adieuと上白石萌歌の境界線、様々な活動を通して変化した感覚「今のadieuの形が自分にフィットしている」
adieu 撮影=高田梓
上白石萌歌の音楽プロジェクト・adieuが、TVアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』のエンディングテーマとなるニューシングル「Wanna me」を7月29日にリリースする。2017年秋のデビュー後、adieuと上白石萌歌を明確にイコールにすることに囚われていた時期もあったという彼女だが、様々な活動を通してその感覚は変化しているようだ。「Wanna me」の制作を通しての気づき、そして『本好きの下剋上』にちなんで読書体験についてもその特別な想いを話してくれた。
――まず、5月30日に行われたワンマンライブ『adieu Live 2026 “bleuir”』を終えた感想から聞かせてください。
adieuはだいたい年に1回ぐらいの頻度でライブを開催しているので、その一回一回がすごく特別で。前回のライブよりも少しでも何か多くのものを届けられたらいいなと思っていて。個人的な挑戦としては、最近、ギターを結構、練習をしていて。今回は6~7曲くらい、バンドの皆さんと一緒に音を奏でることができたので、自分が音楽っていうものにジョインしている感じが年々強まってきていますし、とっても特別なものになった『adieu 5』っていうアルバムの楽曲を生で皆さんに届けられるのがすごく嬉しくて。個人的にもいいライブだったなって思いますね。
――エレキギターを弾きながら歌った「水中メガネ」(*原曲はデザイン集団GROOVISIONS発のキャラクター・chappie/作詞:松本隆×作曲:草野マサムネ)のカバーのあと、両手を上げてバンザイしてましたね。
そうなんです。あの弾き語りは緊張していて(笑)。自分の中でもカバーってすごく特別なもので。その人の実家を覗く感じといいますか、すごく人が出るものだなって思っていて。今までもライブの中でカバーに挑戦してきたんですけど、今回の「水中メガネ」もadieuに香るようなものをすごく感じたので、あの曲をカバーできてよかったなと思っています。
――そのライブのMCでは「『adieu 5』ができた時に、adieuの現在地点が自分の中でわかった」とおっしゃっていました。改めて、その言葉の真意を聞かせてください。
「ナラタージュ」っていう曲を出した時が17歳ぐらいの時で。高校生の時に思ってもなかったようなお話が飛び込んできた。まさか自分が歌を歌う人生だと思っていなかったし、ましてやadieuっていうもう一つの名前を持つとも思っていなくて。最初は本当にわけがわからずに歌っていたことが、アルバムを出していくたびに、自分はこういうことが表現したいんだなとか、adieuとしてどう見られたいかっていうこと――。未だに上白石萌歌という人物とadieuっていう人物がイコールになっていないところも、私はそれはそれですごく気に入っていて。
――2017年秋の時点では“17歳の謎の少女”として「ナラタージュ」を歌い、2年後の2019年にその正体が上白石萌歌であることを明かしました。
adieuと上白石萌歌を明確にイコールにしなきゃみたいなことに囚われていた時期もあったんですけど、今はそういった境界線が自分の中でも輪郭がなくなってきた感じがするんです。今のadieuの形が自分にフィットしているし、今まで表現してきたことが道になって、今、立っているなっていう感じがする。まだまだ手探りの部分はたくさんあるんですけど、胸を張って“adieuってこういうことをしてますよ”って言えるようになった。自信を持てるようになったっていうのは、一つ大きなことかなとは思いますね。
――“こういうことをしてますよ”の“こういうこと”っていうのは何ですかね。
いろんな方に曲を提供していただくと、普段、演じている時の感覚が活きるような感じがあって。一曲一曲に主人公がいて、自分なりにどういうふうに心を与えていくか。作家の皆さん、それぞれの個性があって、音楽性も全然違う方がadieuっていう人物に寄り添ってくださっている感じがある。全部を通して聴いた時に、全部違う人だけど、でも、一貫した人物でありたいな、みたいなのがありますね。
――役を演じるのと同じ感覚ですか。
でも、もっともっと“自分ごと”な感じがするんですよね。役を演じている時の感覚っていうのは、自分じゃない気持ちが芽生えるんです。それは、想像して、そういう気持ちに近づくことがあるんですけど、歌はどちらかというと自分から引っ張り出してくるものが多くて。自分の中にこういう人間がいたんだ、とか。adieuっていう人物が私の手を取って、連れて行ってくれる世界みたいなものがあるなと思っていて。それはすごく面白いですね。役を演じる時って、役が鎧みたいな感じがあるんですけど、歌を歌っている時は鎧がない。本当に自分の姿で歌うっていう違いはありますね。
――でも、ご自身とイコールではないっていう。
