眉毛にもまつ毛にも使えるカラーマスカラの試供品ではなく、正規品が入っていたこと(なんと2,420円のアイテム……!)。普段は購入しないピンク系カラーだったものの、意外と使いやすく新たな発見ができた。
【1st Stage】スタイリストの技に大注目! 関西最大級のヘアショー
ヘアカラーステージ
「ミドランズ 過去からみた未来」――レトロフューチャリズムをテーマに、『御堂筋ビューティーコレクション』の11サロンが個性を活かしたステージを創り上げる。それぞれ異なるヘアカラーを施したLDHグループのダンススクール・EXPG STUDIO OSAKAの11人のダンサーによるパフォーマンスで1st Stageが開幕。
ヘアカラーステージ
ヘアカラーステージ
ヘアカラーステージ
続くMODE Kʻsによる「SALON STAGE ‒ MODE K's」では、ノスタルジアをテーマに美容師×モデル4組が登場した。ステージ上でカット&スタイリングが進む中、ダンサーのコンテンポラリーな動きや古い遊園地をモチーフにした映像がテーマを際立たせ、エンターテインメント性の高いヘアショーを展開した。
「SALON STAGE ‒ MODE K's」
「STUDENT STAGE」では神戸ベルェベル美容専門学校、京都医健専門学校、姫路理容美容専門学校の学生8チームがモデルにヘア&メイクを施す過程も披露。完成したのは“造形物”と呼ぶにふさわしいアート作品のようなスタイルの数々で、ステージ上で奮闘した学生たちには大きな拍手が起こっていた。
「STUDENT STAGE」
「STUDENT STAGE」
「STUDENT STAGE」
「SPECIAL STAGE ‒ KIKUYA-BISYODO Inc.」では、⼈気サロンHIKARIS、Lapis、Garlandの人気スタイリストが大胆なヘアチェンジを敢行。中でもGarlandの増田拓弥さん、Lapisの姫乃さんには大歓声が送られ、その声に2人も笑顔で応えながら生き生きとパフォーマンスを行っていたのは印象的だった。
「SPECIAL STAGE ‒ KIKUYA-BISYODO Inc.」
1st Stageのハイライトとなったのは「SALON STAGE ‒ 遊⼈」。梅田のメンズサロン・QUATTRO HOMMEを中心としたメンバーによる、同イベント初のメンズステージだ。鮮やかなヘアカラーや軽快なカットに加え、スタイリングによって髪に立体感が加わることでモデルの印象が大きく変化していく様子が見どころとなった。
「SALON STAGE ‒ 遊⼈」
「SALON STAGE ‒ 遊⼈」
ラストの「PROGRESSIVE STAGE ‒ FOUR SEASONS supported by DALIA」は四季をテーマに、過去から未来へ流れる時間を表現。6人の美容師によるカットやスタイリングをじっくり見られる構成で、美容学生を中心に撮影する来場者の姿が目立った。
「PROGRESSIVE STAGE ‒ FOUR SEASONS supported by DALIA」
「PROGRESSIVE STAGE ‒ FOUR SEASONS supported by DALIA」
「PROGRESSIVE STAGE ‒ FOUR SEASONS supported by DALIA」
「PROGRESSIVE STAGE ‒ FOUR SEASONS supported by DALIA」
「PROFECCIONAL STAGE ‒ FOUR SEASONS supported by DALIA」
【2nd Stage】ビューティー×エンタメの華麗なる融合! 「ENTERTAINMENT STAGE」
我龍
広島発の和太鼓×ドラムのパフォーマンスユニット・我龍による、ダイナミックなショーで幕を開けた2nd Stage。まずは今年2月⼤阪に⽇本第1号店をオープンした、韓国・ソウルの「Salon HE:ARTS」による「SPECIAL STAGE ‒ HE:ARTS supported by Milbon」から。
「SPECIAL STAGE ‒ HE:ARTS supported by Milbon」
真っ白なドレスを纏ったモデルのヘアを大胆にカットするのは同サロンの創業者ペク・フンゴンさん、そしてスタイリングはハン・セボムさん、そしてメイクを施すのはキム・スビンさん。ペクさんはモデルの髪に躊躇なくハサミを入れ、続いてハンさんが毛束感を作るスタイリングを。
「SPECIAL STAGE ‒ HE:ARTS supported by Milbon」
そしてキムさんがヘアの仕上がりを見つつ、肌を仕上げていく。真っ白なドレスにモードな黒髪――キムさんは真っ赤なリップを足し、最後の最後に綺麗に仕上げたリップを手で擦って汚す演出を。その仕草と大胆さはあまりにも潔く、会場から感嘆の声が漏れていた。
