レプロエンタテインメントが「浅草九劇(アサクサキュウゲキ)」を来春オープン

ニュース
舞台
2016.4.27
浅草九劇ちらし

浅草九劇ちらし


池内博之、長谷川京子、新垣結衣、羽田美智子、清水富美加、鄭義信らが所属する芸能プロダクションのレプロエンタテインメントが、創立25周年プロジェクトの一環として、劇場とホテルと飲食店の複合施設「浅草九倶楽部(アサクサココノクラブ)」を来年(2017年)4月に、東京・浅草ひさご通りにオープンする。
 
「浅草九倶楽部」とは、演じる人、創る人、観る人、暮らす人、通過する人、留まる人など、三者三様九重の個性が出会い生まれるエンタテインメントを“芸能の聖地”浅草から発信するプロジェクトとして、また、その場として、名づけられた。施設2階には「浅草九劇(アサクサキュウゲキ)」という劇場が設けられる 。
 
2017年のこけら落としYEARは、トップバッターとして『ベッド&メイキングス』が登場する。その舞台には川島海荷が出演することも既に決まっている。その他、『カンパニーデラシネラ』、『ONEOR8』、『子供鉅人』といった話題の劇団がラインナップされている。また、公式サイトでは2017年5月以降に公演が可能な劇団の募集が開始される。さらに、レプロエンタテインメント所属の若手俳優による公演も定期的に行われる予定だ。
 
(なお、ホテル、飲食店に関しては、今回初のホテル事業に進出するカフェ・カンパニー株式会社がおこなう。)
 
浅草九劇パース画

浅草九劇パース画


以下、レプロエンタテインメントから発表された浅草九劇の詳細を紹介する。
 
【コンセプト】
 
江戸の頃から芸能の聖地であった浅草。 この街で起こる全てのことが「芸の肥やし」となり、「エンタテインメント」を中心に人が繋がり、街も文化も育まれていった。 世界で活躍するエンタテインメントの創造をもっと!その思いを実現できるのは浅草しかない。 私たちレプロエンタテインメントは、 浅草から世界へと発信する劇場をつくります。
 
【メッセージ】
 
浅草九劇は、「人を育む」劇場です。 これから世界へ羽ばたこうとするエンタテインメントの才能たちにとって「ふるさと」となるような劇場です。 浅草九劇は、「演劇文化を育む」劇場です。 日本を舞台にうごめく数多の「小劇団」にとって、その才能を遺憾なく発揮することのできる舞台となるような劇場です。 浅草九劇は、「エンタテインメントを育む」劇場です。テレビ、ネットに続く第3のメディアでありながら、 絶対的原点である「ライブ=劇場」。 ライブを楽しむというエンタテインメントが、身近なものとして殻を破るきっかけとなる劇場です。 浅草九劇へようこそ。 エンタテインメントとともに、育成されてみませんか。あなたはきっと、急激にエンタテインメントの虜になる。
 
【施設概要】
 
2017年4月オープン予定『浅草九劇(アサクサキュウゲキ)』
計画地:東京都台東区浅草2丁目16番2、3
公式HP:http://www.asakusa-kokono.com/
※「浅草九俱楽部」及び「浅草九劇」に関するお問い合わせ
電話番号:03-5759-8009 アドレス:info_kyugeki@lespros.co.jp
 
【出演劇団の紹介】
 
<ベッド&メイキングス>
俳優・富岡晃一郎と脚本家・演出家の福原充則とによって、2012年2月に旗揚げされた劇団。「サルでもわかる哲学」をテーマに、矛盾だらけの世の中を、ちょっとだけ生きやすくすべく立ち上がった照れ屋の理想主義者、二人組。劇団名は、ベッド(劇場)をメイキングス(創る)に由来する。劇場のみならず、倉庫や野外、円形劇場など、上演会場と空間づくりにこだわりを強く持ち、劇的空間を求めて“旅”を続けてきた集団である。第1回公演『墓場、女子高生』(座・高円寺1)、第2回公演『未遂の犯罪王』(すみだパークスタジオ)、第3回公演野外劇『南の島に雪が降る』(潮風公園特設テント)、Timeless公演『サナギネ』(青山円形劇場)、第4回公演『墓場、女子高生』(東京芸術劇場シアターイースト)。http://www.bedandmakings.com
 

<カンパニーデラシネラ(Company Derashinera)>
小野寺修二主宰として2008
年設立。マイムをベースに身体性に富んだ演劇作品に取り組み、幅広い観客層の注目を集めている。国内外での公演活動の他、小中学校巡回公演等、次世代へのアプローチにも積極的に取り組んでいる。野外、美術館やアートフェスティバルなどへの参加も多い。白い劇場シリーズとして、2015年3月にドストエフスキーの小説をベースにした『分身』、2016年3月にアレクサンドル・デュマ・フィス『椿姫』を上演。http://onoderan.jp/website/
 

<ONEOR8(ワンオアエイト)>
田村孝裕、恩田隆一、和田ひろこ、野本光一郎、冨田直美、伊藤俊輔、山口森広の計7名で構成される劇団。1997 年に池袋の専門学校舞台芸術学院の演劇部本科の卒業の際に旗揚げ。2003年に初の新宿THEATERTOPSに進出。自転車店、中華料理屋、幼稚園の職員室など、ありふれた日常的空間を舞台に、登場人物の多くは地味でどこか弱さのあるキャラクターで、普段は目を向けられることの少ない者や弱き者を打ち消すことなく、たとえほとんどセリフのない役であっても、その内面の本質を見つめることを忘れない作風で高い評価を得ている。時にやさしく、時にあらわに、時に笑いをもって人間を描写し切なさややるせなさといった感情を紡ぎ出す会話劇は、その独特で柔らかな空気で客席を包み込む。現代の人間が持つ“狂気”や“影”の内面の部分もクローズアップしながら、「家族」や「仲間」などの在り方や存在意義を描いている。http://oneor8.net
 

<劇団子供鉅人>
05年益山貴司・寛司兄弟を中心に大阪で結成。関西タテノリ系のテンションと 骨太な物語の合わせ技イッポン劇団。団内公用語関西弁。人間存在のばかばかしさやもどかしさをシュールでファンタジックな設定で練り上げ、黒い笑いをまぶして焼き上げる。
生バンドとの音楽劇から4畳半の会話劇までジャンルを問わず、幅広く横断。過去三度のベルギー・フランスツアーや台湾公演など、海外公演も多数。14年より拠点を東京に移し、下北沢を中心に勢力拡大中。過去の主な公演。「where is crocodile?」(間JAPANフェス(ベルギー)lille3000(フランス)参加作品)「音楽劇・幕末スープレックス」(関西ベストアクト1位獲得作品)「音楽劇・HELLO HELL!!!」(フェスティバルトーキョー、ツドエmeets北九州参加作品)「逐電100W・ロード100Mile(ヴァージン)」(あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014、台北芸術大学関渡演劇祭参加作品)など http://www.kodomokyojin.com
 

シェア / 保存先を選択