そうですね。それがすごく不思議な感じではあるんですけど。何なんだろうな、この人は!? みたいな。
――その“あわい(間)”をたゆたって、ゆらゆらしながら表現してる感じなのかな。
それはありますね。そこをはっきりさせなくてもいいような気がしてきたというか。そういう気づきは自分の中でも大きいかもしれないですね。
――そして、同ライブでは、新曲がTVアニメ『本好きの下剋上』の「領主の養女」編第2クールのEDテーマに決定したことも発表しました。adieuとして、TVアニメのEDテーマを担当することが決まった際の心境から聞かせてください。
長い間、たくさんの方に愛されているアニメと認識していたので、まさか自分がエンディングをやらせていただくことになると思っていなくて。個人的にアニメのエンディングって、アニメを見た後の余韻のまま、歌に包まれるような感覚がある。私もお話をいただいてからアニメを観たんですけど、adieuとして大切にしているものと通ずるものが主人公にあって。異世界転生のものって、戦ったり冒険をしたりするものが多いイメージがあったんですけど、“本を作る”っていう、その奮闘の話っていうのが新鮮だなって思って。主人公のローゼマインが自分の好きなものや自分が信じていることを貫いて、結果的にそれが人を巻き込んでいくみたいなお話になっている。私も変わらずに、小さい頃からずっと歌っていうものが好きで、当たり前にあって。そういうものを守っていきたいっていう心情はとてもシンクロするなと勝手ながら思ったので、そんなご縁をいただけてすごく嬉しかったです。
――自分が好きなものを信じて貫いていく姿勢が通じてる?
そうですね。ローゼマインも言ってしまえばオタクみたいなところがあって。本がなければ作ればいいっていう。私ももし、歌や音楽がない世界に自分が行ってしまったら、絶対に作りたいと思うだろうなっていう想像をして。また、2クール目はどんどんスケールが大きくなって、世界を巻き込んでいく力があるなって思ったので、今回の「Wanna me」もいつものadieu の視点よりもちょっとだけズームアウトしたような、ちょっと大きなスケール感を意識して歌った感じではありますね。
――ライブでは「adieuなりの信じる気持ちの美しさも込めた」ともおっしゃってました。
この「Wanna me」っていう言葉には、自分がこうなりたいとか、こういう自分でいたいとか、自分の好きなものを好きなままでいたいっていう強くて美しい眼差しを感じるんですよね。私もadieuっていう世界の中で、幼い頃からただひたむきに音楽が好きだった気持ちそのままでいたい。その純度のままで音楽をやれていたらいいなっていう気持ちがあるので。自分を信じることって、自分の好きなものとか、身の周りの人たちとかを信じるということに近いのかなって思っているので。この『本好きの下剋上』に流れている大きなテーマにとても共感していました。
――本好きっていう点ではいかがですか?
本、大好きなんです、私も。
――どんな本が好きですか?
本を好きになったきっかけは、谷川俊太郎さんの詩集ですね。
――ああ、2015年に詩集『はだか』から6篇を朗読されてましたよね。
そうなんです。よくご存知ですね。それを知っている方なかなかいなくて。もともとは、小学校4年生ぐらいの時に両親に『夕』っていう詩集をプレゼントしてもらったことがきっかけで。 絵本にもなるし、詩集にもなる、みたいな。 大人向けであり、子供向けであるみたいな本をプレゼントしてもらってから、言葉ってすごく面白いんだなっていうことに気がついて。今でも谷川さんの本をよく読みます。時間を忘れて、自分を忘れて、没頭できるものが本だなというふうに思うので、ローゼマインの気持ちもすごくわかります。
――武満徹が作曲した『系図―若い人たちのための音楽詩―』にナレーターとして出演し、オーケストラをバックに自分の好きな言葉を読んだ時ってどんな感覚でした?
お芝居で感じたことがない高揚感を感じましたね。よくわからないけど、終わった後にすごく泣いていて(笑)。詩を朗読するにあたって疑問がいろいろ生まれたのを、谷川さんに手紙を書いて送ったら、お返事をくださったこともあって。自分が言葉を好きになったきっかけの方だったので、すごく特別な体験になったし、あの時の感覚が今でも言葉を好きでいることの大きなきっかけなのかなって思いますね。
――本を読むっていう行為は、日常の中ではどんな時間、どんな役割になっていますか。
みなさんも生活していて、毎日、いろんな気持ちが生まれると思うんですけど、自分ではうまく消化できなかったことや、うまく人に言えなかったことを、ふとした場面で言い当ててくれる。みんなもこういうことを感じているんだなっていう安心を得られたりするのも好きだし、とにかく自分じゃない誰かになって物事を見られるっていうのが面白い。気づいたら何時間も読んでしまったりとか、好きな作家さんのものをずっと読んだりしていますね。やっぱり“体験できる”っていうのがいいなって思います。
――谷川さん以外にも好きな作家さんはいらっしゃいます?
