プロの実戦へ挑む、六年生の奮闘再び! 『ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行!』ゲネプロ&取材会レポート

レポート
舞台
アニメ/ゲーム
2026.10.10
ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行! 取材会より

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行! 取材会より

画像を全て表示(13件)


『ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行!』が2026年10月9日(金)、東京ドームシティ シアターGロッソにて開幕した。尼子騒兵衛の人気漫画『落第忍者乱太郎』、それを原作としたテレビアニメ『忍たま乱太郎』(略称:忍たま)の舞台版。本作は2026年5月~6月に上演された第16弾の再演となる。初日開幕前に行われたゲネプロ公演と取材会の様子をレポートする。

ステージ、客席ともに高低差のあるシアターGロッソ。三階建ての舞台セットには忍術学園の学園門がプロジェクションマッピングで投影されており、席に着いた瞬間から“忍たま”の世界へ。前説も行われるので、物語への没入準備の時間も含めてぜひ楽しみたいところだ。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

オープニングは立花仙蔵(湯本健一)、潮江文次郎(渡辺和貴)、中在家長次(新井雄也)、七松小平太(坂垣怜次)、食満留三郎(鈴木祐大)、善法寺伊作(反橋宗一郎)の忍術学園六年生によるナンバーから。力強いユニゾンはパワフルでたくましく、一気に会場の熱量を押し上げていく。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

いずれプロ忍者として活躍するため、学園外で就業体験(インターンシップ)を行うのが六年生の恒例行事。学園長の大川平次渦正(迫 英雄)が今年の就業先に選んだのは、トップクラスの実力を持つ「タソガレドキ忍軍」。敵か味方か定かではない謎の忍者隊だが、組頭である雑渡昆奈門(翁長 卓)の提案により、諸泉尊奈門(古賀 瑠)が忍術学園で研修することを交換条件に実現することになった。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

忍術学園の最高学年である六年生たちは実習の経験も豊富。自信満々にプロ忍者の任務に挑んでいくが……山本陣内(福井博章)や高坂陣内左衛門(北村健人)からの厳しい指導を受けながらも、挫けずに前を向いて強くなろうとする姿には心揺さぶられた。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

六年生が不在の忍術学園を守ることになった四年生の奮闘も描かれる。平滝夜叉丸(西岡諒佑)、綾部喜八郎(大谷 誠)、田村三木ヱ門(沖矢 悠)、浜 守一郎(秦 健豪)、斉藤タカ丸(吉田拓也)の個性がぶつかり合いながらも団結している様子が随所で光る。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

六年生や四年生の成長物語を軸としながらも、“忍ミュ”ならではのコメディパートも全開。忍術学園をひそかに探ろうとする尊奈門に対し、事務員である小松田秀作(輝山 立)の“チェック”がもたらす思わぬ化学反応には笑いが堪え切れなかった。一方、忍術学園とタソガレドキ忍軍の動向を知った宿敵・ドクタケ忍者隊では、驚くべき「力」を使った不穏な動きがあって……。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行! 舞台写真

忍術学園の面々が試練に立ち向かっていく場面では、怒涛の殺陣で手に汗握る展開に。その見応えは、再演にふさわしい完成度を突き詰めたカンパニーの熱意によるもの。パワーアップした第16弾の物語を何度でも体感したくなった。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行! 取材会より

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行! 取材会より

ゲネプロ公演後には取材会が行われた。登壇した立花仙蔵役の湯本健一、潮江文次郎役の渡辺和貴、中在家長次役の新井雄也、七松小平太役の坂垣怜次、食満留三郎役の鈴木祐大、善法寺伊作役の反橋宗一郎、高坂陣内左衛門役の北村健人、諸泉尊奈門役の古賀 瑠、小松田秀作役の輝山 立が意気込みなどを語った。

ーー六年生とタソガレドキ忍軍との関わりにおける見どころは?

湯本:六年生があるものを担ぐシーン。“疲れながら持つ”という芝居のために実際の重さを持ってみました。私もジムで(器具を使って)重さを体験しながらいっぱいスクワットしたので、それがお芝居に生かせれば。具体的にどこのシーンかというのは、実際にご来場いただき「このシーンだ!」と思っていただけたら嬉しいです。

渡辺:タソガレさんとのシーンが今回はちょっと増えました。厳しさだけじゃなく、愛のある教えが伝わってきていいなぁと。タソガレさんと六年生のシーンは楽しいので注目していただきたいです。

新井:再演で色濃く描かれているのが、インターンの修行の部分。六年生は他の弾だと活躍する場面が多いですが、今回はプロと忍たまとの違いを見せつけられています。ここで生まれるタソガレドキとの絆もチェックしてみていただけたら。

坂垣:タソガレドキ忍軍と関わることでプロの厳しさを味わう六年生のシーンが増えたのが、今回ならではの見どころ。高坂さん(高坂陣内左衛門)との殺陣シーンが変わっているので、そこも見ていただきたいです。