「SPECIAL STAGE ‒ HE:ARTS supported by Milbon」
「GUEST STAGE」に登場したのは、芸歴37年目の大ベテラン・FUJIWARA。抜群にコミカルな動きを交えつつ、この日のファッションの話やグリコやたこ焼きなど大阪らしいワードを使ってのコール&レスポンスなどビューティーの枠を飛び越えて会場を盛り上げるふたり。中でも原西が愛してやまないアニメ『プリキュア』の話&『プリキュア』のオリジナル変身ポーズを披露した瞬間は会場中から大爆笑が起こる場面も。
FUJIWARA x いよちゃん
続く「GUEST TALK STAGE」にはFUJIWARAに加え、元の姿からは想像のつかないギャップメイクでSNS総フォロワー数200万⼈を誇るいよちゃんも登場し、トークが繰り広げられる。プチ整形を行っているという藤本や、ピラティスにハマっているといういよちゃんを中心にトークが展開。なぜか最後にひとりずつランウェイを歩いたシーンでは、堂々としたゴリラ歩きを披露した原西さんが大歓声を浴びていた。
「TRANSFORMATION STAGE ‒ BEFORE & AFTER supported by Refa」
モデルの個性や魅力を引き出し、ヘアスタイルの変化を通してその人の新しい一面を引き出す「TRANSFORMATION STAGE ‒ BEFORE & AFTER supported by ReFa」には、このステージのために約100名の中から選ばれた3人の女性モデルが登場。これからの夢のために、新しい自分に出会いたいと願う3人のヘアチェンジにMASHUの藤⽥幸奈さん、K-twoの⿊瀬梨央さん、Shiomi Hの⽶川沙妃さんが挑む。
「TRANSFORMATION STAGE ‒ BEFORE & AFTER supported by Refa」
ナチュラルな雰囲気だった3人が、ロングをバッサリ切ってボブに、ミディアムヘアをカールがキュートなショートに、ブラウンヘアから前髪を作ったハイトーンヘアにそれぞれ変身。新しい自分に出会ったことによる大きな自信が、ランウェイで風を切って歩く姿に現れていた。
「TRANSFORMATION STAGE ‒ BEFORE & AFTER supported by Refa」
そしてこの日一番の盛り上がりを見せたのは「PROFESSIONAL STAGE ‒ SCISSORS BATTLE」。Shiomi Hの橘愛佳さんとGRANMASHの⿃⽻⼤智さん、そしてK-twoの岡村さつきさんが制限時間45分という短い時間の中で、どれだけカッコよく・可愛くなったかの“変化度合い”をポイントに、観客投票で優勝者を決めるコーナー。2nd Stage開始早々にカットが開始され、別会場で着々と作業が進められてきた。そして制限時間ラスト3分はステージに移動し、観客の目の前で仕上げを行う。
「PROFESSIONAL STAGE ‒ SCISSORS BATTLE」
バトルスタート時とは驚くほどスタイルを変化させたモデルが舞台に姿を表し、残りの時間いっぱいまで美容師の「どう見せたいか」の気持ちが見える、スタイリングの様子が光った。可愛らしさの中に上品さを忍ばせたミディアムスタイルを作った橘さん、モードな雰囲気のキリッとしたショートに仕上げた鳥羽さん、そしてロンドンガール風のオン眉スタイルを完成させた岡村さん。観客投票の末、岡村さんが優勝に輝いた。
「PROFESSIONAL STAGE ‒ SCISSORS BATTLE」
「PROFESSIONAL STAGE ‒ SCISSORS BATTLE」
イベントを締め括ったのは3組の美容師×お客さんのストーリーを紹介する「RELATIONSHIP STAGE ‒ STYLISH & CLIENT」。お客様を美しくしたいと努力を続ける美容師と、その確かな技術と心配りに信頼を寄せるお客さんの関係性が映像で紹介される。中でも田中雅美さんは、高校生の頃からLa Blessの⽊村博次さんにヘアを委ねて33年。木村さんの「人生の一部を任されていると思っています」という言葉に、田中さんも「許される限り、ずっと私の髪を切っていただきたいです」と話していたのが印象的だった。
「RELATIONSHIP STAGE ‒ STYLISH & CLIENT」
『御堂筋ビューティーコレクション2026』、特に印象的だったのは2nd Stageでの“魅せる”演出の数々。ただモデルをより美しくすることにスポットを当てるだけでなく、美しくスタイリングしたモデルをどう魅せるか、カットやスタイリング、メイクをどうエンターテインメントとして魅せるかなど、徹底的に魅せ方へのこだわりが光った。ぜひ、来年の開催にも期待したい。
フィナーレ
取材・文=桃井麻依子 写真=オフィシャル提供