最近は綿矢りささんの本を全部、読みました。
――一人の作家さんの全作品を網羅するってすごいですね。
以前、ラジオで対談させていただいたことがあったんですけど、すごく尖りがあって、自分では言えないようなことを、本の中の主人公が代弁してくれたり、自分が体験できないような痛みを追体験できるのが面白くて。映画や音楽でも追体験はできると思うんですけど、小説は、自分で登場人物の顔を想像できる。目の前にどういう風貌の人がいて、どういう生活をしているかを自分の中で組み立てられるのが楽しいので、もう妄想ばかりしながら本を読んでいます。
――綿矢さんは『ナラタージュ』の島本理生さんと同世代の方ですよね。
あの世代の女性作家の皆さんはすごく強烈な方が多くて。私は吉本ばななさんも十代の頃からずっと好きなので、女性作家さんの本は結構、読んじゃいますね。
――ありがとうございます。曲の話に戻ると、「Wanna me」を受け取って、最初にどう感じましたか。楽曲提供は「灯台より」「夏の限り」「元気?」の柴田聡子さんになってます。
柴田さんとご一緒するのは今回で4作目になるんですけど、今までのどの曲とも違う、また新しい柴田さんの世界を受け取らせていただいて。私が普段、聴いている柴田さんの曲は、自分の半径から近いものを書いているイメージがあったんですけど、『本好きの下剋上』は異世界という視点があるので、この曲も日常じゃなくて、天界から見つめているような視点があって。人間でも何でもない、神様みたいな視点からいろんな事象を見つめている感じがある。いつも曲をいただく時に、こういう世界を柴田さんが紡いでくださったんだなって、自分なりに噛み砕いてその方の意図を想像したりします。
――どんな捉え方もできる普遍的な言葉で綴られていますが、アニメを知ってる人が読むと、これは主人公のローゼマインのことだってわかるような複層的な歌詞になってますよね。
そう思います。《誰かがわたしを知る前に/わたしはわたしを知っている》っていうワードがすごく素敵だなと思って。転生した先のローゼマインのことをみんなよく知らなかったんですけど、ローゼマインは今まで生きてきた自分の道筋みたいなものを知っている。だから、自分が好きなものを貫きたいっていう気持ちが溢れている作品だと思うので、このワードは自分の中でもお守りになりますね。自分が一番自分のことを見ているし、自分のことを知っているし、自分次第でいろんなことを決めていけるし、切り開いていける、みたいな。そういうたくましさを感じる曲だなと思いますね。
――ローゼマイン(わたし)の中には、異世界の人が知らない前世の麗乃(わたし)がいるわけですよね。
だから、《わたし》という歌詞の一つにもいろんな時間の流れを感じるんですよね。昔の自分が今の自分を見ているっていう視点にもなるし、もっと先の未来の自分が今を見ているっていう気持ちにもなるし。私が私に影響を与えることができる、みたいなものを感じるというか。この前、あるスポーツ選手のインタビューを読んだ時に、「8歳の頃の自分が見て誇らしい自分でありたい」と、おっしゃっていて。それって誰にとっても大切なことだなって感じたんです。子どもの頃に見ていた未来の自分が今の自分だとしたら、ちゃんと昔の自分が誇れる自分でありたい。過去にも未来にもちゃんと胸を張れる自分でいられているんだろうか? みたいなことを思ったり、そういう大きな意味での《わたし》というものを感じたりしましたね。
――その視点が、先ほど言っていた“ズームアウトした視点”ということなんですね。
そうですね。すごく主観っぽい視点を感じる部分もあるんですけど、基本的に《わたし》っていう大きな概念をちょっと離れた場所から見ている視点を感じますね。だから、曲によって、歌の視点や主人公は全然違っていて。どこに立って歌うかできっとまた違う曲になるんだろうなっていうのは、いろんな方の書いてくださった曲を通して思いますね。
――このタイトルはどう感じました? adieuさんがなりたい自分というのはどんなイメージですか?