鈴木:インターンでの鍛錬を具体的につけてもらうシーンが再演では増えました。高坂さんや山本さん(山本陣内)に武器の使い方を教えていただいたことが、最後の殺陣に反映されるアクションになっているので、どういうことを言われてどう反映されたかを見ていただけたらと思います。

反橋:実際にプロの忍者隊を目の前にして、あと少しで卒業する僕たちの「この世界に入るんだ」っていう心境。セリフにはないんですけど、繊細なみんなのお芝居で描かれているので注目して見ていただきたいです。再演では高坂さんと仲良くなりまして、同じ飲み物を飲ませてもらえるというシーンが追加になっていまして、高坂さんと伊作の物語にも注目していただければ。

北村:再演ということで初演と比べて修飾されて豊かになったり、ソリッドに削ぎ落とされたりと変化はいろいろあるんですが、なかでもタソガレドキに修行に来る側がより多く描かれています。六年生だけでなく、タソガレドキも何を感じて何を得たのかを見届けていただけたら。

ーー今作でも小松田秀作と諸泉尊奈門のコンビが輝いていますが、再演ならではの変化やエピソードを教えてください。

古賀:新しい歌や物語の拡張、キャラクターの深堀りなどいろいろありますが、僕たちの関係性は深堀りすればするほどポンコツ度合いが増していくので(笑)。日数を重ねるごとに絆が固まっていって、よりチームワークが取れた連携プレーになっていると思うのでぜひ楽しみにしていただきたいです。

輝山:一番大きな変化は、初演であまりにも輝いたために再演ではついに取材会に呼ばれたところ(笑)。僕ら二人はさらにパワーアップしたシーンがありまして、楽曲がね?

古賀:(首を傾げ)……。

鈴木:あれって、二人の楽曲って言っていいんですか?

輝山:尊奈門さんの曲が追加されているのですが、果たして尊奈門さんだけの楽曲なのかどうかは……(笑)。全体的にわかりやすくなり、より濃くなっているエピソードもあるのでぜひ楽しんでいただきたいです。

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行! 取材会より

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾 再演 タソガレドキで忍者修行! 取材会より

ーープロの実力を目の当たりにする六年生たち。仕事や趣味などにおいて、皆さんが「これはすごいぞ!」「見習いたい!」と思った経験は?

湯本:幹山(恭市)さん。この座組で年齢が一番上ですが、毎朝劇場に入ると最初に(高低差のある)シアターGロッソの階段を上から下まで行ったり来たりしてからスクワットで締める……素晴らしい! 常日頃鍛えて、公演前にコンディションを確認することが、長く俳優を続けるためにだいじなんだなと毎回思っています。

渡辺:この作品を通じて、この時代に生きていた方々は本当にすごいなとこの作品を通じて感じています。この時代に自分が生きていたらと思うと、ぞっとするんですよ。一歩外に出たら死ぬかもしれない。命のやり取りというものを、この作品では高坂さんや山本さんたちが教えてくれる。すごいことですよ。

新井:アクションをする舞台への参加が増えてきているんですが、改めて忍ミュでの今井(靖彦)さんたちJAEのメンバーのすごさを感じています。他の舞台でやってきたものを持ち帰ってきてやってみるんですけど、すぐ(改善点に)気づいて教えてくださるんです。

坂垣:年配のお兄さん方が役者としてすごいなと思います。40代、50代になっても歌って踊る作品や戦う作品をやっていきたいなというのが自分のなかの目標。いつまでもバリバリ動ける先輩方がいるカンパニーになっているので、改めて一緒にやらせていただくなかで学ばせてもらって、刺激をたくさんいただいています。

鈴木:僕は最近筋トレにハマっていまして。一緒に湯本くんが筋トレしてくれていて、教えていただいているんですけど。嘘みたいな話ですが、筋トレの話になると彼は上手に話せるんです。

湯本:(笑)。

鈴木:タンパク質がどうとか、クレアチンがどうとか、機械のことも丁寧に教えてくれて。男としていい体にどんどんなっていきたいなと目覚めました。

反橋:橋本じゅんさんとミュージカルで共演したときに、場当たり中に「もし汗でマイク飛んだら、ハンドマイクはどこにありますか?」って質問されていたんです。不思議に思っていたら、実際に本番で主演の方がメインの曲のときにマイクが飛んでしまった。その瞬間にじゅんさんがハンドマイクで歌いながら出てきて、笑いに変えて繋いでくださった。常日頃から備えているんです。駆け出しのころに目撃したので、僕も見習って生きているつもりです。

北村:再演に出させていただくのは初めての経験。初演よりも稽古期間が短くて、台本も変化があったり楽曲が追加されたりしながらも、歴代のキャストやスタッフの皆さんは小さな変化にも大きな変化にもすぐ対応していた。“忍ミュ”カンパニーのチームワークのすごさを目の当たりにした再演でした。

