男山ケーブルの車内放送を向谷 実がプロデュース
京都府八幡市の八幡市駅から男山山上駅までを結ぶ、京阪電鉄のケーブルカー、男山ケーブルが、車内放送を4月29日(祝)からリニューアルする。
今回のリニューアルは、2月に男山山上にある石清水八幡宮が国宝に指定されたことと、2015年12月に男山ケーブルが60周年を迎えたことを記念して実施。
車内で流れる音楽を元カシオペアで、鉄道ファンとしても知られる音楽プロデューサーの向谷 実氏がプロデュース。商業施設のくずはモール(大阪府枚方市)の館内放送も担当し、同じく鉄道ファンの藤みさき氏のナレーションにのせ、通常時の他、正月と七五三の期間限定バージョンや、上り下り合わせ、6種の楽曲が車内で流れる。
向谷氏は、「七五三の時期に使用される曲を除く4つのバージョンは、邦楽器を使用することで、天空への“上り”、下界への“下り”を強く意識しました。左右のスピーカーから上り、下りに合わせた音の動きもある」とコメント。
さらに、車内にはBose製のスピーカーを4台設置し、音の広がりや立体感を演出するというこだわりぶり。ぜひ生で、その音を確かめてみてほしい。
5月4日(祝)には、石清水八幡宮で石清水灯燎華が開催されるのに合わせ、特別に正月と七五三の楽曲(上り下り)を、実際に走行するケーブルカーの車内で試聴できる、記念イベント(参加には記念乗車券の購入が必要※各回定員70人、全6回)を実施。
また、記念イベント当日は、「京阪電車発車メロディコレクション2016」(2300円)の先行発売をはじめとする、京阪電車オリジナルグッズ販売会も開催。加えて、男山ケーブルの夜間特別列車運行(21:30まで延長運転)も開催されるなど、鉄道ファンには最高の1日になりそうだ!【関西ウォーカー】