舞台「戦国BASARA4 皇」ゲネプロレポート
舞台「戦国BASARA4 皇」キャスト勢揃い!
2016年1月21日から2月7日まで、東京はZEPPブルーシアター六本木、大阪サンケイホールブリーゼで開催される舞台「戦国BASARA4 皇」が先日初日を迎えた。初日開演前に行われた会見とゲネプロのレポートをお送りする。
「戦国BASARA」シリーズは2005年より株式会社CAPCOMからリリースされているスタイリッシュ英雄アクションゲーム。
歴史上の武将を大胆にアレンジし、今年10週年を迎え、現在までに11作のゲームが発売され、今年の夏には新作「戦国BASARA 真田幸村伝」の発売も予定されている。
舞台版も2009年から上演され、大好評のうちに今回が11作目、ゲーム最新作「戦国BASARA4 皇」の初の舞台化となる。
会見では今回がシリーズ初参加にて主演の伊達政宗を演ずる塩野瑛久は「僕自身も戦国BASARAはとても好きなゲーム、原作以上に素晴らしい物を作り上げられたら」と意気込みを語った。
塩野瑛久演ずる伊達政宗
内容はまさにスタイリッシュ&迫力のバトルアクション、塩野は戦国BASARA版伊達政宗のトレードマークでもある六刀流も華麗に披露、松村龍之介演ずる真田幸村との熱い友情と、ライバル心の燃え上がるさまを熱演。
松村龍之介演ずる真田幸村
幸村と政宗のライバル心が燃える
雑賀孫市を演じた護あさなはその恵まれたプロポーションを活かし、雑賀衆とともにフラメンコ風のダンスを見せ、更に銃を使ったアクロバティックなパフォーマンスで客席を魅了した。
雑賀孫市役、護あさな
情熱的なダンスも披露
同じく女性出演者となる川村ゆきえ演ずる鶴姫はそのあざと可愛さが爆発、今回の公演で鶴姫役100回を数える川村がいきいきと舞台上で演じているのが好印象だった。
川村ゆきえはとにかく可愛く、活き活きとしていた
川村とともに本公演で毛利元就役100回を数える小谷嘉一は安定の演技、元就のシンボルマーク的な武器である輪刀を見事に使いこなしていた、更に印象的な武器としては白又敦演ずる長宗我部元親の錨槍、男らしさ全開で振り回しつつ、花道から現れる長宗我部親衛隊によるアニキコールも楽しい見どころの一つ。
初日で毛利元就役100回を数えた小谷嘉一
白又敦はまさに「アニキ!」と呼びたくなる長宗我部元親
そして今作注目の登場人物、寿里演ずる千利休。侘助と寂助の2つの人格を持つ千利休をきちんと演じ分けしているのがとても印象的、声の出し方、表情まで違いが見え、寿里の演技へのこだわりが感じられた。
寿里の千利休は今回の見どころの一つ
悪役として登場する松田賢二演ずる松永弾正、毛利元就に対抗する長宗我部、政宗、幸村…壮大かつスタイリッシュなバトルの中で描かれる友情と信頼。
流石の貫禄、松永弾正役の松田賢二
11回めを迎えた舞台「戦国BASARA」シリーズは円熟の極みに達そうとしている。
舞台「戦国BASARA4 皇」は1月31日まで東京公演 Zeppブルーシアター六本木、2月5日から7日まで大阪 サンケイホールブリーゼにて上演中。