バニビ、ノルマ達成で解散危機回避「濃い半年を皆さんと一緒に過ごせた」
バニラビーンズ
バニラビーンズの最新シングル「女はそれを我慢しない / ビーニアス / lonesome X」と最新アルバム「バニラビーンズV」の合計出荷枚数が、グループ存続のノルマとして設定されていた1万5000枚に到達した。
エイベックスへの移籍に伴い、所属事務所から「移籍第1弾シングルおよび移籍第1弾アルバムの合計出荷枚数が1万5000枚に達成しなかった場合、グループを解散」という通達を受けたバニラビーンズ。2人は作品のセールスを伸ばすべく、いつも以上に精力的なリリースイベントを行ってきた。昨日2月19日時点での合計出荷枚数は1万4954枚。残る46枚は、本日2月20日に東京・渋谷マルイ8Fで行われたリリースイベントでの売り上げ枚数により決定することとなった。
イベントスペースには残り枚数をカウントアップする手作りのボードが用意され、アルバム「バニラビーンズV」購入者は加算枚数に応じた数字を手で貼り付けていく。レナとリサは購入者に直接CDを手渡ししながらその行方を見守った。合計1万4999枚になったところで会場内はどよめき、次の購入者へと視線が集中する。運命を握る購入者がその購入枚数を「2枚」と告げると、レナとリサは手を合わせて大喜び。購入者によりボードの数字は「15001」と書き換えられ、この瞬間、バニラビーンズ解散の危機は回避された。
CD販売のあとは、バニラビーンズによるミニライブのコーナーへ。特設ステージへと移動した2人は、最新アルバム「バニラビーンズV」からオープニングナンバー「Say Goodbye」を届けた。場内が大きな拍手に包まれる中、ステージ脇から登場した渋谷マルイのスタッフは、長身なメンバー2人よりも高い大きなくす玉を用意する。2人がくす玉を割ると、中からは紙吹雪とともに「合計15000枚達成!! ありがとうございます! バニラビーンズ」と書かれた垂れ幕が。さらに垂れ幕を裏返すと、「応援、ありがとうございました!」「これからもさらに頑張ります」という2人からのメッセージが現れた。
約5カ月間にわたり、存続ノルマを賭けて必死のプロモーション活動を展開してきたバニビの2人。レナは「濃い半年近くを皆さんと一緒に過ごせたなって思います。ノルマは本当に残酷なものでしたが、私たちが暗くなりそうなところを、皆さんに支えてもらって明るく楽しく乗り越えるイベントになったなと思います」と振り返り、リサは安堵の表情を浮かべつつも「実際、これを乗り越えてからが本当の試練の道だと思いますよ。リスタートを切るわけだから」と気を引き締める。2人の言葉を温かい表情で見守る観客に、レナは「いっぱい心配かけた分、これからはみんなに安心して毎日を過ごしてもらえるような活動をしていきたいと思います」と語りかけた。トークを終えると2人はさらに「ナイト・アンド・フライ」「女はそれを我慢しない」「ビーニアス」と3曲を披露。ラストの「ビーニアス」では、イベント冒頭にも目をうるませていたリサが再び感極まって涙を流す場面も見られた。
バニビの活動継続が決定したことにより、開催が仮決定となっていた3月18日の東京・東京キネマ倶楽部公演「バニラビーンズ ワンマンライブvol.9 ~Say Goodbye?さよならなんて云えないよ(仮)~」は、無事「(仮)」を取ったタイトルで正式に実施されることとなった。また明日2月21日には、本日と同じく東京・渋谷マルイ8Fイベントスペースで引き続きアルバム「バニラビーンズV」発売記念イベントが行われる。ファンはぜひ会場に足を運んで、2人に直接応援の声を届けよう。
バニラビーンズ ワンマンライブvol.9 ~Say Goodbye?さよならなんて云えないよ~
2016年3月18日(金)東京都 東京キネマ倶楽部