先ほどの話でいうと、私は年々、今の自分が一番好きって思える感じがあって。
――それは素敵ですね。
まあ、なんて言うんでしょう、自分を許せるようになってきたっていうのもあるんですけど。そういった意味では、過去の自分に誇れるかわからないですけど、こんな自分になれたっていう風に示せる自分にはなっているのかなと思う。今の自分はこういう形になったし、でも、この先はきっともっとこうなっていくだろう、みたいな意思を感じる、覚悟のある言葉だなと思いますね。
――レコーディングはどんなアプローチで臨みましたか。
柴田さんの曲、難しいんですよね。曲には法則やコードの進行とか、いろんなものがあると思うんですけど、柴田さんの曲は展開がわかっていても、次どこに行くかわからない、みたいな感覚がある。なんて言うんだろうな。窮屈な感じがしない言葉と音だなって思っていて。だから、歌いながら、次はどこに行くんだろう?みたいな気持ちになるのが楽しいんですよね。
――サビの最後《ひとりでも大丈夫》で下がっていくのも意外でした。でも、そこで、ああ、自分に向かって言ってるんだなっていうのがわかる。
うんうん。自分の中で固く確認する感じ。《大丈夫》って確かにあんまり自分に向けて言う言葉じゃないような気がするんですけど、自分で自分に言っている。そういうしなやかなものがあるなと思って。私は一番最初に聞いた時に《何千何万年の間に/きみはきみのためにきみになる》というワードがグッと胸に染み込んできて。先ほどお話しさせていただいたように、自分が自分にずっと影響を与えていて。その積み重ねで自分というものができていくっていうニュアンスもあるし、もっと大きな流れみたいなものも感じるし。今までにないスケール感の歌だなっていうのは感じましたね。
――この《きみ》も《わたし》ですよね。一方で《あの子》や《誰か》は異世界での家族や仲間たちを想起したりもしますが、アニメと主題歌を共に楽しみにしているみなさんには、どんな思いが届くといいなと思いますか。
エンディングっていうのは、ある種、読後感みたいなものだと思うんですね。その回がどういう回であっても、変わらない軸みたいなものになるので、エンディングを聴きながら、今日はこういう気持ちになったなっていう風に振り返るような時間にしてほしいです。そして、2クール目のローゼマインはどんどんたくましくなっていく感じがあるので、どんなローゼマインになっていくんだろう?という思いも含めて、この曲を聴いてほしいなと思います。
――また、MVも制作されるそうですが、どんな映像になっていますか。
《わたし》っていうものにいろんな時間の軸を感じるよねっていうことで、監督とも「自分が自分に影響を与えているっていうのを映像で表現できたらいいよね」っていう話をしていて。いろんなミニチュアを使ってみるとか、その中の世界も自分が演じるみたいなこともやろうとしています。改めて、曲を映像に落とし込むってすごく難しいなと思ったり。ただ、自分としても、いろんなadieuっていうものを見つけていけたらいいなと思っています。
――そして、シングルのカップリングには、2019年にリリースされた1stミニアルバム『adieu 1』に収録されていた「よるのあと」のニューバージョンが収録されています。
長く愛していただいている曲の一つですし、いまだにadieuの「よるのあと」が好きですって言ってくださる方もいて。気づけばもうリリースして七年ぐらいが経って、ライブで歌うたびに「よるのあと」は、とっても吸引力がある曲だなっていうのを再確認することもたくさんあったので。時を経て、少し大人になった自分が歌ったらどうなるのかなっていうのを試したかったっていうのもあり、私の希望でセルフカバーしてみたいですと言いました。
――そうなんですね。「another night in chamber」と題した弦楽アンサンブルになってます。
教会音楽っぽい感じというか。ミニマムだけど、すごく大きい空間みたいなものを表現できたらいいなと思って、セルフカバーを作ってみました。これもまた違う味があるような気がするので、ぜひ聴いていただきたいと思います。
――この曲は2019年12月の代官山LOOPでのライブ映像や、2021年4月の「THE FIRST TAKE」での映像も残っています。先日のライブでも演奏していて、全てアレンジや楽器編成が異なっていますが、ご自身にとってどんな曲となっていますか。歌詞にはadieu(=フランス語でさよなら)を象徴する《さよなら》というワードも入っています。
確かにadieuの楽曲は《さよなら》っていうワードを大切にしていて。「ナラタージュ」でも《はじめまして/さよなら》って歌っているんですけど、当時はこんなに活動を続けると思っていなかったので、本当にはじめましてで、さようならで。
――あははは。本当にさよならするつもりだった。