古賀:小さい時からゲームが大好きで、3DS世代でありながらゲームボーイやファミコンでも遊んでいました。そのときからの英雄が、高橋名人さん。ボタンを連打するとき僕は擦ってしまって指を痛めてしまうんですが、高橋名人さんはちゃんと押しているんです。神だなぁと思っていますし、今でも憧れです。

輝山:初出しの情報なんですが……このたび、ギターを始めました。なんとその先生が鈴木祐大。プライベートのときに教えてくれるんです。こんな一面があったんだとビックリですし、みんな一つのことだけじゃなくていろいろなことができるんだなと思いました。かっこいいところを見ながら、学んでいきたいです。

今作はシリーズ最多となる全40公演。湯本は「絶対に繋いでいけるメンバーだと信じ合っているので安心して楽しんでほしいです」とカンパニーの信頼関係をアピール。「心躍らせながら、楽しみに劇場の席に着いてください。ご来場、心よりお待ちしております!」と熱く語った。

福岡公演は10月31日(土)から11月2日(月)までクラフティア劇場にて、大阪公演は11月7日(土)から15日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。
 

取材・文・撮影=潮田茗

公演情報

ミュージカル「忍たま乱太郎」第16弾再演 タソガレドキで忍者修行!

日程・会場 
【東京公演】2026年10月9日(金)~10月25日(日)東京ドームシティ シアターGロッソ
【福岡公演】2026年10月31日(土)~11月2日(月)キャナルシティ劇場
【大阪公演】2026年11月7日(土)~11月15日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール ※プレビュー公演含む 
※中止・変更を含む最新情報は公式サイトをご確認ください

出演
【忍術学園 六年生】
立花仙蔵:湯本健一  潮江文次郎:渡辺和貴  中在家長次:新井雄也
七松小平太:坂垣怜次  食満留三郎:鈴木祐大  善法寺伊作:反橋宗一郎
 
【忍術学園 四年生】
平滝夜叉丸:西岡諒佑 綾部喜八郎:大谷誠 田村三木ヱ門:沖矢悠 浜守一郎:秦健豪 斉藤タカ丸:吉田拓也
 
【忍術学園 一年生】
猪名寺乱太郎:山領真織 摂津のきり丸:西山遥都 福富しんべヱ:小石樹
 
【忍術学園 関係者】
大川平次渦正:迫英雄 土井半助:一洸 山田伝蔵:今井靖彦 小松田秀作:輝山立
 
【タソガレドキ忍軍】
雑渡昆奈門:翁長卓 山本陣内:福井博章 高坂陣内左衛門:北村健人 諸泉尊奈門:古賀瑠 押都長烈:田中幸介
 
【ドクタケ忍者隊】
稗田八方斎:幹山恭市 キャプテン達魔鬼:高橋光
俊鬼:伊藤俊 竜鬼:小笠原竜哉 来鬼:来夢 統鬼:川合立統
 
【アンダースタディ】
田中幸介
原作:尼子騒兵衛 著「落第忍者乱太郎」より アニメーション「忍たま乱太郎」
脚本・演出:其輪道哉
音楽監督・作曲:和田俊輔
振付:RYOJI
殺陣:高橋光
殺陣監修:今井靖彦

料金 
【東京公演】
SS席(前方5列) 13,000円
S席 11,000円
A席 7,000円
U-18限定席 5,000円
親子ペア席 12,000円
 
【福岡公演】
SS席(前方10列) 13,000円
S席 11,000円
A席 7,000円
U-18限定席 5,000円
親子ペア席 12,000円
 
【大阪公演(プレビュー)】
プレビュー公演SS席(前方7列) 11,000円
プレビュー公演S席 9,000円
プレビュー公演A席 5,000円
 
【大阪公演】
本公演SS席(前方7列) 13,000円
本公演S席 11,000円
本公演A席 7,000円
U-18限定席 5,000円
親子ペア席 12,000円
※全席指定・税込
※詳細は公式サイトをご確認ください

主催 
ミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会
 
に関するお問い合わせ 
【東京公演】
東京ドームシティ わくわくダイヤル
TEL:03-5800-9999 (平日10:00~17:00)
【福岡公演・大阪公演】
サンライズプロモーション
TEL:0570-00-3337 (平日12:00~15:00)
公演に関するお問い合わせ 
サンライズプロモーション
TEL:0570-00-3337 (平日12:00~15:00)
 
ライブ配信・ライブビューイング
ライブ配信
2026年10月17日(土) 13:00公演/18:00公演
2026年11月1日(日) 12:00公演/17:00公演
2026年11月15日(日) 13:00公演/18:00公演
ライブビューイング
2026年10月17日(土) 13:00公演/18:00公演
※詳細は公式サイトをご確認ください
 
 
(C)尼子騒兵衛/NHK・NEP
(C)ミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会
シェア / 保存先を選択