モダンスイマーズの新作、『嗚呼いま、だから愛』開幕!

レポート
2016.4.24
モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』

モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』


蓬莱竜太の作品を上演し、独自の世界を作り続けている劇団モダンスイマーズ。その新作『嗚呼いま、だから愛』が、本日から東京芸術劇場シアターイーストにて幕を開ける。
 
今回は混迷し混沌としている現代社会の中で、夫婦同士が戦い続ける愛憎劇。人はどこまで他者と理解しあうことができ、どこまで他者に求めることが許されるのか。そして愛とはなにか。物語の終わりに信じられる確かな愛が一つだけでも舞台に浮べられたら、という、現代の演劇界を牽引する蓬莱竜太の願いがこもった渾身作だ。
 
出演は、劇団員の古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、西條義将、そして唯一の女優・生越千晴に加え、ゲストに様々な舞台や映像で活躍する川上友里、太田緑ロランス、そして独特の存在感があり舞台は約10年ぶりとなる奥貫薫を迎えている。

今回も三方囲みの身近な距離で、且つ舞台には2人が住む1LDKを再現し、まるでドキュメンタリーであるかのように物語は展開していく。緊密で濃密なモダンスイマーズの空間を堪能できる作品だ。
 
モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』

モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』

その初日に先立って、21日に公開ゲネプロが行われ、作・演出で主宰の蓬莱竜太と、この作品が10年ぶりの舞台となる奥貫薫から、コメントが寄せられた。
 
【コメント】
 
蓬莱竜太
 
朝方ワールドニュースを見ながら僕が感じてしまったある感覚がこの作品づくりのきっかけになっている。セックスレスは善悪ではないが、ただその「質」を当事者同士で確認し合うことをしないのが殆どではないだろうか。
例えば凄惨な事件や無情な災害の様子をニュースで見た時、夫婦間の何か、その「質」を確認した人達がいるかもしれない。それは意識的に確認し合ったのか、図らずとも確認してしまったことなのか、ふと気づいてしまったことなのかもしれない。「悲劇」は国や人種だけでなく、人間レベルで連鎖しており、僕たちに影響を与える。暗いニュースばかりの毎日だが、その「悲劇」から確認したものが、次の朝、再び歩き出せる活力になっていることを願いたい。そういう祈りを込めた作品でもあります。
 
奥貫薫
 
私にとって、10年ぶりの舞台になります。いつかまた芝居に関わることが出来るなら、
本物の演劇の人たちと、本物の演劇の場で、と願っていたので、こうして、モダンスイマーズのみなさんと、芸術劇場に立てることを、嬉しく思っています。蓬莱さんの紡ぐ物語の中で過ごす時間が、とても幸せです。
人生はままならないことばかりだけれど、自分自身から逃れることは出来ない、でも、その傍らには、かならず愛があることを、どうぞ、確かめに、いらしてください。劇場で、お待ちしています。
 
モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』

モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』


〈公演情報〉

モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』
作・演出:蓬莱竜太
出演:川上友里(はえぎわ)/古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、西條義将、生越千晴(以上モダンスイマーズ)/太田緑ロランス/奥貫薫
●4/22~5/3◎東京芸術劇場シアターイースト
〈料金〉¥3,000 高校生割引¥1,000(※東京芸術劇場ボックスオフィスで前売のみ扱い 0570-010-296/休館日を除く10:00~19:00)(全席指定・税込)
〈お問い合わせ〉鳩森base 03-5413-4815(平日11:00~18:00)
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