わからない存在みたいな感じはすごくしっくり来ていたんですけどね。でも、「よるのあと」は《さよなら》っていう言葉の前後にある、とても切実なものを大切に組み上げた歌だなって感じています。MVのコメント欄を見ると、「あ、こういう風に捉えているんだ」って思うコメントがたくさんあったりして。そういうものに触れたりすると、ちゃんと曲が聴いてくれた方の形になっているっていうのは素敵なことだなと思いますし、やっぱり《さよなら》っていうワードを、adieuの中でも最も切実に歌っている曲なのかなと思ったりしますね。
――この2曲を収録したシングルが、3枚目のフィジカルシングルとしてリリースされます。『adieu 5』から3ヶ月という、adieuとしては短いタームでのリリースとなりますが、ファンの皆さんにはどう届くといいなと思いますか。
シングルとしてリリースするってやっぱりすごく特別なことで。特に今回はアニメという一個の世界をお借りして、そこに寄り添った曲でもあるので、アニメの世界観と一緒により多くの人に届けられたらいいなと思います。一番新しい曲と、「よるのあと」は昔のことを振り返るようなマインドもあるので、これもまたadieuは今こういうところにいますよっていう表明のような感じもする。新しいものと昔を振り返るようなもの、二つの温度感を楽しんでいただきたいなと思っています。
――来年にはデビュー10周年を迎えますが、最後に今後の展望を聞かせてください。
adieuっていうものにどんどん胸を張れるようになってきて。それがすごく嬉しいことですし、自分がいいなって思うものを詰め込んできているような実感があるので、より多くの方に届けられるように頑張りたいなって思います。あと、私も言葉がずっと大好きなので、作詞を本格的にやりたいなと思っていまして。
――草野マサムネさん作曲で。
それはやばいですね。この前、スピッツのファンクラブライブに行ったんですけど、バカなふりして手紙を書いてみようかなと思ったりもして。でも、それは遺作でいいかもしれない。
――あははは。まだ続けていただきたいので、まずは、どんな形であれ、どんな歌詞を描かれるのかに興味があります。期待して待っていていいですか。
ちょっと頑張りたいなと思っております。今も大好きな方々に曲を書いていただいているので、このご縁を大事にしつつ、また新たな方をお迎えして、新しい化学反応を楽しんだりもしたい。もっと主体性を強めて、自分が表現したいことっていうものを探りたいなと思います。
取材・文=永堀アツオ 撮影=高田梓
リリース情報
2026.7.29 Release
URL:https://adieu.lnk.to/SXGRCo
■「Wanna me」CD購入
URL:https://adieu.lnk.to/Wanname_PKG
・初回生産限定盤(CD+BD)
品番:SRCL-13745〜6
価格:¥7,000(税込)
[CD収録楽曲]
1.Wanna me
2.よるのあと -another night in chamber-
3.Wanna me (Instrumental)
4.よるのあと -another night in chamber- (Instrumental)
[BD収録]
adieu LIVE 2025 à la plume
adieu LIVE 2025 a la plume Behind the scenes
・初仕様付期間生産限定盤(CD ONLY)
品番:SRCL-13747
価格:¥1,500(税込)
[CD収録楽曲]
1.Wanna me
2.よるのあと -another night in chamber-
3.Wanna me (TV edit)
4.Wanna me (Instrumental)
5.よるのあと -another night in chamber- (Instrumental)
[封入特典(初回仕様限定)]
描き下ろしジャケットビジュアル絵柄スマホサイズステッカー
■アニメ情報
<TVアニメ「本好きの下剋上領主の養女」概要>
TVアニメ「本好きの下剋上 領主の養女」は、魔力を持つ貴族が支配する<エーレンフェスト>という街にて、書物なき世界で本作りに奮闘する主人公マインの物語である。彼女はその身に宿す強大な魔力を狙い様々な陰謀が忍び寄る中、大切な家族や仲間を守るため、領主の養女・ローゼマインとして生きる道を選び、日々奮闘する姿を描く、シリーズ累計1400万部を超えるビブリア・ファンタジー小説:香月美夜『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』(TOブックス刊)を原作とした作品である。
番組名:本好きの下剋上 領主の養女
放送枠:読売テレビ・日本テレビ系全国ネット 毎週土曜夕方5時30分 ※一部地域を除く
TOKYO MX 毎週月曜よる9時25分
AT-X 毎週火曜よる9時 ほか絶賛放送・配信中!
原作:香月美夜『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』(TOブックス刊)
番組公式サイト:https://booklove-anime.jp/
公式X:https://x.com/anime_booklove
(C)香月美夜・TO ブックス/本好きの下剋上製作委員会2026