舞台初挑戦の桜井日奈子に中山優馬らが「我ら、桜井親衛隊!」『それいゆ』公開稽古
『それいゆ』
6月1日(水)からZeppブルーシアター六本木で上演が始まる、中山優馬主演舞台『それいゆ』の公開稽古が同劇場にて行われた。
本作は、太平洋戦争の混乱期に雑誌「少女の友」の挿絵で戦時下の少女たちに夢と希望を届け、終戦後は「それいゆ」「ひまわり」の出版で焼け跡からの復興に生きる女性たちに光を与えた画家・中原淳一の半生を描いた作品。
すでに大阪公演を終え、いよいよ東京公演初日というタイミングの本日、公開稽古のあとに行われた記者会見の場に中山と、金井勇太、施鐘泰(JONTE)、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、桜井日奈子、佐土井けん太が登場した。
『それいゆ』施鐘泰(JONTE)、佐土井けん太、桜井日奈子、金井勇太
「稽古もたっぷりやらせてもらったし、大阪でいいスタートを切れたので、東京公演も楽しみ」と語る中山。大阪での反響は?との声に「自分で言っていいのかわからないけど、自信はあります!」と照れながらも胸を張った。
『それいゆ』
この日の公開稽古は中山の後輩・ジャニーズJr.がたくさん見学している中で行われた。「同じ事務所の人間として切磋琢磨してもっと上を目指していくために、刺激し合うこと、観てもらうことのはいいと思う」と語る中山。後輩たちに向けてメッセージを求められると「負けへんで~!」と笑顔。
『それいゆ』
一方、本作が初舞台となる桜井日奈子は、稽古中の出来事について、「<日奈子DAY>と呼ばれる一日があり、みんなで役や作品について深めていく作業をしたが、私がそこでパニックになったが、後で『おまえは一人じゃないよ!みんなで頑張ろう』と皆さんが言ってくれたのが嬉しかった」と語る。すると中山が「我ら、桜井親衛隊ですから!」と全力サポート!続けて「金井さんなんてもう親心みたいに…」と金井に話を振ると、金井も身をよじりながら「泣くな!頑張れ!」と再現し笑いがこぼれていた。
『それいゆ』
また、劇中で美しい歌声を披露するいう施鐘泰(JONTE)は、普段やっている歌とこの舞台での歌が異なるため、演出家に「辰吉丈一郎のような歌い方をしろ!JONTEな、こういってほしいんや」とボクシングのストレートパンチのような動きをされたという。「ドーンと突き刺さる歌い方をしてほしい、ということらしい。それができて褒められた。今までにない新しい自分にも出会えたような気がする」と語っていた。
『それいゆ』
公開稽古では、ただひたすらに「美しく生きる」ことに信念をもち、こだわり続ける中原淳一の心の葛藤や、中原のように美しく生きていきたいがそれが叶わない人々が生き生きと描かれていた。初舞台というが桜井の堂々とした演技、また師匠である中原を慕いつつも、中原のように生きていくことに苦悩する辰巳の演技に心惹かれた。ぜひ劇場で!
■日時・会場:
2016年5月26日(木)~29日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2016年6月1日(水)~5日(日)Zeppブルーシアター六本木
■脚本:古家和尚
■演出:木村淳(関西テレビ)
■出演:中山優馬、金井勇太、施鐘泰(JONTE)、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、桜井日奈子、佐戸井けん太 ほか
■公式サイト:http://www.ktv.jp/event/soleil